
「スマートリモコンと言えばSwitchBot!」と評されるほど、スマートホームのハブとして絶大な人気を誇るSwitchBotのハブシリーズ。
高機能なスタンダードモデル「SwitchBot ハブ2」と、コンパクトで手軽なエントリーモデル「SwitchBot ハブミニ」のどちらを選ぶべきか、多くの方が悩むポイントです。
単なる価格差だけでなく、搭載されている機能や日々の使い勝手にも明確な違いが存在します。そこでそれぞれの特徴を深掘りし、比較検討することで、あなたのライフスタイルに最適なモデル選びをサポートします!
そもそもSwitchBotのハブシリーズは、自宅にある赤外線リモコンで動く家電(エアコン、テレビ、照明など)の操作信号を学習し、それらをスマートフォンアプリやスマートスピーカー(Alexa, Google Assistantなど)を通じて一元的に操作できるようにするスマートリモコン機能を中核としています。
この機能により、複数のリモコンをアプリに集約したり、音声で家電を操作したり、外出先から家電をコントロールしたりすることが可能になります。
「スマートリモコンといえばSwitchBot」という地位を確固たるものにした、高機能かつ完成度の高いスタンダードモデルです。
単に赤外線リモコンを集約するだけでなく、温湿度センサーや照度センサー、物理ボタンなどを本体に標準搭載しており、これによりスマートホームの核となるハブとして、高い性能と優れたコストパフォーマンスを実現しています。高度な自動化や家族での使いやすさを重視した、多機能な一台完結型の製品です。
こちらで詳しいレビューをまとめています!ぜひチェックしてみてください。
SwitchBotシリーズの中で最もコンパクトで安価なエントリーモデルです。その設計は、赤外線リモコンの集約という基本的な機能に徹底的に特化されています。
「まずはスマートリモコンというものを体験してみたい」「とにかく手軽にリモコン操作をスマホにまとめたい」というスマートホーム初心者の方に最適なモデルと言えます。
他社製品も含めて横断的に比較している記事もあります。ぜひチェックしてみてください。
SwitchBot ハブ2 | SwitchBot ハブミニ | |
|---|---|---|
価格(目安) | ¥9,980 | ¥5,980 |
カラー | ホワイト | ホワイト |
サイズ | 80 × 70 × 23 mm | 65 × 65 × 20 mm |
重さ | 63g | 36g |
物理ボタン | 2個(スマートボタン) | ✕ |
温湿度センサー | ○(表示も対応) | ✕(別売りの温湿度計と連携で可) |
照度センサー | ○ | ✕ |
本体ディスプレイ | ○(温湿度表示) | ✕ |
赤外線家電対応 | ○ | ○ |
スマートホーム連携 | Alexa / Google Assistant / Siri Shortcuts / IFTTT | Alexa / Google Assistant / Siri Shortcuts / IFTTT |
Matter対応 | ○ | ✕ |
「ハブミニ」は、手のひらにすっぽり収まる65mm四方という極小サイズと、わずか36gという軽さが最大の魅力です。物理的なボタンや温湿度を表示するディスプレイがない分、デザインが非常にシンプルで、設置場所を選びません。主張せずにお部屋のインテリアに自然に溶け込むため、「目立たせたくない」という方に最適です。
対する「ハブ2」は、「ハブミニ」よりも一回り大きく、前面にはっきりと温湿度を表示するディスプレイがあるため、あたかも「置き時計」のような存在感を放ちます。機能性を重視するか、コンパクトさを重視するかで選択が分かれます。

「ハブ2」は、単体で利用できる機能が豊富です。温湿度センサー・照度センサー標準搭載:部屋の環境(温度・湿度・明るさ)を把握し、それに基づいた自動化(例:28°Cを超えたらエアコンON)が可能です。そして現在の温湿度をディスプレイに表示し、パッと確認できます。

さらに本体に搭載された2つのボタン(スマートボタン)に、複数の家電操作を割り当てられます。スマホや音声を使わず、本体をタップするだけで操作を完了できます。
「ハブミニ」は赤外線リモコンの集約に特化しているため、温湿度や照度を測るには別売りのセンサーが必要です。手軽に高度な自動化を実現したい場合は、「ハブ2」の方が優れています。
機能が充実している「ハブ2」が約1万円であるのに対し、「ハブミニ」は約6,000円と、両者の間には約4,000円の価格差が存在します。「とにかく安く、自宅のリモコン操作をスマホや音声でできるようにしたい」という基本的な目的に絞るなら、「ハブミニ」のコストパフォーマンスは非常に高いと言えます。
一方、「温度や明るさといった環境をトリガーにして家電を自動で動かしたい」「本体でも手軽に操作できるようにしたい」といったプラスαの高機能や利便性を求める場合は、「ハブ2」が提供する充実した機能が光ります。結局のところ、この温湿度センサー、ディスプレイ、スマートボタンといった付加価値に4,000円の価値を見出せるかどうかが、どちらを選ぶかの重要な分かれ目になります。
温湿度や照度センサーが内蔵されているため、「温度が上がったらエアコンを動かす」「部屋が暗くなったら照明をつける」といった、ハブ単体での環境をトリガーにした自動操作を実現したい方に最適です。
本体のディスプレイで温湿度が確認でき、物理ボタンでスマホを使わずに操作できるため、ガジェットが苦手な方や家族が使う場合にも便利です。
将来的にスマートホームを拡張していきたい場合、スマートホームの共通規格であるMatterに対応している「ハブ2」がおすすめです。
まずはスマートリモコンがどんなものか試してみたい、という方に最適です。基本的なリモコンのスマホ集約、音声操作は「ハブミニ」で十分実現できます。
「リモコンをスマホで操作できればOK」「できるだけ安く済ませたい」という、価格を重視する方に最適です。
本体サイズが小さく、デザインがシンプルなので、リビングや寝室で主張せず置きたい場合に最適です。
ご自身の利用目的と予算、そしてスマートホームに求める機能のレベルに合わせて、最適なSwitchBotハブを見つけることで、快適なスマートライフを実現できるでしょう。