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Echo Dot 第5世代レビュー!第4世代との違いは何?

スマートホーム2025-11-16 に更新

「Echo Dot(第5世代)」は、Echoシリーズの中でも最も人気が高く、バランスの取れた定番モデルの最新版です。前世代から音質とAlexaの応答速度が大幅に向上し、さらに便利な各種センサーを搭載したことで、スマートホームの中心デバイスとしての役割を強化しています。

高音質化と多機能性を両立させた本機が、あなたの日常生活をどのように変えるのか、詳しく見ていきましょう。

高音質化とセンサーを搭載した、スマートホームの中心的モデル

手頃な価格とコンパクトさを維持しながら、前世代を凌ぐ高音質と、スマートホームを自動化するセンサー機能を備えた、最も完成度の高いスマートスピーカーです。

良いポイント
  • 大幅に強化された音質
  • 無指向性(360度)サウンド
  • Alexaの応答速度が向上
惜しいポイント
  • 旧世代からのユーザーには3.5mm端子の廃止が惜しい

Echo Dot 第5世代の基本スペック

Echo Dot 第5世代

(旧製品)Echo 第4世代

価格(2024年5月時点)

¥7,480

※公式サイトでは終売

サイズ

100 x 100 x 89 mm

100 x 100 x 89 mm

重さ

304g

328g

駆動方式

給電式

給電式

wifi接続

デュアルバンド、802.11a/b/g/n/ac (2.4/5GHz) wifiネットワーク。アドホックモード (またはピアツーピア方式) のwifiネットワークには非対応。

デュアルバンド、802.11a/b/g/n/ac (2.4/5GHz) wifiネットワーク。アドホックモード (またはピアツーピア方式) のwifiネットワークには非対応。

Bluetooth接続

オーディオ

1.73インチスピーカー

1.6インチスピーカー

3.5mm出力端子

タップジェスチャー

温度センサー

カラー

グレーシャーホワイト/チャコール/ディープシーブルー

グレーシャーホワイト/チャコール/トワイライトブルー

「Echo Dot(第5世代)」の特徴・メリット

劇的な音質向上と無指向性(360度)サウンド

「Echo Dot(第5世代)」では、スピーカー設計が根本的に見直されました。前世代より大きい44mm径のスピーカーを搭載し、ドライバーを再設計。これにより、低音がより豊かで深みのあるものになり、高音もクリアさが向上しました。さらに、球体デザインによる360度サウンドにより、音が部屋全体に均等に広がるため、リビングやダイニングのどこに置いても、空間全体を音楽で満たせます。

スマートホームの基盤となる「Zigbeeハブ」機能を内蔵

このモデルは、Wi-Fi以外のプロトコルであるZigbeeに対応したスマートホームハブを内蔵しています。これにより、Philips HueなどのZigbee対応スマート照明やセンサーを、別途ブリッジ(ハブ)を用意することなく直接接続・制御できます。

接続機器が増えてもWi-Fiルーターの負担を減らせ、スマートホームの拡張性と安定性を高めます。

高速化された処理能力と応答性

カスタム開発されたAmazonのAZ2 Neural Edgeプロセッサを搭載。これにより、Alexaの音声処理が向上し、ユーザーが話しかけてから応答が返ってくるまでの遅延が大幅に短縮されました。

特に連続した質問や複雑な定型アクションの実行時など、日常の利用シーンでストレスなくスムーズな対話が可能になっています。

「Echo Dot(第5世代)」を実際に使ってみた感想

デザイン

第4世代から続く球体デザインは、インテリアとしての完成度が高いです。ファブリック素材で覆われた外観は落ち着いた印象で、リビングや寝室に自然に溶け込みます。本体は304gと適度な重さがあり、コードの取り回しで位置がズレることもなく、安定感があります。

正面
正面
上部
上部
背面
背面
底部
底部

操作性

セットアップはAlexaアプリから電源を入れるだけで自動で認識され、非常に簡単でした。

操作性の核となるマイクの認識精度は非常に優秀です。部屋の隅や、音楽を大音量で流している状況下でも、「アレクサ」というウェイクワードを正確に聞き取ってくれます。そして、応答速度の向上が体感でき、質問やコマンドを伝えた後の間が短縮されたことで、より自然な会話に近いテンポでAlexaとのやり取りが可能です。

セットアップの手順
公式サイトより

音質

「Echo Dot(第5世代)」の音質は、小型スマートスピーカーの基準を一段引き上げたと言って間違いありません。

音楽鑑賞ではこのコンパクトなサイズ感からは想像できないほど、低音の量感と深みが増しています。中音域もクリアでボーカルが埋もれることがなく、カジュアルな音楽リスニングやBGMとして非常に高い満足度が得られます。360度サウンドのおかげで、部屋のどこにいても音が心地よく感じられます

ニュースやポッドキャスト、そしてAlexaの応答音声は、中音域がしっかり出ているため明瞭で聞き取りやすいです。

スピーカードライバーのイメージ図
公式サイトより

連携性能

アレクサでスマートホーム機器を操作することができます。

例えばSwitchBot や Nature Remoなどのスマートリモコン(家中のリモコンを集約してアプリで家電を操作できる製品)と連携させることで、「アレクサ、テレビをつけて」が実現できます。

単なるスピーカーではなく、家中の家具・家電、その他のガジェットを操作する音声入力端末としての役割を持たせることができます。

気になる方はSwichBot記事でもご紹介しているので、チェックしてみてください。

https://prefetch.jp/article/switchbot-hub2

「Echo Dot(第5世代)」はこんな人にオススメ

本格的なスマートホームを構築したい人

温度・モーションセンサーとZigbeeハブ機能により、照明、エアコン、換気などの自動化を、この一台を中心に行うことができます。

高音質と多機能をバランス良く求める人

コンパクトさを保ちつつ、部屋全体に広がる豊かな音楽を楽しみたい、そしてAlexaの応答性も妥協したくないユーザーに最適です。

メインのスマートスピーカーとして利用したい人

リビングや寝室など、家の中核となる部屋に設置し、タイマーやニュースだけでなく、音楽再生も高い頻度で行うヘビーユーザーにおすすめです。


「Echo Dot(第5世代)」は、そのサイズからは想像できない多機能性と高音質化を果たした、現行の小型スマートスピーカーのベストモデルと言える存在です。

単なる音声アシスタントの枠を超え、温度や動きを感知し、部屋の自動化を静かに実行する、真の意味で「スマート」な生活の基盤を提供してくれます。

FAQ

センサーはどのように活用できる?

Echo Dot with clockモデルで利用できます。温度センサーは、特に冷暖房の自動制御に役立ちます。また、モーションセンサーは、玄関や廊下など人の出入りが多い場所に設置することで、「帰宅したらただいまと言って照明がつく」といったルーティンを自動実行できます。

Zigbeeハブのメリットは何?

Zigbeeハブ機能により、対応するスマートホーム機器をルーターを経由せず直接接続できます。これにより、ネットワークがシンプルになり、Wi-Fiルーターの負荷を軽減し、スマートデバイスの応答速度と安定性が向上します。

複数のEcho Dotを組み合わせて使える?

はい、可能です。2台の「Echo Dot(第5世代)」をペアリングしてステレオ再生を楽しめます。また、家中の複数のEchoデバイスと連携させ、同じ音楽を流すマルチルームミュージック機能にも対応しています。

プロフィール画像

この記事の執筆者

みやちん

31歳ソフトウェアエンジニア。今は都内のIT系の企業で勤務。仕事がら自動化することが好きなので、スマートホーム系のガジェットを愛用してたりします。ブログの内容で質問などあったらXでDMいただけると回答できます!