Xiaomiは「手軽に健康管理を続けられるガジェット」としてSmart Bandシリーズを展開してきました。10世代目となる 「Xiaomi Smart Band 10」 は、先代の使い勝手を踏襲しつつ 1.72インチAMOLEDディスプレイ や 最大21日バッテリー など、日常使いをさらに快適にするアップグレードを実現したモデルです。
価格はスタンダードエディションで 6,280円(税込)と、依然として手の届きやすい設定になっています。
「Xiaomi Smart Band 10」は、従来より大きく明るくなったディスプレイと豊富な運動計測機能を備えながら、6,000円台という価格を実現した“コスパ最強”スマートバンドです。
Xiaomi Smart Band 10 | Xiaomi Smart Band 10 Ceramic Edition | |
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参考価格 | ¥6,280 | ¥8,680 |
カラーバリエーション | ミッドナイトブラック / グレイシャーシルバー / ミスティックローズ | パールホワイト |
サイズ | 46.6 × 22.5 × 11 mm | 47.7 × 23.9 × 11 mm |
重さ | 15.95g(ストラップを除く) | 23.05g(ストラップを除く) |
ディスプレイ | 1.72インチ AMOLED(1,500 nits・60 Hz) | 1.72インチ AMOLED(1,500 nits・60 Hz) |
防水性能 | 5ATM(水深50 m相当) | 5ATM |
バッテリー持続時間 | 最大21日(標準使用) | 最大21日(標準使用) |
スポーツモード | 150種類以上 | 150種類以上 |
ボディ素材 | アルミニウム合金フレーム | セラミックフレーム |
バンド素材 | 熱可塑性ポリウレタン | フッ素ゴム |
従来比約7%拡大した1.72インチAMOLEDは、左右ベゼルが約2 mmに抑えられ、画面占有率が73%へ向上。1500 nitsの高輝度と60 Hzリフレッシュレートで、屋外でも見やすく滑らかな操作感を実現します。
セラミックエディションは通常のアルミモデルより約2,000円高く、本体重量も約16 gから23 gへと7 g増しますが、ジルコニアセラミック特有の白磁のような高光沢とモース硬度8相当の耐傷性を得られます。
一方、アルミモデルは軽量で価格が抑えられ、多彩なカラーバリエーションも魅力です。
つまり「とにかく軽さとコストパフォーマンスを重視するならアルミモデル、高級感と傷の付きにくさに価値を感じるならセラミックエディション」という、シンプルな選び分けになります。
233 mAhバッテリーを搭載し、標準使用で最長21日、ヘビーユースでも約10日稼働。新設計のマグネット式充電ドックで約1時間の急速充電が可能です。
ランニング・サイクリングはもちろん、VO₂maxやトレーニング負荷を解析する「パフォーマンスインデックス」に対応。新たに電子コンパスを内蔵し、トレイルランやハイキングでの方位確認も可能です。
それでは、実際に購入して使ってみた感想を書いていきます。
まず、付属品はシンプルで、ユーザーマニュアルと充電ケーブルと本体。毎回思うのですが、スマートバンドはほとんどの製品で独自のケーブルを採用しているので、ケーブルを管理するのが結構めんどくさいです・・・
今回はアルミモデルを購入しました。セラミックモデルもより高級感があると書きましたが、アルミモデルでも十分洗練された雰囲気があり、安っぽさは皆無で、カジュアルからビジネスまで幅広い装いに馴染む印象です。
1.72インチのAMOLEDディスプレイは最大1,500ニトの高輝度に対応しており、真夏の直射日光下でも文字盤や通知がはっきり読み取れます。
屋外にいるときでも時計を傾けた瞬間にパッと画面が点灯し、反射で暗く感じることもほとんどありませんでした。発色も豊かで黒がしっかり沈むためコントラストが高く、地図やワークアウトの統計情報も視認性に優れています。
自動輝度調整が素早く作動するので、屋内から屋外へ移動した際に「暗くて読めない」というストレスがない点も好印象でした。
いかが実際にディスプレイを操作しているイメージになります。
両手でつまむように触れるとやや窮屈に感じるものの、通常は片腕にバンドを着け、もう一方の手でタップやスワイプを行うため、操作しづらさはほとんどありません。スクロールの追従性も滑らかで、レスポンス性能も良いです。
セットアップは専用アプリでペアリングするだけと非常にシンプルで、スムーズに進めば 10〜20 秒ほどで完了します。使い始めまでの導入体験も快適です。
「Xiaomi Smart Band 10」はディスプレイの大型化(1.62インチ→1.72インチ)と最大輝度の向上、UIレスポンスの改善など確かに細かいブラッシュアップが施されています。
しかし心拍・SpO₂・睡眠の各センサーやバッテリー持続時間、そして“GPS非搭載”という根本仕様はBand 9と大きく変わりません。実際に使い比べても、日々のヘルスケア計測値や通知機能の体感差はわずかで、「画面が少し大きくて見やすくなった」程度に留まる印象です。
既にBand 9をお持ちの方が買い替えを検討する場合は、セラミックエディションの高級感や新ウォッチフェイスの豊富さに魅力を感じるかどうかが判断軸になり、「機能面の劇的な進化」を期待するとやや物足りなさを覚えるかもしれません。
競合のFitbitやGarminよりぐっと安価ながら主要機能を備えているため、価格対機能のバランスを重視するユーザーにおすすめです。
6,000円台と手頃な価格にもかかわらず、歩数・心拍・睡眠・150種類以上のスポーツモードを網羅しているため、エントリーモデルとして扱いやすいです。
最大21日というロングバッテリーを備えており、毎日充電する手間を省きたい人に向いています。
個人的には目覚まし時計として有効活用できています。
パートナーと起きる時間帯が違う場合、このXiaomi Smart Bandをつけてアラームをセットして寝れば、相手を起こさない程度のバイブレーションで目覚めることができます。
「Xiaomi Smart Band 10」は、6,000円台で大画面・ロングバッテリー・豊富な健康計測を兼ね備えた高コスパモデルです。
GPSが不要で、軽さと価格を重視するならアルミ、傷の付きにくさと高級感を求めるならセラミック。どちらを選んでも“まず失敗しない”スマートバンドとして強くおすすめできます。