TOP> 【Anker Nano Ⅱ 65Wレビュー】圧倒的コンパクトなPC充電器
充電器
2025-03-23段ノートPCをバッグに入れて持ち運ぶ方は、充電器の持ち運びがストレスになっている方も多いのではないでしょうか。
あの洗練されたプロダクトが売りのAppleが提供するMacでさえ、付属の充電器はお世辞にもコンパクトとは言えず、明らかにバッグの重さに影響してくるため、できれば持ち運びたくはありません。
本記事では、そんな「充電器デカすぎる重すぎる問題」に頭を悩ましている方に向けて、AnkerのPC充電にも対応したコンパクトな充電器「Anker Nano Ⅱ」をご紹介します。
価格(2024年4月時点) | ¥4,490 |
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サイズ | 約44 × 42 × 36 mm |
重さ | 約112g |
出力ポート数 | 1つ(USB Type-C) |
カラーバリエーション | ブラック・ホワイト |
最大出力 | 65W |
今回、カラーバリエーションはブラックのものを購入してみたのですが、側面はマットな質感、正面(ポートがある面)はアルミっぽい素材になっており、手に取ってみたくなるような洗練されたデザインです。
コンセントの部分は折り畳める形式で、よりコンパクトに収納できるデザインになっているのが嬉しいポイントです。
Anker Nano Ⅱがどれくらいコンパクトかつ軽量化を理解するために、一般的な充電器として ThinkPad x1-carbon付属の充電器とMacbook Air付属の充電器を引き合いに出して比べてみましょう。
Nano Ⅱ 65W | Macbook Air | ThinkPad X1 Carbon | |
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サイズ | 44 × 42 × 36 mm | 100 x 97 x 32 mm | 85 x 35 x 30 mm |
体積 | 66,528 mm³ | 310,400 mm³ | 89,250 mm³ |
重さ | 112g | 210g | 219g |
最大出力 | 65W | 70W | 45W |
体積や重さをみても一目瞭然ですが、念のため上記3つのサイズを可視化して比較してみました。
Nano Ⅱ が圧倒的にコンパクトであることが分かります。
では、なぜこんなに小型化に成功しているかというと、それはAnkerが独自開発している「GaN」という技術によるものだといえます。
この技術をいろいろ省いて簡単に説明すると、そもそも充電器は電力会社から供給される電力を、充電対象のデバイスに橋渡しする際に、交流電流(AC)から直流電流(DC)に「変換」しています。
この「変換」をするために従来の充電器は、「シリコン」ベースの半導体を使っていました。しかしAnkerはこれを「窒素ガリウム」を活用することによって、変換効率を高め、小型化に成功しました。
一般的なノートパソコンの充電に必要な出力は45Wから65Wと言われており、そういう意味では、Nano Ⅱ 45Wでも充電はできるのですが、やはり少し物足りなさはあるでしょう。
価格も500円程度しか変わらないので、65Wの方を購入することをオススメします。
大きすぎる出力でスマートフォンなどの小型デバイスを充電しても壊れないのかという不安を持つ方もいるかもしれませんが、USB Power Delivery (PD) という規格に対応しているため、デバイスが受け入れ可能な電力に自動調整されるようになっています。
基本的にAmazonでも星5つの評価が大半で、ほとんどの購入者がその性能に満足しているようです。平均スコアは驚異の4.7で、星1をつけている人は全体の1%しかいません。
Ankerの独自技術による製品ではありますが、「安定している」というレビューが多くみられ、安心して使うことができそうです。
最後に、Anker Nano Ⅱ 65Wは以下のような方にオススメできる製品だと言えます。
バッグの中をよりシンプルにするためにもぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか?