TOP> Soundcore Liberty 5をレビュー!前作超え確実の最強バランス機
ワイヤレスオーディオ市場で確かな存在感を放つAnkerのオーディオブランド「Soundcore(サウンドコア)」。その中でもLibertyシリーズは、音質・機能性・価格のバランスに優れた人気ラインとして、多くのユーザーから支持されています。
今回紹介する「Soundcore Liberty 5」は、そのLibertyシリーズの最新モデル。前作「Liberty 4」で築かれた完成度をさらに磨き上げ、音質・ノイズキャンセリング・バッテリー性能のすべてを強化。1万円台という価格帯で“これを選んでおけば間違いない”と言える、非常に完成度の高い一台に仕上がっています。
本記事では、そんな「Soundcore Liberty 5」の基本スペックから実際の使用感まで、前作との比較を交えながら徹底レビューしていきます。
「Soundcore Liberty 5」は、「Liberty 4」で築かれた完成度をさらに高め、1万円台イヤホンの新たな基準(ベンチマーク)となる製品です。音質・ノイキャン・バッテリー持ちの全てでバランスが取れており、多くのユーザーにとって「これで十分」と言える高コスパモデルに仕上がっています。
1つ前のモデルである「Soundcore Liberty 4」のスペックと比較して紹介します。
Liberty 5 | Liberty 4 | |
---|---|---|
参考価格 | ¥14,990 | ¥14,990 |
カラーバリエーション | Midnight Black / Pearl White / Deep Blue / Apricot Pink / Champagne Gold | Midnight Black / Cloud White / Sky Blue / Wine Red / Champagne Gold |
サイズ | 約57 × 57 × 28mm | 約57 × 60 × 31mm |
重さ | 約5.2g (イヤホン片耳) / 約59g (充電ケース含む) | 約6g (イヤホン本体 片耳) / 約55g (充電ケース含む) |
ノイズキャンセリング | ウルトラノイズキャンセリング3.5 | ウルトラノイズキャンセリング 2.0 |
対応コーデック | SBC / AAC / LDAC | SBC / AAC / LDAC |
再生可能時間 | 通常時:最大12h / 48h | 通常時:最⼤9h / 28h |
ドライバー | 9.2mmダイナミック + デュアル低音増強ダクト | ACAA 3.0 |
充電時間 | 約1時間 (イヤホン) / 約3時間 (充電ケース※USB-Cケーブル使用時) / 約4時間 (充電ケース ※ワイヤレス充電使用時) | 約1時間 (イヤホン) / 約2時間 (充電ケース※USB-Cケーブル使用時) / 約3時間 (充電ケース※ワイヤレス充電使用時) |
ワイヤレス充電 | あり | あり |
「Soundcore Liberty 5」は前モデルと同じ¥14,990という価格を維持しながら、音質とノイズキャンセリング性能が大きく進化しています。ノイズキャンセリング機能は「ウルトラノイズキャンセリング2.0」から「ウルトラノイズキャンセリング3.5」へとアップグレードされており、具体的には、環境に左右されず周囲の騒音をリアルタイムに解析し、最適なノイキャンレベルに自動調整される仕組みが強化されました。
これはあくまでSoundcore調べですが、過去モデルの「Liberty 4」や「Liberty 4 NC」と比較して2倍以上のノイズキャンセリング効果を発揮しているそうです。
Soundcore Liberty 4とNCの違いは?結論ノイキャンが最強だった
また、音質面では9.2mmの大型ダイナミックドライバーに加え、デュアル低音増強ダクトを搭載。これにより、従来モデルよりも低音の迫力が増し、ポップスやEDMなどのジャンルでも臨場感のある音を楽しめます。高音域の解像感やバランスも良好で、価格以上のクオリティに仕上がっています。
「Soundcore Liberty 5」はバッテリー持ちの面でも前作から大きく進化しています。イヤホン単体での最大再生時間は、通常時で最大12時間、ノイズキャンセリング使用時でも最大8時間を実現。ケースを併用すれば、合計で最大48時間(ノイキャン時は最大32時間)というロングバッテリー仕様です。
これは「Soundcore Liberty 4」の最大9時間(通常時)/28時間(ケース併用)から大きな伸びであり、特に外出先で充電の心配を減らしたいユーザーにとっては大きなメリットとなります。
さらに、Dolby Audioかつノイズキャンセリングを同時に使用した場合でも最大5時間と、ハイパフォーマンスモードでも実用的な駆動時間を確保しています。音質・機能性を追求しながらも、バッテリー面での安心感も兼ね備えているのが「Liberty 5」の大きな強みです。
「Soundcore Liberty 5」の充電ケースは、マットな質感が特徴で、手に取った瞬間に上質さを感じられます。サラサラとしたマット仕上げは見た目にも手触りにも高級感があり、つい意味もなく手の中でクルクル回したくなります。(落下注意)
手元に「Liberty 4」がなかったので、ANKER STOREに足を運んで実物比較をしてみたのですが、Soundcoreのロゴの部分は「Liberty 4」よりも少し目立つようになっているかもしれません。
ケースはスライド式で開閉する形は前作と変わらずで、片手でケースを開いてイヤホンを取り出せるようにデザインされています。
イヤーピースが黒に変更されたのも個人的には好印象で、「最初からこれでよかったのでは?」と思うほどです。
「Soundcore Liberty 5」は、1万円台で買える完全ワイヤレスイヤホンとして、正直かなり“仕上がって”います。
音質、ノイズキャンセリング、バッテリー持ち、装着感、アプリ連携といった要素がバランスよくまとまっており、「何を選べばいいか分からない」と迷っている人にとっての“とりあえずこれ”枠にすんなり収まる完成度です。
前作「Liberty 4」は、1万円台ワイヤレスイヤホン市場においてベンチマーク的な存在として広く評価されてきました。今後、他社イヤホンのレビューでも「Liberty 5と比べて〜」みたいな一文が当たり前になる未来が見える気がします。
「Soundcore Liberty 5」は感圧センサーによる操作に対応していますが、その感度や反応タイミングに慣れるまでは少し時間がかかりました。スマホの画面をタップするくらいの力加減で最初は試していたのですが、一向に反応せず「これは初期不良か・・・?」と不安になりました。
実際には、「カチッ」といった小さなクリック音がするまで力を入れてイヤホンを摘むことでセンサーが反応し、操作をすることができます。
価格帯を超える高音質と進化したノイズキャンセリングを両立しているため、通勤・通学など日常の中で静かに音楽を楽しみたい方に最適です。
最大48時間再生可能というロングバッテリー性能により、出張や旅行、リモートワークなどの長時間使用にも安心して対応できます。
1万円台ながら機能性・完成度ともに高く、「これを買っておけば間違いない」と言える万能イヤホンを探している方におすすめです。
「Soundcore Liberty 5」は、前作の完成度をしっかりと受け継ぎながら、音質・ノイズキャンセリング・バッテリー持ちといった主要なポイントを着実にアップデートした後継モデルです。
1万円台の完全ワイヤレスイヤホンの中では頭ひとつ抜けた存在で、「はじめての1台」としても、「そろそろ買い替えたいな」と考えている中級者にも、安心しておすすめできる仕上がりになっています。 迷って何度も比較表を往復するくらいなら、これを選んで音楽を聴きに行きましょう。
「Liberty 4の次」というだけでなく、“ワイヤレスイヤホンの新しい基準”と呼べる存在を探している方にこそ、ぜひ体験してほしい一台です。
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