今回はSwitchBotシリーズの一つである「SwitchBot見守りカメラPlus 3MP」を紹介していきます。製品群の中では高性能な部類でありながら、4,000円以下で購入できるコスパの良いアイテムを実際に使ってみたので、購入検討中の方は参考にしてみてください。
SwitchBot見守りカメラPlus 3MPは、低価格ながら高画質で優れたスマートホーム連携を実現する屋内カメラです。
特に「SwitchBot製品をすでに使っているユーザー」や「**Amazon Alexaユーザー」**にとって、コスパと統合体験の質が非常に高い選択肢と言えます。
価格(2025年12月時点) | ¥3,980 |
|---|---|
本体サイズ | 78 x 78 x 107 mm |
重量 | 195g |
画素数 | 3MP(300万画素) |
パンチルド回転範囲 | 水平方向360º、垂直方向115° |
音声 | 内蔵マイク、内蔵スピーカー |
Wi-Fi | 802.11b/g/n、2.4GHz |
対応OS | iOS 14.0以降、Android 6.0以降 |
対応スマートスピーカー | Amazon Echoシリーズ |
電源コネクタ | Type-C |
300万画素の高画質カメラで、人の顔もペットの様子も細部までクリアに確認できます。レンズは高光感度なので、特に明るい場所で映し出される画面はリアルで透明感すら感じます。
また、高感度センサーを内蔵し、受ける光を増幅して少ない光でもカラーで撮影します。街灯に照らされるリビングや常夜灯、ほんのり灯のつく寝室などの少ない光量下でも、環境によってはカラーでの監視が可能です。
加えて、赤外線ナイトビジョンにも対応しているため、真っ暗な場所でもクリアに映し出されます。
映像データはカメラ本体にmicroSDカードを差し込むローカルストレージとクラウドストレージの両方に保存できます。
ローカルストレージの場合、使用可能なmicroSDカードは最大256GBまでで、最長42日間連続撮影が可能です。月額費用を避けたいユーザーや、外部サーバーに映像データを置きたくないプライバシー意識の高いユーザーにとってありがたい機能です。
一方で、クラウドストレージの場合は過去30日分の映像データを無制限に保存可能ですが、月額か年額の課金制であり、高度なセキュリティや利便性を求めるユーザー向けのサービスです。
課金制のクラウドストレージのみの製品が多い中で、選択の余地があるのはユーザーフレンドリーな製品と言えます。

SwitchBotシリーズが出している各種センサーやスマートロックと連動させることで、家の防犯レベルを格段に上げることが可能です。
例えば人感センサーと連動させると人の出入りを検知してカメラが自動で作動し録画を開始します。
また、スマートロックと開閉センサーを連動させれば、外出を検知した際にカメラが自動で撮影を開始し、帰宅したらカメラがOFFになるような設定も可能です。
個人ごとのニーズに合わせて組み合わせをカスタマイズできるので、こだわりたい人にはとてもオススメです。
実際に購入して使ってみました。毎度感じることですが、箱を開ける時のワクワク感は何歳になっても変わらないです(笑)

こちらが本体です。フォルムはスマートスピーカーの様な形で白と黒のツートーンカラーです。裏にType-Cの差し込み口とスピーカーがあります。


底面が滑り止めが四箇所ついてあり、面積も大きいのでかなりの安定感があります。

こちらは付属品です。本体固定用のプレートとビスがついていますが、これは壁や天井に設置するときに使うと良いです。
通常の平たいところであれば非常に安定しているので、ペットやお子様の手の届かないところにおけば置くだけでOKです。

使い始めて真っ先に感じたのがこの機能です。僕はこれまでAmazonのRing Indoor Camを使っていたのですが、あちらは視点固定なので、見守り対象が動くと見えなくなってしまうという欠点がありました。
SwitchBot見守りカメラPlus 3MPはアプリ上の十字パットを操作することである程度視点を移動できるため、見守り対象を見失わずに済みます。動体検知と自動追尾機能もあるので、操作が手間な方はこれを使えば視点稼働範囲であれば勝手に合わせてくれるので、すごく便利です。

もう一つ嬉しかったのがこの機能です。AmazonのRing Indoor Camは音声操作やアプリ操作ではプライバシーモードにならず、わざわざ本体カバーを手動で閉じる必要があります。しかも開閉するごとに音が鳴るので、ちょっと煩わしく思っていました。

SwitchBot見守りカメラPlus 3MPはアプリ操作かスマートスピーカー経由の音声操作でプライバシーモードが起動するので、手動対応する手間が省けます。特に、見守り対象に付き添う必要がある時もその場を離れる必要がないので、とても便利です。もちろん、音もなりません(笑)

強いて弱点を挙げるとするならばこれです。2.4GHz帯のWi-Fi接続なので遮蔽物があっても大丈夫なのですが、距離があると画質が荒くなってしまいます。
特にナイトモードにすると顔が潰れて見えにくくなってしまうので、「見守りカメラとは?」となってしまいかねません。
Wi-Fiと設置箇所の間に電波の中継ポイントみたいなのを置ける人は関係ないのですが、難しい場合はWi-Fiの近くでの利用をオススメします。
他のSwitchBotシリーズを使っていて、見守りカメラを検討している方はこれ一択です。
一つのアプリで一元管理できれば手間が操作や確認の面で手間が省けますし、他のセンサー類やスマートロックとの連動もできるので無駄がありません。
特にSwitchBotのスマートリモコンを頻繁に使っている方は同じ部屋にセットすれば温度や湿度、部屋の様子を見ながら空調の調整ができるので、非常に便利です。
Amazon Echoでハンズフリー操作を多用する方にもおすすめです。特にEcho Showシリーズを使っている人は家事の途中で別の部屋の状況を瞬時に確認できるため、手が塞がっていても見守ることが可能です。
僕も使っていますが、プライバシーモードのオンオフがハンズフリーで対応できるのも地味に使えます。
手に取りやすい価格設定なので、どんな方でも候補になり得る製品です。機能は充実しているので、エントリーモデルとしてとりあえず使ってみて、良いと感じたら上位モデルを買ったりしても良いと思います。
おすすめは「部屋全体を斜めから見渡せる棚や壁際」と「出入口や動線が映る高さ」です。
上下反転表示にも対応しているため、天井付近から見下ろす設置も可能で、設置自由度は意外と高めです。
2.4GHz帯のWi-Fiのみ対応です。これは多くのスマートホーム機器と同様で、「電波の届きやすさ」「壁越しの安定性」を重視した設計になっています。
自宅のルーターがデュアルバンド(2.4GHz / 5GHz)対応の場合、初期設定時に 2.4GHz側に接続する必要がある点だけ注意しましょう。
簡単な声かけ用途であれば十分実用的です。ただし、音質はスマートスピーカーほどクリアではないので、あくまでも「確認・呼びかけ用」 と割り切るのが無難です。