
スマートリモコンのカテゴリーではSwitchBotシリーズと並ぶ知名度がある「Nature Remo」シリーズ。全部で4種類のスマートリモコンを展開しており、それぞれの特徴を把握することで、自宅のスマートホーム化をすぐに実現することが可能です。
今回は、スマートリモコンであるNature Remoシリーズ4種類を比較し、それぞれの特徴を紹介していきます。各部屋に置く為に複数購入する際にも参考になるので、チェックしてみてください。
下記を参考に、どれがイメージに近いか確認してみましょう。
Nature Remo 3 | Nature Remo Lapis | Nature Remo mini 2 | Nature Remo nano | |
|---|---|---|---|---|
価格(2025年11月時点) | ¥9,980 | ¥7,980 | ¥5,480 | ¥4,980 |
本体サイズ | 70 × 70 × 18mm | 57 × 69 × 26mm | 58 × 58 × 16 mm | 47 × 47 × 12.5mm |
重量 | 40g | 28g | 23g | 13g |
赤外線送信最大範囲 | 約10m | 約10m | 約10m | 約10m |
エアコン設置同期 | ○ | ○ | ○ | ○ |
接続切断時の操作 | × | × | × | × |
温湿度計 | ○ | ○ | △(温度のみ) | × |
人感センサー | ○ | × | × | × |
照度センサー | ○ | × | × | × |
GPS | ○ | ○ | ○ | ○ |
スマートボタン | × | × | × | × |
Matter規格 | × | ○ | × | ○ |
AIアシスタント対応 | Alexa, Google Assistant | Alexa, Google Assistant, Siri | Alexa, Google Assistant | Alexa, Google Assistant, Siri |
機能面だけをみてもそれぞれに特徴があることがわかります。Nature Remo mini 2は通常仕様とプレミアム仕様があるので5パターン記載しましたが、括りは同じである為、この4種類をそれぞれ紹介していきます。


シリーズ位置付け | 最上位モデル |
|---|---|
特長 | 4つのセンサー、オートメーションの柔軟さ |
向いているユーザー | 家族やペットと暮らしている人、複数のスマートホーム家電の購入を検討している人 |
具体的な使用感については下記記事で紹介していますので、チェックしてみてください。

シリーズ位置付け | Nature Remo 2 miniの後継モデル |
|---|---|
特長 | 2つのセンサー、オートエコ機能、Matter対応 |
向いているユーザー | エアコンの自動管理と節電をしたい人、見た目にこだわりたい人 |

シリーズ位置付け | コスパ重視モデル |
|---|---|
特長 | 温度センサーのみ、コンパクト |
向いている人 | 1K、1Rのような一人暮らしの人、エアコンのスマートホーム化から始めたい人 |

シリーズ位置付け | エアコン専用ミニモデル |
|---|---|
特長 | シンプル操作、Matter対応 |
向いているユーザー | とりあえずスマートリコモン使ってみたい人 |
左がアプリのトップ画面であり、すでに登録済みのリモコンが並んでいます。+マークをタップすると家電の追加登録ができ、デフォルトで家電のタイプが選択できる画面が出ます。
もちろんこれら以外にも登録可能です。いずれかをタップするとリモコン登録待ち状態になるので、あとは登録したい家電リモコンのボタンを押せば完了です。非常に簡単です。

エアコンとテレビのリモコンはプリセットされているため、ある程度の操作は集約されます。それ以外のリモコンに関してはボタン登録をしながら自分で多少カスタマイズをしていきます。

右上の+をタップするとオートメーションの設定画面にとびます。設定といっても、トリガーとなる条件と、それによってアクションする家電を選択するだけですのでとても簡単です。そのトリガーも、シーン別に細かく分かれており、基本的にはポチポチと選択するだけで完了します。

全機種対応しています。Nature Remoスキルを利用して連携し、音声で家電のオン/オフ、温度調節、チャンネル変更などが可能です。
また、Nature Remoアプリで作成した「シーン」をAlexaの定型アクションに組み込むこともでき、複数の家電を一括操作するショートカット(定型アクション)を作成できます。
こちらも全機種対応しています。Google HomeアプリからNature Remoアカウントをリンクし、音声で家電操作が可能です。
また、Nature Remoアプリで作成した「シーン」はGoogle Homeアプリにも自動で反映され、「オートメーション」に組み込むことができ、一括操作のショートカットを作成できます。
Natute Remo LapisとNature Remo Nanoが対応しています。この2機種はMatter連携ができるため、それを通じてApple HomeKitにデバイスが追加され、iPhone/iPadのホームアプリやSiriから直接操作できるようになります。
ただし、HomeKitに家電を追加して管理するためには、ホームハブ(Apple TV 4K、HomePod、HomePod miniなど)が必要です。
また、Nature Remoアプリで作成した「シーン」をショートカットアプリに登録し、任意の呼びかけを設定すると、Siriでもショートカットで活用することが可能です。
今回はNature Remoシリーズを比較し、それぞれを紹介してみました。各デバイスでできることが違いますが、スマートホーム化の程度は人それぞれなので、今の生活にあったものを選んでいくと良いでしょう。
Nature Remoシリーズの生みの親であるNature株式会社については下記記事をチェックしてみてください。
赤外線操作の有効範囲は全機種10mのため、直接的な操作は原則自宅内やオフィス内です。一方で、オートメーションを設定する際の推奨範囲は200mであり、動作保証の推奨範囲は1000mとなっています。
現時点ではWi-Fi 6(IEEE 802.11ax規格)の通信そのものには対応していません。対応している無線LANの規格は2.4GHz帯のIEEE 802.11 b/g/nという規格です。
Nature Remo Lapisが最もインテリアを意識したフォルムになっているのでおすすめです。本体模様も各個体ごとに異なるため、本物の石を徹底的に意識した作りです。性能も全機種で二番目に良いため、申し分ありません。