TOP> レノボの超小型PC「ThinkCentre Tinyシリーズ」をレビュー
これまでは「自宅でも外でも使用できるハイスペックなノートPCが1台あれば良いじゃん」と感じていましたが、ThinkCentre M75q Tiny Gen2に出会ってからその認識を改めることになりました。
理由は次の通り。
ThinkCentre M75q Tiny Gen2の場合は、高性能プロセッサを積んでも10万円以下に抑えられるため、専門職の方だけではなく、一般的な事務職の方であっても、リモートワークなどで大活躍するはずです。
ぜひ一度チェックしてみてください。
OS | • Windows 11 Pro (64bit) |
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プロセッサ | AMD Ryzen™ 3/5/7 PRO プロセッサー(カスタマイズによる選択) |
セキュリティー チップ(TPM) | TCG V2.0準拠 |
メモリー | 最大64GB (PC4-25600 DDR4 SDRAM SODIMM) |
ストレージ | HDD(SATA) / SSD(M.2 PCIe NVMe) (カスタマイズによる選択) |
グラフィックボード | APU内蔵 |
インターフェース | • 前面USB3.1 Gen2 x 1 (Powered USB対応)、USB3.1 Type-C x 1(USB3.1データ転送/外部へ最大4.5W給電機能) (標準搭載) |
標準インターフェース | • DisplayPort x 1、HDMI x 1 |
オプショナルポート1 に追加可能なインターフェース | カスタマイズによる選択: シリアルポート / VGAポート / DisplayPort /USB3.1ポート x2カード から1つ選択可能 |
オプショナルポート2 に追加可能なインターフェース | カスタマイズによる選択: シリアルポート |
ワイヤレス | 搭載可能 (カスタマイズによる選択) |
スピーカー | モノラル スピーカー内蔵 |
オプション用スロット(空スロット) | • M.2 2230 1(空1) |
イーサネット | 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T (Wake on LAN対応) オンボード |
オーディオ機能 | Realtek HD Audio (オンボード) |
本体寸法(幅 x 奥行 x 高さ) | 約 36.5x182.9x179mm |
本体質量 | 約 1.25kg (最大構成) |
サイズ感としては、一昔前の外付けDVDドライブと同じくらいです。また、各種インターフェイスは後方に集約されており、正面にはシンプルなUSB-TypeA・TypeCが1口ずつあるのみ。非常にスッキリとした筐体です。その特長を活かして、縦置きと横置きどちらにも対応しています。
(デスクトップPCならではですが)基本スペック表を見ていただくとお分かりの通り、非常に細かくカスタマイズできます。
Lenovo ThinkCentre M75q Tiny Gen2
一番感動した点は分解しやすく、メモリ増設や各種部品交換が簡単にできるところです。
一般的な大型のデスクトップと比べてかなり小型の筐体のため、「きっとメンテナンスとかメモリ増設とか難しいんだろうな…」と偏見を持っていましたが、ユニットごとに綺麗に配置されており、メモリ増設も超簡単でした。
しかも、Lenovo公式から分解方法が書かれたマニュアルも用意されているので、初心者でも苦労することなく作業できるはずです。(なにより専用工具がいらない。)
私自身、デスクトップPCは「もうこれで良いじゃん」と思っています。
AMD Ryzen 5 PRO(さらに上級グレードの7 PROも選べます)の高性能プロセッサが搭載されているため、専門的なアプリを動かすのも問題ありません。
私の場合は、開発系のアプリを開きつつ、デザイン用でイラレやデザインツールを立ち上げながら仕事をすることが多いのですが、その場合でも快適に動作してくれます。
もちろん、自分でメモリ増設はしていますが、トータル10万円前後で揃えられることを考えるとかなりコスパが良いと思います。
Amazonや楽天市場、そして直販サイトの高評価レビューを要約してみました。総じて価格と性能のバランスが満足度を高めているようです。項目ごとに整理すると次の通り。
ネットサーフィンだけでなく動画編集などでも十分使える性能と、価格のバランスが優れていると評価しているユーザーが多く見られます。
超小型な筐体にも関わず、耐久性とメンテナンス性の高さが評価されています。こうした特長はThinkPadの伝統的な特長になります。
一方、低評価レビューを要約してみると、次の通り整理できます。
購入時のカスタマイズが割高に感じると一部で言われています。そのため、CPUだけグレードアップさせて、メモリは自分で増設するユーザーが多いようです。
電源スイッチなどの操作がしづらいと言われています。
以上、Lenovoの超小型デスクトップPC「ThinkCentre M75q Tiny Gen2」のご紹介でした。
デスクトップPCを購入する人にとっては、大きさよりも性能を重視することが多いと思いますが、置き場所に困らず、分解しやすいコスパの良い本製品はきっと刺さると思います。
Lenovoでは超小型デスクトップPCのラインナップが充実しているので、一度チェックしてもらえると嬉しいです。
Lenovo ThinkCentre M75q Tiny Gen2