TOP> Garmin(ガーミン)のスマートウォッチを比較!目的別おすすめのモデルは?
スマートウォッチ
2025-01-27Garminのスマートウォッチは、スマートウォッチ市場の中で専門性の高いスポーツ・アウトドアウォッチのリーダー的存在として確固たる地位を築いています。
今回は、そんなGarmin(ガーミン)のスマートウォッチについて、どのようなシリーズが展開されており、それぞれどのような特徴を持った製品なのかをご紹介します。
Garminは1989年にアメリカで創業した、GPS技術とウェアラブル端末の分野で世界的に知られるブランドです。
創業当初から航空・海事・自動車・アウトドアなど多彩な領域で高精度のGPS機器を手がけ、カーナビゲーションやスマートウォッチなどを幅広く展開しています。製品は耐久性や防水性に優れ、長時間駆動も可能なバッテリーを備え、心拍センサーやストレス測定機能を搭載するモデルもあります。
そのため、スポーツやアウトドアシーンだけでなく、日常の健康管理にも役立ち、多くのユーザーに支持されています。
Garminのスマートウォッチは価格帯が広いので、ざっくりとした価格感だけまず始めにご覧ください。
それでは、2025年2月時点で展開されているスマートウォッチを目的別に機能比較、おすすめなモデルをご紹介します。なお、今回は価格帯を低価格から中価格に分類される2万から10万くらいに絞ってご紹介しようと思います。
「Venu」はGarminのスマートウォッチの中でも中価格帯のカテゴリに位置し、ハードな運動をする人よりは、日常的に健康目的で軽い運動をする人をターゲットとした製品と言えるでしょう。
洗練されたミニマルなデザインでオフィスに装着していっても全く違和感はないかと思います。
このVenuシリーズの代表モデルは「Venu 3」と「Venu 3S」でそれぞれの違いは以下です。
Venu 3 | Venu 3S | |
---|---|---|
価格 | ¥60,800(税込) | ¥60,800(税込) |
サイズ | 45 × 45 × 12 mm | 41 × 41 × 12 mm |
ディスプレイサイズ | 1.4インチ | 1.2インチ |
解像度 (ピクセル) | 454 x 454 | 390x 390 |
重さ | 47g | 40g |
稼働時間 | スマートウォッチモード:約14日間 GPS+音楽モード:約11時間 GPSモード:約26時間 | スマートウォッチモード:約10日間 GPS+音楽モード:約8時間 GPSモード:約21時間 |
その他細かいスペックは同じになります。詳細はこちらのページからご確認ください。
価格としてはどちらも同じであるため、どちらかがどちらかの上位モデルというわけではなく、一長一短になっているかと思います。
と理解するとよさそうです。
「Forerunner」シリーズはその名の通り、日常的にランニングを楽しむ人に向けた製品になっています。
その中でも、各モデルは以下のように整理できます。
この数字が大きければ大きいほど、高価格帯、高機能になっていっているようですね。
「Forerunner 165」は音楽再生機能が付いておらず、これに音楽再生機能(スマートウォッチ単体で音楽が再生できる機能)が追加された「Forerunner 165 Music」というモデルがあります。
価格としては4万円ほど高くなってしまいますが、ランニング中にスマホを携帯せずに音楽を再生したいという方にはおすすめです。
以下にForerunnerシリーズの末尾が65のシリーズのスペックを比較しています。
Forerunner 165 | Forerunner 265 | Forerunner 965 | |
---|---|---|---|
価格(2025年2月時点) | ¥ 39,800 (税込) | ¥ 62,800 (税込) | ¥ 84,800 (税込) |
サイズ | 43 × 43 × 11.6 mm | 46.1 × 46.1 × 12.9 mm | 47.2 × 47.2 × 13.2 mm |
ディスプレイサイズ | 1.2インチ | 1.3インチ | 1.4インチ |
解像度 (ピクセル) | 390 × 390 | 416 × 416 | 454 × 454 |
ディスプレイタイプ | AMOLED | AMOLED | AMOLED |
重量 | 39g | 47g | 53g |
レンズ素材 | 化学強化ガラス | Corning Gorilla Glass 3 | Corning Gorilla Glass DX |
ケース素材 | 繊維強化ポリマー(FRP) | 繊維強化ポリマー(FRP) | 繊維強化ポリマー(FRP) |
稼働時間 | スマートウォッチモード: 約11日間 GPSモード: 約19時間 マルチGNSSモード: 約17時間 | スマートウォッチモード: 約13日間 GPSモード: 約20時間 マルチGNSSマルチバンド+音楽再生モード: 約6時間 マルチGNSSマルチバンドモード: 約14時間 | スマートウォッチモード: 約 23 日間 GPSモード: 約31時間 マルチGNSSマルチバンド+音楽再生モード: 約8.5時間 マルチGNSSマルチバンドモード: 約19時間 |
防水等級 | 5ATM | 5ATM | 5ATM |
内蔵メモリ/ 履歴 | 4GB | 8GB | 32GB |
充電方式 | USBクリップケーブル(専用端子⇔USB-Cタイプ) | USBクリップケーブル(専用端子⇔Bタイプ) | USBクリップケーブル(専用端子⇔Bタイプ) |
やはり価格が上がるに連れてスペックも強化されていますが、その分大きさや重さも変わってくるのでその辺りは注意しながら選ぶとよさそうです。
その他詳しい比較はこちらのページをご覧ください。
「Lily」シリーズは、見ると分かる通り、スタイリッシュでガジェット感やスポーティ感を感じさせないデザインが特徴です。
カラーバリエーションも比較的落ち着いたトーンとなっており、女性におすすめのスマートウォッチと言えるでしょう。
「Lily」シリーズは主に以下の3モデルが展開されており、それぞれの基本的なスペックの違いは以下の通りです。
Lily 2 Active | Lily 2 Sport | Lily 2 Classic | |
---|---|---|---|
価格(2025年2月時点) | ¥52,800 (税込) | ¥39,800 (税込) | ¥47,800 (税込) |
サイズ | 38.0 × 38.0 × 11.0 mm | 35.4 × 35.4 × 10.1 mm | 35.4 × 35.4 × 10.1 mm |
ディスプレイサイズ | 25.4 × 21.3 mm | 25.4 × 21.3 mm | 25.4 × 21.3 mm |
解像度 (ピクセル) | 240 × 201 | 240 × 201 | 240 × 201 |
ディスプレイタイプ | モノクロLCD | モノクロLCD | モノクロLCD |
重量 | 29.0g | 24.4g | ナイロン: 20.6g |
レンズ素材 | Corning Gorilla Glass 3 | Corning Gorilla Glass 3 | Corning Gorilla Glass 3 |
ストラップ素材 | シリコン | シリコン | ナイロンまたはレザー |
稼働時間 | スマートウォッチモード: 約9日間 GPSモード: 約9時間 | 約5日間 | 約5日間 |
防水等級 | 5ATM | 5ATM | 5ATM |
充電方式 | USBクリップケーブル(専用端子⇔Cタイプ) | USBクリップケーブル(専用端子⇔Aタイプ) | USBクリップケーブル(専用端子⇔Aタイプ) |
バッテリー容量としてはLily 2 Activeが最も性能が高く9日間となっています。またLily 2 ActiveにはGPSが搭載されており、屋外のアクティビティをより精度高くトラッキングできます。しかし、それ以外のモデルでも「コネクテッドGPS」と呼ばれるスマートフォンのGPSを利用する機能でトラッキングすることができるようです。
Garminの製品ラインナップの中ではマイノリティではありますが、vivosmart 5 はディスプレイがいわゆる「ラウンド型」ではなく、縦に長い楕円形のディスプレイになっています。
こちらの製品は価格も¥21,800 (税込)と、かなりリーズナブルになっており、Garminスマートウォッチの中では最も安価なモデルです。
こちらのスマートウォッチでも、睡眠モニタリングや運動量計測など基本的なことはできますが、これくらいの機能であれば、Xiaomi Smart BandやHUAWEI Bandがこれの半分くらいの価格で購入できるのでこちらの方がおすすめかなと思いました。
Xiaomi Smart BandやHUAWEI Bandについてはこちらの記事で解説しているので興味あればどうぞ。
【Xiaomiスマートウォッチを比較】どれを買うのがコスパが良い?
Xiaomi Smart Band 9とHUAWEI Band 9の違いは?
上記の製品紹介を踏まえた上で、Garmin(ガーミン)のスマートウォッチはこんな人におすすめの製品と言えるでしょう。
冒頭でもご紹介した通り、GarminはGPS技術で創業した会社で、その技術レベルは他社と差別化できるものです。心拍数、血中酸素(SpO2)、ストレスレベルなどの測定で高い精度を誇ります。安価なスマートウォッチの計測精度が気になっている人は一度試してみても良いかもしれません。
Garminのスマートウォッチは主にアウトドア向けに開発されているものが多く、その中の一部はミリタリーグレード(米国国防総省が定める軍事用途向けの耐久性基準(MIL-STD、米軍規格)をクリアしている)製品となります。
ラウンド型やスクエア型、カジュアルからフォーマルまで選べる製品の多様さはGarminの特徴と言えるでしょう。また今回はご紹介しませんでしたが、FenixやMARQシリーズなど、他のメーカーにはないようなプレミアム価格帯の製品も展開されています。
全体的に高級感漂う製品になっているので、「安っぽいスマートウォッチはつけたくない」という方にはおすすめなメーカーと言えるでしょう。
Garminの製品ラインナップの特徴をまとめ、目的別におすすめのモデルをご紹介しました。
日本でも徐々にその名前が浸透してきている老舗ブランドになるので、興味のある方はぜひ手に取ってみてください。