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Loop Switch 2レビュー|3つのモード切り替えで音を調整する耳栓の魅力

ワイヤレスイヤホン2025-07-04 に更新

ライブやパーティー、通勤ラッシュ等、さまざまなシーンでの利用を想定し、「減音」という形で耳を保護するためのイケてる耳栓を手がけているイヤープラグメーカーのLoop Earplugs。その中でも「Loop Switch 2」は状況に応じて減音量を調整できるLoopシリーズの完成系です。

今回は、「Loop Switch 2」を実際に購入し、使用してみてのレビューをします。Loopシリーズを手っ取り早く体験したい方はこれ一つで事足りる高性能耳栓です。

結論:ダイヤル切り替えで会話、集中など複数用途に対応できる最強耳栓!

ダイヤル操作だけでノイズリダクションのレベルを切り替えられる優れものです。これ一つで「楽しい会話」「集中」「リラックス」状態をどんな騒音環境でも作り出すことが可能なため、バッグに一つ忍ばせておくだけで騒音のストレスをセルフコントロールできます。

😄 良いポイント

  • 3つの遮音モードを切り替えて、どんな環境でも音を管理可能
  • 見た目がおしゃれ。ファッションアイテムのワンポイントとしても良い
  • 手動稼働なので電池切れの心配なし。お手入れもさっと拭き取るだけでOKな仕様

🤔 惜しいポイント

  • 他モデルより大きいため、睡眠時の使用には不向き
  • ¥8,790は多機能性と利便性を考慮しても購入を躊躇する可能性あり

「Loop Switch 2」の基本スペック

価格(2025年7月時点)

¥8,790

カラーバリエーション

Emerald / Black / Gold / Silver

重さ

12g(ケースを含む総重量:37g)

ノイズリダクション

20〜26dB(SNR)

イヤーチップサイズ

XS / S / M / L 同梱

素材

シリコン / アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(略称:ABS)

付属品

キャリーケース

「Loop Switch 2」の特徴・メリット

調整可能な3つのノイズリダクションモードであらゆる騒音を軽減

ダイヤルを回すだけで3つの異なるノイズリダクション設定を瞬時に切り替えることが可能です。

一日の中で変化する様々なレベルの騒音にこれひとつで対応できるため、複数の特化型イヤープラグを持ち歩く必要がなくなります。

Loopシリーズは元々、シーン別に遮音レベルを設定した「Engage 2」「Experience 2」「Quiet 2」を展開していますが、これはその3つを統合し、なおかつ遮音レベルを高めた完成版と言える製品です。

進化したデザインと快適性

商品イメージ画像
Loop公式サイトより抜粋

他のモデルと同じくメタリックな光沢を帯びた円形デザインを特徴としており、耳に装着しても目立ちにくいスタイリッシュな外観です。旧バージョンのLoop Switchはマッドなテイストで「ガジェット」感が強かったのですが、今回はとてもファッショナブルな仕様です。

快適性も重視されており、様々な耳のサイズに対応できるよう、4つの異なるサイズの低アレルギー性シリコン製イヤーチップが付属しています。人間工学に基づいたオリジナルのイヤーチップであるため、長時間使用しても疲れにくく、快適に使用することができます。

充電不要でお手入れ簡単

モード切り替えがあるのでバッテリー稼働式に思われるかもしれませんが、他シリーズと同様、本質は耳栓なので電源を必要としていません。いつでもどこでも装着するだけで性能を発揮します。

メンテナンスも容易で、シリコン製イヤーチップは取り外し可能です。ナプキンとかで汚れを拭き取れば清潔感を保つことができます 。再利用可能であるため環境にも優しく、長期的なコストパフォーマンスにも優れています。

「Loop Switch 2」を実際に使ってみた感想

マッドなケースとメタリックな本体のギャップがいい感じ

購入して箱から取り出してみました。本体を囲うように各サイズのイヤーチップが並んでいます。初期装着は「M」のサイズです。

Loop Switch 2箱
Loop Switch 2同梱物

ケースはマッドな質感で、丈夫にキーホルダー用のフックがついています。これは他のLoopシリーズと統一されていますね。

Loop Switch 2ケース

開けるとメタリックな本体が登場してきます。ファッションを意識するとこのくらい輝いていた方がワンポイントになります。

Loop Switch 2本体+ケース

過去に紹介した「Loop Experience 2」と並べてみました。個人的にはゴールドよりもシルバーの方が落ち着いていて好みです。Loop Switch 2はモード切り替えができる仕様上、リングが少々厚い設計になっています。耳への感覚はほぼ変わりませんでした。

Loop Switch 2比較

小さいけど切り替えギミックは硬めで安定

手に乗せるとサイズ感がよくわかりますが、本当に小さいです。常にケースに収納しないとすぐにどこかへいってしまいそうなので気をつけないといけません。

Loop Switch 2サイズ感

また、リングをよく見ると小さなフックがあり、そこを回すとモード切り替えができます。中に軸が入っているのか、「カチッ」と音が鳴るため、使っている途中でずれたり緩くなる心配はなさそうです。

Loop Switch 2本体

シーン別のモード切り替えをまとめてみた

音が出ているいろんな場所で装着した結果、主観ですが各モードは以下のシーンで使うと良いと感じたので、表でまとめてみました。感じ方は人それぞれなので、参考程度にしてもらえると嬉しいです。

ノイズリダクションレベル (SNR dB)

最適な使用シーン

イメージ

Engage

20 dB

カフェ、オフィス、ショッピングモール、友人や同僚との会話、日常生活の騒音

会話の明瞭さを維持しつつ、周りの小さな騒音をカットしたい時

Experience

23 dB

ライブ、ゲームセンター、クラブ、スポーツイベント、電車

音質を保ちつつ、環境音そのものの音量を下げたい時

Quiet

26 dB

仕事、読書、睡眠、旅行

どんな騒音環境でも集中して取り組みたい時

就寝時の使用感は人によるかも…

強いてネガティブな項目を挙げるとするなら、僕は寝る時につけると、横向きになった際にわずかに気になってしまいました。元から就寝時を想定した設計ではないですし、リング部分は硬いので、当然と言えば当然です。ただ、感じ方は人それぞれなので、そこまでネガティブになる話ではありません。

就寝時の騒音をカットし、快眠を手に入れたい方には「Loop Dream」という睡眠特化モデルがオススメです。詳細は下記をチェックしてみてください。

【Loop Dreamをレビュー】睡眠の質を上げる27dB遮音イヤープラグの効果

「Loop Switch 2」はこんな人にオススメ

様々な環境で音量を調節したい人

3段階のノイズリダクション切り替えを活かせば、どんな騒音環境でも一定の音量をカットできるのはとても魅力的です。僕もいろんなところで使ってみましたが、環境音が「程よく聴こえる」感じになるので、世界の見え方がちょっと変わる感じがします。

聴覚過敏やHSP(Highly Sensitive Person)の人

これは調べてみた結果なのですが、聴覚過敏の方やHSPの気質を持つ方は周囲の音に敏感で、日常的に音によるストレスを感じやすい場合があるようです。Loop Switch 2は状況に応じて環境音を低減できるため、普段の生活の中で音による刺激を和らげ、より快適に過ごしたいと考える方にもおすすめできるなと感じました。

スタイリッシュで目立たない耳栓を求める人

完全にファッション重視な考えですが、せっかくオシャレにコーディネートしても、使っている耳栓がスポンジタイプのものだと一気に興が醒めるので、アクセサリーとしてこだわっても良いと思います。神は細部に宿るものです。


今回はLoop Switch 2を実際に使用してみてのレビューをしてみました。遮音ではなく原音にこだわっており、そのレベルを調整するアイテムというのはどこを探してもこれ以外には見つからないと思います。

聴こえ方を調整し、自分が最も快適だと思える音の世界を作り出す体験をしてみてはいかがでしょうか。

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この記事の執筆者

みやちん

31歳ソフトウェアエンジニア。今は都内のIT系の企業で勤務。仕事がら自動化することが好きなので、スマートホーム系のガジェットを愛用してたりします。ブログの内容で質問などあったらXでDMいただけると回答できます!