TOP> 【長期レビュー】元Mac愛用者が感じたThinkPad X1 Carbonの良さ
これまで10年以上もMacbookを愛用してきましたが、2023年からThinkPad X1 Carbonを使い始めました。Windowsにお世話になるのも10数年振り。
きっかけは転職先がWindowsベースのソフトウェア開発を行っていたから。
「せっかくWindowsPCを買うんだから、NASAでも使われているカッコイイThinkPad使いたい」という子供っぽい理由で購入しました。(そうはいっても、ThinkPadはそれなりの値段がするので、1年型落ちのgen10ですが。)
※2023年9月現在の最新機種はgen11です。
購入から半年以上が経過したので、改めてThinkPad X1 Carbonの魅力をしっかり言語化してご紹介したいと思います。
価格 | ¥202,290(2023年9月時点) |
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OS | Windows11 |
プロセッサー | 第12世代 インテル Core i5-7/Intel Iris Xe Graphics |
セキュリティ・チップ(TPM) | あり |
メモリ | オンボード: 8GB/16GB/32GB 最大32GB |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB/2TB SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | ノングレア(IPS/WQUXGA/有機EL) |
インターフェイス | - HDMIx1 - USB3.2 Gen1x2 - USB4 Type-C, Thunderbolt4兼用x2 - マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | v5.2 |
オーディオ | Dolby Atmos® Speaker System, Dolby Voice, 4mic+4スピーカー |
カメラ | プライバシーシャッター付きFHD 1080pほか |
バッテリー駆動時間 (JEITA2.0に基づく計測) | 最大 約24.9時間 |
指紋センサー | あり |
ポインティング・デバイス | TrackPoint+ThinkPadクリックパッド |
サイズ | 315.6x15.36x222.5 mm |
重量 | 1.12kg |
本体カラー | ブラック |
ThinkPadシリーズの特徴として、購入時にプロセッサーからメモリ、ストレージなどをカスタマイズできる点にあります。そのため、上記のスペックはあくまでも参考程度に捉えてください。
また、バッテリー駆動が「最大24.9時間」と記載されていますが、実際にはその半分くらいです。(それでも十分な駆動時間だとは思いますが。)
ThinkPad直販サイトのレビューの中で、高評価をつけているレビューを要約してみると次の通りです。
他のノートPCと比べて打ちやすく、高級感を感じる筐体を評価しているユーザーが多くいます。また、往年のファンにとっては初代から搭載されているトラックポイントの存在が大きいようです。
スタイリッシュなデザインかつ、高いパフォーマンスを発揮する点が評価されています。そのため、長く使えそうとのレビューが多く見られます。
インカメラの性能向上により、ビデオ会議でも高画質で映してくれる点が評価されています。
PCの基本的な性能、「タイピング」「パフォーマンス」に対する評価が高い印象です。また、テレワークの普及で需要が高まっているカメラの性能向上がユーザーに喜ばれています。
ThinkPad直販サイトのレビューの中で、低評価をつけているレビューを要約してみると次の通りです。
ハイエンドのプロセッサーを搭載していることもあり、発熱問題やそれに伴う動作不良を指摘するレビューが見られました。また、外国メーカーということでサポートに対する不満があるようです。
私自身、ThinkPad X1 Carbonを使い始めて半年以上が経過したので、上述のレビューと照らし合わせて「実際使ってみてどうか?」をご紹介していきたいと思います。
2023年現在、最もバッテリー性能が高いと感じるMacbook(M2プロセッサ搭載機種)と比べても、それに劣らず長時間駆動する点に驚きました。(動画視聴を除きますが)丸一日、プログラミングでガリガリ使っていてもバッテリー切れを心配する必要がありません。
また、Macbookと同じく新しい機種が出たとしても基本的なデザインは変わらず、その完成された筐体に搭載されている高品質なキーボード、そして耐久性の高さに好印象を抱いています。
そしてインターフェイスが豊富に用意されている点も大きいです。(Macbookのインターフェイスの少なさは、時に不便さを感じますよね。)
低評価レビューの通り、高性能が故に発熱に対しては私自身も少し気になるところがあります。特に夏場にビデオ会議をしているとすぐに発熱し始めます。それによる動作不良や故障はないですが、長く使いたいので冷却系の周辺機器で対応策を考えるのが良さそうです。
また、サポートの品質は私自身経験がないので何とも言い難いですが、レビューを見る限り改善してほしいと感じます。少なくとも同じ外国メーカーのAppleでは、手厚いサポートを経験しているので、サポート起因の低評価が少なくなるように期待しています。
以上、ThinkPad X1 Carbonのご紹介でした。本文には書ききれませんでしたが、ユーザー自身で簡単に部品交換もできるPCです。(公式サイトで分解方法のマニュアルを配布しているくらい。)
世界的に見ても非常にユニークなPCなので、興味を持たれた方はぜひチェックしてみてください。