TOP> Kindle Paperwhite 12世代レビュー!3ヶ月稼働する最強デバイス
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2025-05-042007年11月に誕生したAmazonのKindleシリーズは、紙媒体とデジタル媒体の読書文化を変えた画期的なデバイスとして世界中で注目されました。発売からすでに約18年が経過していますが、今でも改良が重ねられ、新しい読書体験を提案し続けています。
今回はKindleシリーズの1つである「Kindle Paperwhite」の紹介をします。2024年に第12世代として6度の改良を施されました。現行モデルにはどんな特徴があるのかを実際の使用感を含めて書いていきます。
価格(2025年5月時点) | ¥27,980 |
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画面サイズ | 7インチ |
サイズ | 176.7 × 127.6 × 7.8mm |
重さ | 211g |
解像度 | 300ppi |
フロントライト | LED 17個 |
容量 | 16GB(端末本体に数千冊保存可能) |
充電時間 | 2.5時間 |
カラーバリエーション | ブラック |
対応ファイル形式 | Kindleフォーマット8(AZW3)、Kindle(AZW)、TXT、PDF、保護されていないMOBI、PRCに対応。PDF、DOCX、DOC、HTML、EPUB、TXT、RTF、JPEG、GIF、PNG、BMPは変換して対応 |
同梱内容 | USB-C 充電ケーブル、説明書 |
ワイヤレス充電 | × |
防水機能 | ○ |
明るさ自動調整機能 | × |
色調調節ライト | ○ |
自動画面回転機能 | × |
7インチというのは漫画やビジネス書とほぼ同じサイズです。重さは211gですが、漫画が平均200g、ビジネス本が平均300〜350gと言われているので、漫画と比べるとほぼ同等、ビジネス本と比べると軽いというのがわかります。
書籍はAmazonやkindleのアプリで購入すればすぐ読めますし、Kindle Paperwhite本体とAmazonのアカウントを連携させれば、本体から直接購入することも可能なので、非常に手軽です。
前モデルと比べてページめくりが25%速くなり、これはシリーズ最速です。実際に使うとわかるのですが、書籍の選択や設定で画面を切り替える時はスマホ並みに早いです。
また、ページをめくる際も非常に早く、もっさり感もありません。もはや紙の書籍のページめくりよりも早い気がしています。
画面の明るさ設定にもよりますが、デフォルト状態の明るさでフル充電すると、最長で3ヶ月間連続で稼働します。1年で4回しか充電しないというのはかなりのパフォーマンスです。読書という性質上、良い展開の途中で電池切れになるとかなりの興醒めになるので、これは非常に心強いです。
ちなみに、通常のkindleは1ヶ月半でバッテリー切れになるので、かなりの差別化ポイントです。
IPX8等級の防水機能であるため、水がかかっても壊れませんし、バスタブに落としてしまってもすぐに拾い上げれば問題ありません。
お風呂タイムに読書をする方も多いと思いますが、紙媒体だとかなり気を遣いますし、落としたらアウトです。スマホも同様で、水がかかるくらいなら問題なさそうですが、バスタブに落とすリスクを考えると、持ち込むには勇気がいります。
それらを考えると、Kindle Paperwhiteはお風呂タイムの読書を快適にするための必須アイテムと言えそうです。
本体画面は紙のようなざらざら食感です。まるで本物の書籍を読んでいるような感覚となるため、没入感がすごいです。保護フィルムを貼るとこの感じがなくなるので注意が必要です。
本体背面はマットな質感で洗練されています。Amazonの矢印ロゴが薄く刻印されているのがワンポイントです。
電源が入るとトップ画面が写り、書籍の検索ボックスや購入済みの書籍、おすすめ書籍の表示が出てきます。
書籍を選択すればすぐに読書の開始が可能となります。
さらに読書感を出したい方はカバーをつけてみましょう。写真はアクセサリー屋さんが制作したものですが、Amazonの純正品も売っています。
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他にも読書が楽しくなるアイテムは多数あるので、気になる方はこの記事をチェックしてみてください。
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地味に嬉しかったのがフラットベゼルだったことです。画面とベゼルに段差がある場合、長時間持っていると手が痛くなって持ちにくくなりますし、手汗や垢がベゼルの隙間に入り込んで不衛生になりがちです。
フラットベゼルであれば段差の角がないので手は痛くなりませんし、読み終わった後に画面をさっと一拭きすれば清潔感を保てるため、常に新品のような感覚で使える心地よさがあります。
通常のKindleにはない機能のひとつである色調調節ですが、読書する上では意外と重要です。まず、何も調整しない状態だと通常の白い紙のような見え方をします。
続いて色調を全て最大値にすると、いわゆる「暖色」状態になります。夜の読書に最適なリラックスできる色です。
これを自分好みにカスタマイズするのですが、Kindle Paperwhiteはただ調整するだけでなく、設定した色の暖かさを手動タイマー式で切り替える機能があります。一度セットすれば決められた時間で色が変化するので、常に最適な状態で読書を楽しめます。
もちろん、日の出と日の入りで自動切り替えする機能もあるのですが、あまり好みの色合いではなかったのと、個人的に暖色状態の画面はお風呂後に見るのが好きなので、このような微調整機能はとてもありがたいです。
これは仕方がないことなのかもしれませんが、動作は全てカクカクとした感じです。読書中はページめくりを再現していて良いのですが、メニュー画面で下までスクロールする際は画面を何度も指で動かさないと反応しないので、ちょっと面倒くさいと感じてしまいます。
この部分にストレスを感じる人はスマホやタブレットで読めばいいのですが、そうすると今度は読書のような質感がなくなるので、現時点では一長一短な状況です。
以上のような特徴を持った「Kindle Paperwhite」ですが、個人的にはこんな人におすすめと言えます。
もちろん、通常のKindleにも良さがありますし、実際に画面に書き込みができるKindleシリーズも存在しています。興味のある方は以下の記事をチェックしてみてください。
Kindleシリーズのおすすめ4選!実際に比較して自分にあうものを買ってみよう!
今回はKindle Paperwhiteの紹介をしてみました。個人的には本嫌いな人が本好きになるきっかけとなるガジェットだと思っています。本の質感を極限まで再現しつつ、スマホで調べ物をしている感覚で読書ができるため、読書っぽくない読書が実現できます。
気になる方は是非チェックしてみてください。