TOP> 快適な睡眠をサポート!寝ながらイヤホンのメリットと選び方
ワイヤレスイヤホン
2025-03-28近年、より快適な睡眠を求めるユーザーの間で、「寝ながらイヤホン(別称:寝ホン)」と呼ばれる特殊なイヤホンへの関心が高まっています。
単に音楽を聴きながら眠るためだけでなく、睡眠の質の向上や騒音の遮断、リラクゼーションの促進など、多岐にわたる目的で使用されています。
本記事ではこのユニークなイヤホンを詳しくご紹介します。
一般的なイヤホンとは異なり、寝返りを打ったり横向きに寝たりしても外れにくく、耳に圧迫感や痛みを感じにくい構造が特徴です。通常のイヤホンと寝ながらイヤホンを区別する最も重要な要素です。
また、多くの寝ホンは通常のイヤホンよりも小型で、柔らかい素材が使用されています。また、リラックスしやすいように、自然な音質に調整されているモデルも存在します 。
寝る前にリラックスするために音楽やASMRを聴く方は多いですが、スピーカーではなくイヤホンを使うことで、より集中して音を楽しめます。特に寝ながらイヤホンには以下のようなメリットがあります。
心地よい音楽・自然音・ASMRを聴くことによってストレスを軽減させることで入眠がスムーズになり、より質の高い睡眠を得られる可能性があります 。
一部のモデルでは、設定した時間になると徐々に音量をフェードアウトさせるスマートな音楽再生機能が備わっているので、より一層睡眠の質を高めるのに役立ちます。
パートナーのいびき、近隣の騒音、旅行中の騒音など、さまざまな騒音を効果的に遮断できます 。特にカナル型やノイズキャンセリング機能を搭載したモデルはその効果が高いです 。
例えば木造アパートや防音効果の低いマンションでは隣室の騒音だけでなく普通の生活音によってストレスを増やす可能性があります。その場合は耳栓以外の選択肢として寝ながらイヤホンが有効です。
考慮したいポイントは以下の通りです。通常のイヤホンと異なる視点が存在するので、ぜひチェックしてください。
睡眠中に使用するため、軽量設計で柔軟な素材(特にシリコン製)が使用されていること 、適切なイヤーチップのタイプ(カナル型またはインナーイヤー型)とサイズが重要です。
特に横向きで寝る場合は、イヤホンのハウジングが平らであるか、耳からあまり突出しないロープロファイル設計であると枕との接触による圧迫感を軽減し、快適な睡眠をサポートします 。寝ながらイヤホンを選ぶ上で、これらが最も重要なポイントです。
周囲の騒音が気になる場合は、ノイズキャンセリング機能の有無も重要なポイントです。特にアクティブノイズキャンセリング(ANC)が備わっていると、電子的な処理によって外部の騒音を打ち消す仕組みなので特に低周波の騒音に対して有効です 。
また、一部のイヤホンには、ホワイトノイズなどの環境音を再生して騒音を低減させる機能も搭載されています。
寝ながら使用する場合、過度に低音が強調されたり、シャープすぎる音質は、リラックスを妨げる可能性があるため、バランスの取れた自然なサウンドプロファイルが推奨されます。
一部のモデルは、ASMRやオーディオブックなどの音声コンテンツを聴きやすいように特別に調整されています。
寝ながらイヤホンは様々なメーカーから販売されており、価格帯も機能も様々です。ここでは、個人的におすすめしたい寝ながらイヤホンをご紹介します。
まず基本スペックを比較して表にすると以下の通り。前述の選び方ポイントと照らし合わせてチェックしてみてください。
Anker Soundcore Sleep A20 | 1MORE Sleeping Earbuds Z30 | GEO 寝ながら完全ワイヤレスイヤホン | |
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価格(2025年3月時点) | ¥16,990 | ¥10,800 | ¥2,178 |
カラーバリエーション | サンドベージュ | ホワイト | ブラック / ホワイト |
サイズ | 66 × 66 × 29mm | 60 × 30 × 38.5mm | 60.5 × 41.7 × 26.2mm |
重さ | イヤホン(片耳):3g、 ケース:53g | イヤホン(片耳):2.7g、 ケース:34g | イヤホン(片耳):3.4g、 ケース:30.5g |
ノイズキャンセリング | △(ノイズ低減機能あり) | ✕ | ✕ |
対応コーデック | AAC、SBC | AAC、SBC | AAC、SBC |
再生可能時間 | 10時間 / 55時間(単体 / ケース込み) | 6時間 / 24時間(単体 / ケース込み) | 1.5時間 / 6時間(単体 / ケース込み) |
睡眠時間をサポートする完全ワイヤレスイヤホンで、高い遮音性と快適なつけ心地が特徴です。人間工学に基づいた立体的なデザインと柔らかい素材のイヤーチップが採用されており、快適なつけ心地と遮音性を実現しています。片耳約3gの軽量設計とコンパクトサイズで、長時間の装着でも疲れにくく、寝返りを打っても快適に使用できます。
イヤホン本体のみで最大10時間、充電ケースと合わせて使うと最大55時間の音楽再生が可能。(Bluetoothモード使用時)睡眠状態をモニタリングする機能も搭載されており、入眠時間、寝返りのタイミング、体勢、睡眠時間を記録します。専用アプリからは、アラームの設定やサウンドの停止タイミング、ノイズの繰り返し再生などが可能です。
また、事前にイヤホン本体に音楽を転送することで、Bluetooth接続なしでも使用できる睡眠モードも搭載されています。Soundcoreアプリの「イヤホンを探す」機能を使えば、Bluetoothの接続範囲内にあるイヤホンの場所を音を鳴らして知らせることができます。
実は前世代モデル(A10)を詳細にレビューして記事にまとめています。Anker Soundcore Sleepシリーズの要点が掴めるので、合わせてチェックしてみてください。
【Soundcore Sleep A10レビュー】睡眠時利用に特化したイヤホン
片耳わずか2.7g、厚さ7.5mmで、特に横向きで寝る人にとって快適な装着感を実現しています。抗菌性イヤーチップで衛生面を保ち、就寝中の動きにも耐えられるようしっかりとフィットします。最大24dBの消音機能を備え、専用アプリから音楽モードとヒーリングモードの2つのリスニングモードにアクセスできます。
ヒーリングモードでは、風や自然の音など、30種類のカスタマイズ可能なリラックスできる音が再生され、睡眠を助けます。音質性能ではiOSデバイスで高解像度オーディオに対応したAACコーデックに対応しています。製品仕様には、ヒーリングモードで最大32時間、音楽モードで最大24時間駆動するなど、バッテリー寿命の長さも含まれています。
GEO 寝ながら完全ワイヤレスイヤホン
一時期ネットメディアでも話題になったゲオの寝ながらイヤホン。横になっても耳が痛くならないように、柔らかい素材を使用しており、耳に優しくフィットするインナーイヤー型で、遮音性が高いため耳栓代わりとしても使用できます。ハウジングには耳に優しい特殊なシリコンが採用されています。
また、DSP+ENCデュアルマイクを内蔵しているため、クリアな通話品質を実現し、テレワークやリモート会議での使用にも適しています。動画視聴の際に発生する映像と音のズレを低減する低遅延モードも搭載されており、ゲームや動画をストレスなく楽しむことができます。
そしてなにより圧倒的に安い。恐らく他の2製品よりも耐久性やビルドクオリティは劣るはずですが、「寝る時だけ使う」「壊れたら買い替える」感覚で運用するなら、試しに買ってみるのもありです。
寝ながらイヤホンは、快適な睡眠やリラックスタイムをサポートしてくれる便利なアイテムです。自分にぴったりの寝ながらイヤホンを見つけて、快適な睡眠を手に入れましょう。