TOP> Echo Dot 第5世代レビュー!第4世代との違いは何?
スマートホーム
2025-03-23スマートスピーカーで人気のAmazon Echo Dot(エコードット)第5世代を購入しました。
正直なところ、これまでは「普通のBluetoothスピーカーでも良くない?」と思っていましたが、いざ使ってみると「なるほど、『スマート』とはこういうことか!」と感じることがたくさん見つかりました。
そんなスマートな魅力を伝えるべく、旧製品(第4世代)との比較をしながらEchoDot第5世代を使ってみた感想をお伝えしたいと思います。
Echo Dot 第5世代 | (旧製品)Echo 第4世代 | |
---|---|---|
価格(2024年5月時点) | ¥7,480 | ※公式サイトでは終売 |
サイズ | 100 x 100 x 89 mm | 100 x 100 x 89 mm |
重さ | 304g | 328g |
駆動方式 | 給電式 | 給電式 |
wifi接続 | デュアルバンド、802.11a/b/g/n/ac (2.4/5GHz) wifiネットワーク。アドホックモード (またはピアツーピア方式) のwifiネットワークには非対応。 | デュアルバンド、802.11a/b/g/n/ac (2.4/5GHz) wifiネットワーク。アドホックモード (またはピアツーピア方式) のwifiネットワークには非対応。 |
Bluetooth接続 | ○ | ○ |
オーディオ | 1.73インチスピーカー | 1.6インチスピーカー |
3.5mm出力端子 | ✕ | ○ |
タップジェスチャー | ○ | ✕ |
温度センサー | ○ | ✕ |
カラー | グレーシャーホワイト/チャコール/ディープシーブルー | グレーシャーホワイト/チャコール/トワイライトブルー |
スピーカーのドライバーが大型になった
旧世代よりも10%大きい44mm径のスピーカーを搭載しました。筐体サイズは変わらず、重さも若干軽くなったにもかかわらず、音質を向上させています。
タップジェスチャーで音楽の再生・一時停止が可能になった
本体の上部を「ポンっ」とタップすることで、再生・一時停止が行えるようになりました。おまけ程度の機能かもしれませんが、音声や物理ボタン以外で操作できるのは便利です。(特にながら作業している時など)
温度センサーが搭載された
アレクサアプリで「○○℃になったらエアコンを起動する」といったホームオートメーションを実現できます。
例えば近年悪化している猛暑の時期などでは、睡眠時に「○○℃でエアコンを起動、○○℃になったら停止」と設定しておけば、エアコンの効きすぎで体調を崩したり、暑すぎて眠れないといった悩みから解放されます。
「家のスピーカー、もうこれで良いじゃん」と感じるくらい高音質にびっくりしました。コンパクトでシンプルな筐体には想像できないくらいの実力者です。思いつく限りの音楽ジャンルの曲を流してみましたが、「オールジャンルなんでもこい」という具合で誰もが満足できます。
(曲ではないですが)特にPodcastなどのラジオを聴くのにおすすめです。例えばキッチンでお皿を洗っている時でも、低音がしっかりと鳴っているので普通の音量設定でも聴き取ることができます。音声操作が前提の製品なので、会話系の音作りには特にこだわっているんだろうなと感じました。
また、どこに置いても邪魔にならないデザインが好印象です。必要最低限の物理ボタンが備わっているので機能性もしっかりと担保されています。
これまでスマートスピーカーを避けてきたのは、音声操作の必要性をあまり感じていなかったことと、セットアップが面倒そうだなぁという理由です。
ですが、実際に箱から出してセットアップしてみると数分で完了できるくらい超簡単でした。Echo Dot からの音声とアプリによる指示に従ってポチポチするだけです。
そしてアレクサによる音声操作が実生活で結構使えます。ド定番の「明日の天気は?」だけでなく、料理をしている時のタイマー設定や、買い物リストをリマインド登録させたり、起きた時にトップニュースを教えてもらったり…。スマホではここまで音声アシスタントを使うことがなかったのですが、Echo Dot を購入したから圧倒的に利用する頻度が増えました。
スピーカー自体の音質が良いため、アレクサの声も聴き取りやすいことも理由の一つだと思います。
前述の使い方だけでなく、アレクサでスマートホーム機器を操作することができます。
例えばSwitchBot や Nature Remoなどのスマートリモコン(家中のリモコンを集約してアプリで家電を操作できる製品)と連携させることで、「アレクサ、テレビをつけて」が実現できます。
単なるスピーカーではなく、家中の家具・家電、その他のガジェットを操作する音声入力端末としての役割を持たせることができます。
気になる方はSwichBot記事でもご紹介しているので、チェックしてみてください。
【SwitchBotハブ2】何ができる?気になるスペックと機能を調べてみた | Prefetch(プリフェッチ)
ほぼ毎年のペースで製品改良を施しているAmazon Echo Dotは、必然的に音質や最新機能が盛り込まれています。そのため、スピーカーとしての基本的なスペックを重視している方や、近年話題のスマートホーム系のガジェットにも相性が良いです。
(※Google NestシリーズやAppleのHomePodが連携できないという意味ではありません。)
総合的に完成度が高くコスパも良いので、今買うならEcho Dot 第5世代を軸にEchoシリーズを検討するのが多くの方にとって満足できると思います。
Echo Dotのライバルとして真っ先に挙げられるのがGoogleのNest Miniです。同じような価格でGoogleアシスタントによる音声操作が可能です。
YouTube MusicなどのGoogle謹製のサブスクは、Echo Dotに対応していません。スマホやPCをBluetooth接続して流すしかないため、Googleのエコシステムにどっぷりつかっている方には少し不便に感じるかもしれません。その点、Goolge Nest Miniはスムーズに使用できるのでおすすめです。
ただし、2019年に発売されてからずいぶん日が経っているので、最新のEcho Dot 第5世代と比較すると音質を含め、スペックで見劣りする部分が出てきます。その点を考慮するべきでしょう。
以上、Amazonのスマートスピーカー「Echo Dot 第5世代」のご紹介でした。価格も手ごろで高性能なスペックなので、初心者におすすめの1台です。買って後悔することはないと思うので、ぜひ皆さんも購入してみてください。
ちなみに余談ですが、2台を並べて配置することでサラウンド効果を持たせることができるようです。映画やゲームで使えそうですね。私も2台目を追加購入しようか検討中です。