TOP> 【SwitchBotとNature Remoの比較】どっちを買うべき?
SwitchBot(スイッチボット)とNature Remo(ネイチャーリモ)はスマートホーム市場において大人気ブランドです。
両ブランドの代表的な製品であるスマートリモコンは、家電製品をインターネットに接続し、スマホや音声アシスタントを通じて遠隔操作することを可能にします。
購入を検討する際には必ず候補として挙がるブランドなので、それぞれの看板製品を比較し、特徴を探ってみたいと思います。
製品比較の前に、前提知識として両ブランドの概要をチェックしてみましょう。
まずSwitchBotは中国の深圳発のスマートホームブランドです。
人気製品のSwitchBotハブ2だけでなく、多数のスマートホーム製品を展開しています。どの製品も1つ1つは手頃な価格なので導入しやすく、SwitchBotのエコシステムで家中の家具・家電をスマート化できる点が特徴的です。
詳しい内容は以下の記事で網羅的にご紹介しているので、興味を持たれた方はご一読ください。
※過去記事『SwitchBotとは?スマートホーム製品群を網羅的にまとめてみました』
Nature Remoは、日本発のブランドです。開発・製造・販売を行っている Nature株式会社 はNature Remoシリーズの他に、住宅の蓄電池や太陽光発電システムの稼働状況をリアルタイムで把握したり、電力使用量を効率的に管理できるデバイス「Nature Remo E」を主力製品として扱っています。
Nature Remoの場合は、SwitchBotのように多数のスマートホーム製品を扱っていない代わりに、他社製品との連携に重点を置いている印象です。スマートロックの「Qrio Lock」「mornin' plus」などが例に挙げられます。
SwitchBotと人気を争うブランドなので、スマートリモコンを購入検討する際にはどちらのブランドを選ぼうか悩まれる方が多いはずです。
そこで、両ブランドの代表的なスマートリモコンの基本スペックを比較してみましょう。
SwitchBot ハブ2 | Nature Remo 3 | |
---|---|---|
価格 | ¥8,980 | ¥9,980 |
本体サイズ | 80 × 70 × 23 mm | 70 x 70 x 18mm |
重量 | 63g | 40g |
赤外線送信最大範囲 | 30m | 10m |
エアコン設定同期 | ○ | ○ |
接続切断時の操作 | ○ | ✕ |
温湿度計 | ○(表示パネルあり) | ○ |
GPS | ○(ベータ版) | ○ |
照度センサー | ○ | ○ |
人感センサー | ✕(別売り) | ○ |
スマートボタン | ○ | ✕ |
Matter規格 | ○ | ✕ |
AIアシスタント対応 | Alexa, Google Assistant, Homekit, Siri Shortcuts, Smartthings | Alexa, Google Assistant |
2024年2月末時点での情報を表にまとめると上述の通りです。スペックの違いから読み取れるポイントは次の通りです。
若干お高めなNature Remo 3 の方が基本性能で優れています。特に各種センサーや赤外線のスペックはかなり充実している印象です。
一方、SwitchBot ハブ2はお手頃な価格で必要十分なスペックとセンサーを搭載し、別途必要に応じてSwitchBotの他製品を追加してもらうことで機能を拡張させることができます。
また、AIアシスタントではSwitchBotの方が対応範囲が広いため、音声操作のためのスマートスピーカーも選択肢が豊富です。
個人的には、総合的にSwitchBotハブ2に軍配が上がります。SwitchBotのエコシステムが充実していて、基本的な性能も十分に有しているハブ2を買って後悔することはほとんどないだろうと感じるためです。
また、外部連携に該当するAIアシスタントの対応範囲や、IoTの共通規格であるMatter規格にも準拠しているため、今後他社製品との連携も拡大していくことが期待されます。
そのため、スマートリモコンの購入を検討する際にはまずSwitchBotのハブシリーズをチェックしてみるのが良いと思います。
「カスタマイズとか面倒だし、他の関連製品を追加購入するのがだるい…」「家中全部をスマート化させる必要はない」と考える方には、基本性能が充実しているNature Remo 3 がピッタリです。
難しいことを考えず、高性能なスマートリモコンとシンプルで扱いやすいアプリでストレスなくスマートホームを楽しむことができると思います。
特にガジェットに対して苦手意識がある方にはおすすめかもしれません。
スマートリモコンで有名なSwitchBotとNature Remoブランドを比較してみました。
調べていて面白いなと感じたのでは、SwitchBotの創業者が「ベッドにいながら離れた家電を操作したい」と思ったことがアイデアのきっかけだった一方、Nature Remoの場合は創業者は電力をもっと効率的にしたい想いからスマートリモコンの開発に結び付いたようです。
同じ製品でも発想までのストーリーが違いっていて興味深いなと感じました。
どちらもこうした背景から生まれ、今やスマートホーム市場でトップを争う人気製品なので、興味がなかった方もぜひチェックしてみてください。