フィットネスバンド市場でトップクラスの人気を誇るHUAWEI Bandシリーズ。その最新作 「HUAWEI Band 10」は、従来モデルの軽量・長時間バッテリーという強みを維持しながら、アルミ合金ケースやEmotional Wellbeing Assistantなどの上位機種機能を取り込み、1万円前後という手頃な価格を実現した“ハイコスパ”モデルです。
本記事では「HUAWEI Band 10」の基本スペックから注目ポイントまで、前作「HUAWEI Band 9」と比較しながら徹底解説します。
1つ前のモデル「HUAWEI Band 9」と比較して紹介します。
HUAWEI Band 10 | HUAWEI Band 9 | |
---|---|---|
参考価格 | ¥6,800(ポリマー) / ¥8,580(アルミ) | ¥8,980 |
カラーバリエーション | ブラック / ピンク(ポリマー) マットブラック / ホワイト / グリーン / ブルー / パープル(アルミ) | スターリーブラック / ホワイト / チャームピンク / レモンイエロー / ブルー |
本体サイズ | 約43.45 × 24.86 × 8.99 mm | 約43.45 × 24.86 × 8.99 mm |
重さ(ベルト除く) | 約15 g(アルミ) / 約14 g(ポリマー) | 約14 g |
ディスプレイ | 1.47″ AMOLED 194 × 368 | 1.47″ AMOLED 194 × 368 |
バッテリー持続時間 | 通常:最大14日 / 8日(典型)AOD:最大3日 | 最大14日(AODオフ) |
充電時間 | 約45分(フル)5分充電で約2日使用可 | 約45分 |
防水性能 | 5 ATM | 5 ATM |
センサー | 9軸 IMU / 心拍 / SpO₂ / 照度 | 同左 |
位置情報 | スマホGPS 連携 | スマホGPS 連携 |
対応OS | Android 9.0 以降 / iOS 13 以降 | Android 8.0 以降 / iOS 13 以降 |
Band 10は従来どおりの1.47インチAMOLEDを採用しつつ、アルミ合金ケースを新たにラインナップ。金属ベゼルのおかげで質感が大幅にアップし、ビジネスシーンでも違和感のないデザインに仕上がっています。さらに2.5D強化ガラスにより傷が付きにくく、広い視野角で屋外ランニング中でも通知を一目で確認できます。
180mAhバッテリーを内蔵し、TruSleepやSpO₂ 常時監視をオンにしても 8日間、設定を絞れば 14日間 の連続使用が可能。45分で満充電、5分のクイックチャージで約2日稼働と、忙しい朝でも安心です。週末の旅行や出張でも充電器を持ち歩かずに済むため、荷物を大幅に減らせます。
心拍変動(HRV)や睡眠データからストレス・感情状態をアバターで表示。呼吸ガイドやポジティブアドバイスを自動提案し、心身のバランス維持をサポートします。日本語で届くセルフケア提案は朝晩のリマインダー形式で、デジタルデトックスのタイミングまで教えてくれるのが便利です。
最薄部8.99 mm、重量14–15 gと超軽量。5 ATM防水でプール・シャワーもOKなので、24 時間装着してもストレスがありません。就寝時やシャワー中も付けっぱなしにできるため、24 時間トラッキングの精度がより向上します。
実際に手に取ってまず感じたのは、HUAWEI Band 10のアルミベゼルの質感の高さです。前モデルのBand 9ではポリマー素材のケースが採用されており、ややカジュアルで軽量さ重視の印象でしたが、Band 10のアルミモデルは明らかに見た目と質感がワンランク上です。
マットな金属の光沢が落ち着きと高級感を演出しており、特にブラックやホワイトといった定番カラーは、Apple Watchのアルミケースを彷彿とさせる仕上がり。ポリマー製だったBand 9と並べて見ると、ベゼルまわりの存在感や質感の違いは一目瞭然です。
また、ディスプレイまわりのフレームが引き締まって見えるため、カジュアルファッションだけでなくスーツやジャケットとの相性もよく、オンオフ問わず使える外観に進化しています。
なお、アルミモデルはポリマー製に比べて1,000円程度の価格差がありますが、見た目の印象や長期使用での傷の付きにくさなどを考えると、むしろ割安に感じるほど。Band 9の質感が少し物足りなかったと感じていた方には、確実に満足できるアップグレードと言えるでしょう。
HUAWEI Band 10は、初回のペアリング操作がとてもスムーズで、スマートバンドが初めての方でも安心して使い始められます。
今回はiPhoneで使用しましたが、「HUAWEI Health」アプリをインストールし、Bluetoothをオンにした状態でバンドを近づけると、すぐに接続候補として表示されました。バンド側に表示されたコードを確認して承認するだけで、およそ5分ほどで初期設定が完了。煩雑な操作や待ち時間もなく、スムーズに使い始めることができました。
また、アプリ側の案内も視覚的にわかりやすく、通知の設定や文字盤の変更といった基本操作まで一通り迷わず進められるUI設計になっています。
HUAWEI Band 10のディスプレイは1.47インチとコンパクトですが、実際に使ってみると視認性は非常に良好です。AMOLED特有の高コントラストと194×368ピクセルの高解像度により、文字やアイコンがくっきり表示され、明るい場所でもしっかり読み取れます。
特に黒背景に白文字の組み合わせでは、紙に印字されたかのような視認性の高さを感じました。また、2.5Dガラスが光の反射をやわらげる効果もあり、直射日光下でも角度を調整すれば画面が見づらくなることはありません。
実際に以下のGIFは窓際の比較的明るい環境で撮影していますが、画面上の文字やグラフははっきり表示されており、屋内外を問わず視認性の高さを実感できます。
ディスプレイが小さいことで手首の動きを妨げず、装着感も軽快。時計を確認したり通知を受け取るといった基本的な使い方が中心であれば、画面のサイズが気になることはまずないでしょう。必要な情報に素早くアクセスできる、スマートバンドとしてちょうどよいバランスだと感じました。
HUAWEI Band 10はGPSを内蔵していないため、ランニングやサイクリングといった屋外アクティビティの位置記録には、スマートフォンとの連携が必須です。スマホを持たずに身軽に走りたいという方には不向きな点であり、単体でGPSトラッキングを行いたいユーザーにとってはデメリットとなるでしょう。
もし、スマホを持たずに正確な距離やルートを記録したい場合は、GPSを内蔵した上位モデル(例:HUAWEI Watch Fit 3など)の検討がおすすめです。
1.47インチのコンパクトなディスプレイは、必要な情報をすばやく確認するのにちょうどよく、通知や時刻をチラ見する用途には最適です。操作も直感的で、スマートウォッチ初心者でもストレスなく使えます。
アルミベゼルモデルは1,000円程度の差でワンランク上の高級感を実現。Apple Watchのような落ち着いた金属の質感があり、ビジネスシーンでも自然に馴染みます。
最大14日持続するロングバッテリーに加え、充電も約45分で完了。1万円前後という価格で、健康管理・睡眠分析・100種類以上のワークアウト記録まで対応する、コストパフォーマンスに優れたモデルです。
HUAWEI Band 10は、手頃な価格ながら見た目・機能・バッテリーのバランスが取れたスマートバンドです。
アルミベゼルの高級感や最大14日間のバッテリー持ちなど、日常使いにちょうどいい1台でした。
スマートウォッチほど多機能でなくてもいいけれど、健康管理や通知チェックはしっかりしたいという方にぴったりの選択肢です。
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