TOP> Garmin vívoactive 5 レビュー!Suica対応スマートウォッチ
スマートウォッチ
2025-02-22スマートウォッチ市場で確固たる地位を築いているGarmin(ガーミン)。もともとGPS技術に強みを持つブランドであり、登山・ランニング・サイクリングなどのアクティブな用途に特化した高機能スマートウォッチを多数展開しています。
そんなGarminのラインナップの中でも、「vívoactive」シリーズはスポーツ用途と日常使いのバランスが取れた万能モデルとして位置づけられています。「vívoactive 5」はその最新モデルで、健康管理・フィットネス機能の強化はもちろん、Suica対応や長時間バッテリーなど、日常生活にも便利な機能を搭載しています。
本記事では、その特徴や魅力を詳しく紹介していきます!
価格(2025年2月時点) | ¥39,800 |
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画面サイズ | 1.2インチ (30.4 mm) |
重さ(ベルトを除く) | 23g (標準付属バンド込み:36g) |
厚み | 11.1 mm |
充電時間 | 記載なし(Garmin独自の充電ケーブルを使用) |
連続使用可時間 | スマートウォッチモード: 約 11 日間 |
睡眠計測 | あり(アドバンス睡眠モニタリング) |
心拍数計測 | あり(手首ベースの心拍測定、常時測定) |
消費カロリー計測 | あり(心拍ベース) |
血中酸素濃度計測 | あり(スポットチェック、オプションで終日または睡眠時) |
ストレスレベル計測 | あり |
歩数測定 | あり |
移動距離測定 | あり |
ワークアウト数 | 多数(カーディオ、筋トレ、HIIT、ヨガ、ピラティスなど) |
防水 | 5 ATM |
電子マネー | あり(Garmin Pay、Suica対応) |
カラーバリエーション | Black / Slate・Ivory / Cream Gold・Blue / Blue Met・Orchid / Orchid Met |
上記の通り、「Garmin vívoactive 5」のバッテリーは最長で21日間充電なしで使用することができます。Apple Watchのハイエンドモデルである「Apple Watch Ultra 2」の低電力モードでも最長72時間のバッテリー持続なので、それと比較する明らかにバッテリーが持つといえるでしょう。
一方でGPSモードや、よりGPS精度が高いマルチGNSSモードであれば、一気に消費電力が上がり、Apple Watchと同等の連続使用時間となります。
「Garmin vivoactive 5」には、睡眠の質を100点満点で評価する「睡眠スコア」機能が搭載されています。この機能は、ユーザーの睡眠パターンを詳細に分析し、浅い睡眠、深い睡眠、レム睡眠などの各段階をモニタリングします。
また、お昼寝検出機能は、昼寝を自動的に検出し、その時間や長さを記録します。これにより、昼寝が身体にもたらすメリットや、理想的な昼寝のタイミングと持続時間についてのアドバイスを受け取ることができます。
「Garmin vivoactive 5」は、数少ないSuica対応のスマートウォッチの1つです。日本国内で利用できる非接触型IC決済「Suica」に対応しており、ウォッチ本体にSuicaを登録することで、電車やバスの乗車、コンビニ・自動販売機での支払いが可能になります。
この機能により、ランニングやウォーキングの際にスマホや財布を持たずに外出できるのが大きなメリットです。また、Garmin Payを利用することで、Suicaだけでなくクレジットカード決済にも対応できるため、よりキャッシュレスな生活を実現できます。
「vivoactive 5」は、1.2インチのAMOLEDディスプレイを搭載しており、視認性が非常に高いのが特徴です。これにより、屋外の強い日差しの下でも画面がはっきり見えるため、トレーニング中や移動中でも情報を素早く確認できます。
しかし、大画面ながらも本体の厚みはわずか11.1mm、重量も36gと軽量設計。そのため、長時間装着していても違和感が少なく、手首への圧迫感がないのが嬉しいポイントです。
さらに、ディスプレイのベゼル(縁)が細いため、画面が広々として見え、視認性の向上とスタイリッシュなデザインを両立しています。大きな画面で見やすいけれど、つけ心地は快適。このバランスの良さが「vívoactive 5」の魅力の一つです。
「vívoactive 5」は機能面では非常に優秀ですが、インターフェイスのデザインはやや昔のAndroidっぽさが残っているのが気になるポイントです・・・
これはGarmin独自のOSが搭載されているからなのですが、操作性自体は悪くなく、スワイプやタップで直感的に使えますが、もう少し洗練されたデザインなら、よりスタイリッシュな印象になったかもと感じる人もいるかもしれません。
とはいえ、これを最新のWear OSなどに変えてしまうと、バッテリー駆動時間は大幅に短くなり、数日ごとの充電が必要になってしまうでしょう。
Wear OSは、Googleが開発したスマートウォッチ向けのオペレーティングシステム(OS)です。Androidをベースにしており、Google Playからアプリをインストールできるほか、Google アシスタント、Google マップ、Fitbitの健康管理機能などが利用可能です。SamsungやFossilなどのメーカーが採用しており、Apple WatchのwatchOSと競合します。
Garminの「vívoactive 5」はSuica対応のスマートウォッチですが、定期券としての利用はできません。これはGarmin PayのSuicaが「記名式」ではなく「無記名式」の仕様になっているためです。
そのため、通勤・通学でSuica定期を使っている人は、GarminのSuica機能だけでは完結しない点に注意が必要です。定期区間外の移動や、コンビニ・自動販売機での支払いには便利ですが、定期券ユーザーは別途スマホやカードでの定期利用が必要になります。
Garmin PayのSuicaはスマホのGarmin Connectアプリからチャージが可能なので、チャージ方式自体は簡単ですが、定期券対応を求める場合は、スマートフォンのモバイルSuicaやApple WatchのSuicaを活用する方が良いでしょう。
「Garmin vívoactive 5」は、スポーツから日常使いまで幅広く対応できるスマートウォッチです。以下のような人には特におすすめです。
一般的なWear OS搭載スマートウォッチが1〜2日しか持たないのに対し、「vívoactive 5」は最大11日間のバッテリー持続が可能。頻繁な充電が面倒な人にはぴったりです。
Garminの中でも数少ないSuica対応モデルなので、コンビニや駅の改札でサッと決済可能。ただし、定期券は使えないので、その点は注意が必要です。
Garmin独自OSを採用しているため、Wear OSやApple Watchほどのアプリの自由度はありませんが、その分バッテリー持ちが良く、シンプルに健康管理やワークアウトに特化したい人には使いやすいモデルです。
「バッテリーが長持ちする健康管理・運動向けスマートウォッチが欲しい!」という人にぴったりの1台です。
「Garmin vívoactive 5」は、長時間バッテリー・充実した健康管理機能・Suica対応と、日常使いからスポーツシーンまで幅広く活躍できるスマートウォッチです。
ぜひ、自分のライフスタイルに合ったスマートウォッチを選んで、日々の健康管理やトレーニングに役立ててみてください!