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【Nature Remo製品比較】スマートホーム化するためのベストチョイスは?

スマートホーム2025-11-01 に更新

スマートリモコンのカテゴリーではSwitchBotシリーズと並ぶ知名度がある「Nature Remo」シリーズ。全部で4種類のスマートリモコンを展開しており、それぞれの特徴を把握することで、自宅のスマートホーム化をすぐに実現することが可能です。

今回は、スマートリモコンであるNature Remoシリーズ4種類を比較し、それぞれの特徴を紹介していきます。各部屋に置く為に複数購入する際にも参考になるので、チェックしてみてください。

全機種の基本スペック比較表

下記を参考に、どれがイメージに近いか確認してみましょう。

Nature Remo 3

Nature Remo Lapis

Nature Remo mini 2

Nature Remo nano

価格(2025年11月時点)

¥9,980

¥7,980

¥5,480

¥4,980

本体サイズ

70 × 70 × 18mm

57 × 69 × 26mm

58 × 58 × 16 mm

47 × 47 × 12.5mm

重量

40g

28g

23g

13g

赤外線送信最大範囲

約10m

約10m

約10m

約10m

エアコン設置同期

接続切断時の操作

×

×

×

×

温湿度計

△(温度のみ)

×

人感センサー

×

×

×

照度センサー

×

×

×

GPS

スマートボタン

×

×

×

×

Matter規格

×

×

AIアシスタント対応

Alexa, Google Assistant

Alexa, Google Assistant, Siri

Alexa, Google Assistant

Alexa, Google Assistant, Siri

機能面だけをみてもそれぞれに特徴があることがわかります。Nature Remo mini 2は通常仕様とプレミアム仕様があるので5パターン記載しましたが、括りは同じである為、この4種類をそれぞれ紹介していきます。

1.Nature Remo 3

製品概要

シリーズ位置付け

最上位モデル

特長

4つのセンサー、オートメーションの柔軟さ

向いているユーザー

家族やペットと暮らしている人、複数のスマートホーム家電の購入を検討している人

良いポイント

  • 温度・湿度・人感・照度の全センサーがついているフルパッケージモデル
  • 位置情報や曜日、時間をベースにオートメーション化することが可能
  • 小さいお子様や高齢者、ペットの見守りや防犯対策で力を発揮

惜しいポイント

  • 「AND / OR条件」のように、複数の条件を組み合わせた複雑な自動操作は不可能
  • Matter規格未対応のため、リモコン以外で連携できるデバイスは限定的

具体的な使用感については下記記事で紹介していますので、チェックしてみてください。

2.Nature Remo Lapis

Nature Remo Lapisイメージ
Nature Remo公式サイトより抜粋

製品概要

シリーズ位置付け

Nature Remo 2 miniの後継モデル

特長

2つのセンサー、オートエコ機能、Matter対応

向いているユーザー

エアコンの自動管理と節電をしたい人、見た目にこだわりたい人

良いポイント

  • アプリで設定すると自動でエアコンの温度を調整
  • 手動で温度調整するとリモコンが学習し、翌日以降の自動調整時に反映
  • インフルエンザが発生しやすい空気状態を検知し、「注意」および「警戒」の2段階で表示
  • 可愛らしい見た目で、インテリアとして自然に設置可能

惜しいポイント

  • 照度センサーと人感センサー未搭載のため、オートメーション時のトリガーは少々限定的
  • 壁掛けは不可能

3.Nature Remo mini 2

Nature Remo mini 2イメージ
Nature Remo公式サイトより抜粋

製品概要

シリーズ位置付け

コスパ重視モデル

特長

温度センサーのみ、コンパクト

向いている人

1K、1Rのような一人暮らしの人、エアコンのスマートホーム化から始めたい人

良いポイント

  • 温度センサーのみで設定が少なく済むため、スマートリモコンを手軽に試せる
  • コストパフォーマンスが全4種で最も優れている
  • 壁掛け設置が可能(本製品とNature Remo 3の2種類が壁掛け可能)

惜しいポイント

  • 温度センサーとGPSだけのため、オートメーション時のトリガーはかなり限定的
  • Matter規格未対応のため、リモコン以外で連携できるデバイスは限定的

4.Nature Remo nano

Nature Remo nanoイメージ
Nature Remo公式サイトより抜粋

製品概要

シリーズ位置付け

エアコン専用ミニモデル

特長

シンプル操作、Matter対応

向いているユーザー

とりあえずスマートリコモン使ってみたい人

良いポイント

  • 全4種で最もコンパクトであるため、場所を気にせず設置可能
  • Matter規格対応のため、他のスマートデバイスの操作が可能(同時3台まで)

惜しいポイント

  • センサーが一つもないため、オートメーション時のトリガーは非常に限定的
  • 「接続が切れやすい」というユーザーレビューをよく見かける

専用アプリ・スマートスピーカー等の連携

専用アプリはスマートリモコン初心者でも直感的に操作可能

左がアプリのトップ画面であり、すでに登録済みのリモコンが並んでいます。+マークをタップすると家電の追加登録ができ、デフォルトで家電のタイプが選択できる画面が出ます。

もちろんこれら以外にも登録可能です。いずれかをタップするとリモコン登録待ち状態になるので、あとは登録したい家電リモコンのボタンを押せば完了です。非常に簡単です。

専用アプリイメージ①

エアコンとテレビのリモコンはプリセットされているため、ある程度の操作は集約されます。それ以外のリモコンに関してはボタン登録をしながら自分で多少カスタマイズをしていきます。

専用アプリイメージ②

右上の+をタップするとオートメーションの設定画面にとびます。設定といっても、トリガーとなる条件と、それによってアクションする家電を選択するだけですのでとても簡単です。そのトリガーも、シーン別に細かく分かれており、基本的にはポチポチと選択するだけで完了します。

専用アプリイメージ③

スマートスピーカーは基本的に全機種対応可能だがSiriだけ一部対応

Amazon Alexa

全機種対応しています。Nature Remoスキルを利用して連携し、音声で家電のオン/オフ、温度調節、チャンネル変更などが可能です。

また、Nature Remoアプリで作成した「シーン」をAlexaの定型アクションに組み込むこともでき、複数の家電を一括操作するショートカット(定型アクション)を作成できます。

Google Home

こちらも全機種対応しています。Google HomeアプリからNature Remoアカウントをリンクし、音声で家電操作が可能です。

また、Nature Remoアプリで作成した「シーン」はGoogle Homeアプリにも自動で反映され、「オートメーション」に組み込むことができ、一括操作のショートカットを作成できます。

Siri

Natute Remo LapisとNature Remo Nanoが対応しています。この2機種はMatter連携ができるため、それを通じてApple HomeKitにデバイスが追加され、iPhone/iPadのホームアプリやSiriから直接操作できるようになります。

ただし、HomeKitに家電を追加して管理するためには、ホームハブ(Apple TV 4K、HomePod、HomePod miniなど)が必要です。

また、Nature Remoアプリで作成した「シーン」をショートカットアプリに登録し、任意の呼びかけを設定すると、Siriでもショートカットで活用することが可能です。


今回はNature Remoシリーズを比較し、それぞれを紹介してみました。各デバイスでできることが違いますが、スマートホーム化の程度は人それぞれなので、今の生活にあったものを選んでいくと良いでしょう。

Nature Remoシリーズの生みの親であるNature株式会社については下記記事をチェックしてみてください。

FAQ

外出先からの操作はどんな感じ?

赤外線操作の有効範囲は全機種10mのため、直接的な操作は原則自宅内やオフィス内です。一方で、オートメーションを設定する際の推奨範囲は200mであり、動作保証の推奨範囲は1000mとなっています。

Wi-Fi 6に対応してる?

現時点ではWi-Fi 6(IEEE 802.11ax規格)の通信そのものには対応していません。対応している無線LANの規格は2.4GHz帯のIEEE 802.11 b/g/nという規格です。

どんな場所でも自然に設置できるシリーズはどれ?

Nature Remo Lapisが最もインテリアを意識したフォルムになっているのでおすすめです。本体模様も各個体ごとに異なるため、本物の石を徹底的に意識した作りです。性能も全機種で二番目に良いため、申し分ありません。

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この記事の執筆者

みやちん

31歳ソフトウェアエンジニア。今は都内のIT系の企業で勤務。仕事がら自動化することが好きなので、スマートホーム系のガジェットを愛用してたりします。ブログの内容で質問などあったらXでDMいただけると回答できます!