TOP> Xiaomi Smart Band 9をレビュー!迷ったらこれ一択な理由
スマートウォッチ
2025-03-22圧倒的コスパで幅広いハードウェア製品を展開する中国のブランド「Xiaomi」。中国のAppleと呼ばれることもありましたが、最近はAppleを超えて、EVやテレビ、炊飯器など常識破りの製品展開が話題になっています。
本記事では、そんなXiaomiの定番製品「Xiaomi Smart Band」の(記事公開時点で)最新モデルである「Xiaomi Smart Band 9」の使い心地レビューをしていきます。
前作の8とスペックを比較しています。
価格(2024年9月時点) | ¥5,480 | ¥5,990 |
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発売日 | 2024年8月14日 | 2023年9月27日 |
画面サイズ | 46.53 × 21.63mm | 48 mm × 22.5mm |
厚み | 10.95mm | 10.99 mm |
ディスプレイ | 1.62インチ | 1.62インチ |
重さ(ベルトを除く) | 15.8g | 12.8g |
連続使用可能時間 | 約1時間の充電で最大21日間 | 約1時間の充電で最大16日間 |
睡眠計測 | ○ | ○ |
心拍数計測 | ○ | ○ |
消費カロリー計測 | ○ | ○ |
血中酸素濃度計測 | ○ | ○ |
ストレスレベル計測 | ○ | ○ |
歩数測定 | ○ | ○ |
ワークアウト数 | 150以上 | 150以上 |
防水 | ○ | ○ |
電子マネー | × | × |
Bluetooth通話 | ○ | ○ |
Alexa音声アシスタント | ○ | ○ |
カラーバリエーション | シルバー / ピンク / ブラック / ブルー | ブラファイトブラック / ゴールド |
スペック表の通り、前モデルの8からの変化があったのは連続使用可能時間(バッテリー性能)が5日間伸びたことと、画面サイズが少しだけ小さくなったこと、カラーバリエーションが増えたことの大きく3つです。
連続使用可能時間が5日伸びたことは大きな変化ではありますが、全体で見ると8から9ではそれほど大きな変化があったとは言えなさそうです。一方で、価格にも大きな変化はなかった(むしろ少し少し安価になった)ため、今購入するとしたら確実に9のほうがいいと言えるでしょう。
この記事を読んでいる方の中には初めてXiaomi Smart Bandの購入を検討されている方も多いと思うので、一旦その前提で使用感をご紹介していきます。
前作の8からも導入されていますが、AMOLEDディスプレイの最大のメリットは、各ピクセルが独立して発光する自発光型であるため、非常に深い黒を表示でき、高いコントラスト比と鮮やかな色彩表現を実現する点にあります。
また、応答速度が速いため、動きの激しい映像でもブレが少なく、液晶ディスプレイよりもスムーズな表示が可能です。さらに、バックライトを必要としない構造によりディスプレイを薄型・軽量化でき、バッテリー消費も抑えられるため、特に暗いテーマや黒が多い画面では省電力効果が期待できます。
(Xiaomi Smart Bandは厳密にはスマートバンドと位置付けられていますが、昨今はスマートウォッチもスマートバンドも類似の機能を持った製品が多いため本記事ではまとめてスマートウォッチと呼びます。)
一般的なスマートウォッチはディスプレイが正方形状のものが多く、その分手首を曲げた時に圧迫感がありますが、Xiami Smart Band 9であればディスプレイが細長い楕円形状かつ軽量であるため、圧迫感を感じることは少ないと思います。
Smart Band 8よりも一回りディスプレイサイズが小さくなりよりコンパクトなデザインとなりました。
こちらも前作8から変わった部分ではあるのですが、ボディ素材がマットな質感のアルミニウムに変わっています。8時代はややチープ感のあるポリッシュな素材なので、油汚れなどが目立ってしまうのですが、9では目立ちにくくなっています。
個人的にはApple Watchのような高級感が醸し出されていて嬉しい変更です。
デフォルトのラバーバンドでも十分ではあるのですが、特に夏場だと蒸れてしまうこともあります。その場合は公式が出している別のバンドを購入することもできます。
素材としてはレザーのものだったり、メタル素材のチェーンだったり、そもそもバンド形式ではなく、首からぶら下げることのできるペンダント形式のものも展開されています。
普段PC作業をする時にバンドがPCに当たるのが嫌な人はペンダント形式は便利かもしれません。
2024年9月時点で120個のレビューが投稿されており、平均の星の数は4.0となっています。
ポジティブなレビューとしては以下のようなものがありました。
レビューを眺めていると、Xiaomi Smart Bandの過去モデルからの買い替えのユーザーが多いように見えます。
一方でネガティブなレビューとしては、アカウント作成のめんどくささを挙げている購入が見受けられました。Xiaomi Smart Bandをスマホとペアリングするためには、Xiaomiアカウントを作成する必要があるのですが、その作り方がよくわからないというレビューが数個ありました。
こちらはハードウェアの問題というよりはソフトウェアの問題だと思うので、ユーザー体験の改善を期待します。
Xiaomi Smart Band 9はこんな人におすすめの製品と言えます。
価格も5,000円程度で、もし自分には合わないと思っても、そこまで痛手ではないので、スマートウォッチを初めて使ってみるという人におすすめできる製品です。
本記事では、Xiaomi Smart Band 9の使い心地レビューをお届けしました。
前作からの進化という意味では大きな変化はないですが、製品単体で見ると以前としてかなりコスパが高く、数あるスマートウォッチ製品の中でもトップクラスの製品であることは間違いありません。
ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。