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【FlexiSpot昇降デスク比較】こういう場合はこれを買っとけ!

生産性

2024-06-02
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CONTENTS

  • デスクフレームと天板を別々に購入するメリット・デメリット
  • そもそもFlexiSpotで良いのか?
  • 利用目的別の最適なモデル
  • 昇降デスクとセットで揃えておきたいアイテム

昇降デスクブランドの代表格である「FlexiSpot(フレキシスポット)」ですが、デスクフレームだけで約10種類ほどの製品ラインナップを展開しています。(天板 + デスクフレームがセットになっているモデルも合わせるとさらに15種類ほど)

本記事では、これから昇降デスクを購入しようとしている方に向けて、昇降デスクのモデル紹介と、どのような目的の時にはどのモデルを買うべきかを解説していきます。

デスクフレームと天板を別々に購入するメリット・デメリット

そもそもですが、昇降デスクに限らず、デスクを買う時には天板とデスクフレーム(天板を支える土台の部分)を別々に購入するという選択肢があります。

別々に購入するメリットといえばやはり、天板を数多くの選択肢の中から選ぶことができるという点です。FlexiSpotだと現在11種類の天板を購入できるようになっており、それぞれでカラーバリエーションを持っているため、デスクフレーム・天板セットで購入するよりはるかに多くの選択肢から自分に合った昇降デスクを購入することができます。

一方で、そのデメリットはというと、セット購入に比べて組み立てが大変なことです。また、天板によっては高価なものがあるため、全体としての費用が高くなってしまうという点もあります。

FlexiSpotで展開されている昇降デスクのほとんどがデスクフレーム・天板別売りのモデルですが、一旦、セット売りの方を眺めてみて、気に入ったデザインのものがなさそうであれば、本記事で紹介する別売りのデスクフレームを見てみてはいかがでしょうか。

そもそもFlexiSpotで良いのか?

山善やIKEA、アイリスオーヤマなど、もちろん他の昇降デスクを販売しているブランドもありますが、多くの記事において、FlexiSpotへの評価が目立ちます。

他のブランドは昇降デスク以外の製品も幅広く提供している分、昇降デスクへの注力度合いは相対的に低い一方、FlexiSpotは昇降デスクがブランドの代表製品となっている(他にもチェアやベッドを展開している)ことを見ても、「FlexiSpotを購入しておけばまず間違いない」と言えるでしょう。

利用目的別の最適なモデル

昇降デスクの購入を検討する上で気になるポイントは主に以下の6つかと思います。

  1. 価格
  2. サイズ(デスクの幅や高さ)
  3. 重さ
  4. 耐荷重(どれくらいの重さに耐えられるか)
  5. 昇降時の音の大きさ
  6. その他機能性

FlexiSpotのWebサイトだと少々比較しにくいので、2024年1月現在展開されている製品ラインナップのスペックをまとめてみました。

ここに記載している価格は、あくまで昇降デスクの土台の価格であり、天板の値段は含まれていないのでご注意ください。

モデル名

価格

脚幅範囲(cm)

昇降範囲(cm)

脚段階

重さ(kg)

耐荷重(kg)

昇降方法

USB差し口

高さ記憶

高さロック

障害物検知

E7Q(Odin)

¥148,500

110~190

60.5~125.5

3段階

53.3

200

電動

×

×

E7H

¥63,800

110~190

63.5~128.5

3段階

34.9

160

電動

E7 Pro

¥61,600

110~190

60~125

3段階

33.6

100

電動

E7L

¥77,000

135~190

58~123

3段階

32.8

125

電動

E8

¥66,000

110~190

60~125

3段階

32.7

125

電動

E7

¥57,200

110~190

58~123

3段階

32.1

125

電動

×

EJ2 2.0

¥43,120

110~180

69~118

2段階

28.4

100

電動

×

EF1

¥28,336

85~129

71~121

2段階

19.6

70

電動

×

×

×

EG1

¥28,300

85~129

71~121

2段階

19.3

70

電動

×

×

×

×

H1

¥19,800

85~129

71~121

2段階

17.6

70

手動

×

×

×

×

最安で1万円台から最高で15万ほどのラインナップがあるので、利用目的別に最適なモデルをご紹介していきます。

ちなみに「脚段階」とは何かというと、「2段階よりも3段階の方が昇降時の動きが安定している」ということだけ理解しておけば問題ないかと思います。

安いモデルから試してみたいなら「EG1」か「EF1」

「実際、昇降デスクで立ち姿勢で仕事するのが健康にいいと言っても、継続できるかな・・・」

という不安がある方は、まずは安いモデルから試してみることをオススメします。

となると、「H1」「EG1」「EF1」あたりが候補になるのですが、H1は手動でレバーを回して高さ調整をする必要があるため、高さ変更にめんどくささを感じる不安があるのであれば、電動で昇降できる「EG1」か「EF1」を検討すると良いでしょう。「EG1」と「EF1」の主な違いは、高さ記憶ができるかどうかです。つまり、ボタンを一度押すだけで特定の高さ・低さまで調整してくれるということになります。

最安の天板が9,900円になるので、合計で3万円大後半で購入できます。

とりあえず無難なモデルを購入したいなら「E7」

ミドルクラスのモデルでいうと「E7」もしくは「E8」がオススメと言えます。

「E7」と「E8」の主な違いは、昇降パネルにUSBの差し口がついているかどうかなので、これが不要な方は「E7」を購入すると良いでしょう。 じゃあ、「E7 Pro」は何なんだというと、「E7 Pro」は他のモデルの足が「T字型」になっている中で唯一、脚の形状が「L字型」になっているモデルです。

L字型になっていることで、脚が壁に近いところに来るので配線を脚に沿わせて隠しやすいというメリットがあります。

より大きな天板を使いたいのであれば「E7Q(Odin)」

E7Q(Odin)は幅240cmまでに対応している唯一のモデルです。240cmというとかなり広いですが、部屋の広さにゆとりがあってデスクの広さにこだわりがある人は選択肢に入ってくるかもしれません。

また耐荷重も200kgと最もスペックが高いモデルとなっており、こちらも天板が広い分より多くのものを置いても耐えられる仕様になっています。

昇降デスクとセットで揃えておきたいアイテム

その他、昇降デスクとセットで揃えておきたいアイテムをご紹介します。

モニターアーム

基本的に昇降デスクは上下にしか動かないのですが、モニターがある場合、モニターがデスクに固定されていないとやや不安です。

FlexiSpotが提供しているものでもそれなりに安価なものがありますし、筆者はAmazon製のものを数年使っているのですが、これもかなり品質が高く満足しています。

FlexiSpot モニターアーム F8L/F8LBの商品画像

FlexiSpot モニターアーム F8L/F8LB

Amazonベーシック モニターアームの商品画像

Amazonベーシック モニターアーム

ケーブルトレー

蛸足ケーブルなどを天板の裏に配置するためのアイテムです。これがあることで、すべての充電ケーブルを床まで下ろす必要がなくなるので、配線がすっきりします。

FlexiSpot ケーブルトレー CMP027の商品画像

FlexiSpot ケーブルトレー CMP027

ケーブルダクト

どれだけケーブルトレーにまとめても、どうしても数本のケーブルは壁のコンセントに指す必要が出てきます。そういったケーブルをまとめてくれるのがケーブルダクトです。

FlexiSpotが出しているオシャレなダクトを購入しても良いと思いますし、Amazonではより安い価格で提供されているものがあり、こちらもオススメです。

FlexiSpot ケーブルトレーダクトの商品画像

FlexiSpot ケーブルトレーダクト

ケーブル収納スリーブの商品画像

ケーブル収納スリーブ

FlexiSpot各モデルのスペックを横断的に比較し、利用目的別におすすめのモデルをご紹介しました。筆者は昨年昇降デスクを購入し、リモートワーク時の30分のミーティングなどは立って参加したりすることで、気分転換をしていたりします。

昇降デスクは、確実にリモートワークのQOLを高めてくれるアイテムになるので、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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