TOP> Ankerはどこの国?充電器から掃除機まで揃える中国発のハードウェアメーカー
モバイルバッテリ―や充電器でお馴染みの「Anker」。最近ではワイヤレスイヤホンを使っている人も多くみかけるようになりました。PrefetchでもAnkerの充電器やワイヤレスイヤホンの比較記事を執筆しています。
【目的別Anker充電器比較】こういう場合はこれを買っとけ!
【目的別Ankerワイヤレスイヤホン比較】迷ったときはこれを買おう!
家電量販店やオンラインストアでも常に人気ブランドとして目につく機会も増えましたが、そもそもAnkerはどんな会社でルーツがどこなのか、そもそも安い製品ばかりで本当に大丈夫なのかと思うこともあるかと思います。
今回はAnkerというブランドそのものを調査するとともに、充電器やバッテリー、オーディオ機器以外にどんな製品があるのかを紹介していきます。
社名 | Anker Innovations Technology Limited |
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日本法人名 | アンカー・ジャパン株式会社 |
事業内容 | スマホやタブレット・PC周辺機器、オーディオ機器、スマート家電の開発、販売 |
従業員数 | 4,000名以上(その内の約47%が研究開発職) |
顧客数 | 1億名以上 |
活動している国 | 100か国 |
設立して13年目のまだまだ若い会社ですが、中国のマーケットではすでに上場もしています。代表のスティーヴン・ユァンは元Googleの上級エンジニアであり、複数名の同僚と一緒に高品質で手頃な価格のノートPCの交換用バッテリーを市場に提供するため創業したという経緯です。
途中からスマートフォン向けのモバイルバッテリーや充電器などに路線を変更して現在のような形となり、世界でもトップクラスのシェアを誇るモバイル充電機ブランド「Anker」を確立しています。
当時はまだ新しいビジネスモデルであった「D2C」戦略を採用し、自社製品をオンラインストアで直接顧客へ販売していました。現在はそれを継続しつつ、Amazonを中心としたECサイトに公式ストアを開設して製品を販売したり、リアル店舗を作って販売したりと、マルチチャネルで展開しています。
全てのチャネルにおいて顧客と直接接点を持つようにしており、その根底には顧客体験をベースにしたものづくりを重視している会社です。レビューや問い合わせからくる顧客の潜在ニーズをくみ取った企画・開発を続けています。直近では日本でAnkerグループ製品の修理業務などを請け負う会社も設立しており、長期にわたる顧客接点を持とうと努力しています。
日本でも充電器やモバイルバッテリーをたくさん販売していますが、このプロダクトを通じた様々なコラボレーションを行っています。
例えばですが、災害時の避難所における緊急的な電源確保や携帯端末の充電などのサポート対応ができる協定を自治体と結ぶことで、民間企業としてのプレゼンスを高めています。
他にも、タクシー会社と提携して全タクシーにAnkerの充電ケーブルと特別ケーブルホルダーの設置を開始したり、ネット印刷企業のラクスルと提携して充電器やモバイルバッテリー、オーディオ機器に対してオリジナルデザインを印刷してノベルティとして配布できるようにしたり等、コラボレーションを通じて消費者に対する利便性向上と自社製品の宣伝活動を効率よく行っています。
日本では充電器やモバイルバッテリーでお馴染みの「Anker」とオーディオ機器全般のブランド名である「Soundcore」の2ブランドがかなり浸透していますが、実はそれ以外にも展開しているブランドがあります。Prefetchの記事ではすでにAnkerの充電器とSoundcoreに関する比較記事が出ているので、今回はそれ以外の3ブランドを最後に簡単に紹介します。
日本では206年9月から展開しているブランドであり、ロボット掃除機の販売からスタートしました。操作が簡単なエントリーモデルから、 AIを搭載したプレミアムモデルまで揃えてあり、価格も16,990円(税込)から99,990円まで幅が広いです。
その他、セキュリティカメラや体重体組成計、過去記事である「【スマートタグ】AirTag・Tile・Eufyどれがおすすめなのか比較しました」で紹介した紛失防止トラッカー等、徐々にラインナップが増えています。
日本では2020年8月から展開しているスマートプロジェクターブランドです。代表製品であるNebula Capsuleの最新モデルはジュース缶サイズであるにも関わらず、音響はDolby Digital Plusと高性能。
また、Google TVが入っているので大抵の動画配信サービスもこれ1台を投影すれば視聴可能な一品です。いつでもどこでも最高の環境でエンタメが楽しめます。
2023年2月にMakuakeを通じて発売された最新掃除機ブランドです。「水ぶき」「吸引」「スチームがけ」を両立させた最強掃除機ということで、テレビの取材もされている注目の製品です。まだ2種類しか展開されていませんが、今後のラインナップに注目です。
今回はAnkerという会社と展開する様々な製品の紹介を行いました。日本での取り組みや製品に対する向き合い方をみると、非常に信頼性の高い企業だということがわかりました。
また、掃除機にかなり力を入れており、並々ならぬこだわりを感じるのが意外な発見でしたが、同時にAnkerの魅力がさらにあがったと考えています。
是非、色々な製品を手に取って、実際に試してみてください。