TOP> 【Epomaker Shadow-Sレビュー】カスタマイズ可能なLCDスクリーン
キーボード
2025-03-23Epomaker(エポメーカー)というキーボードブランドをご存知でしょうか。日本では家電量販店に並んでいるのを見たことはないですが、世界的に有名なメカニカルキーボードを専門とするブランドです。
ニューヨークタイムズでも「The 4 Best Compact Mechanical Keyboards for 2024」という記事の中で紹介され、メカニカルキーボード界隈で一定の評価を得ているブランドとなります。
今回、Shadow-Sというモデルをご提供いただいたので、その使用感やデザインの詳細をレビューしていきます。
価格(2024年5月時点) | ¥17,610 |
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製品名 | EPOMAKER Shadow-S |
レイアウト | 80%レイアウト |
接続方法 | ワイヤレス・有線接続 両方対応 |
バッテリー | 4000mAh |
重さ | 約1200g |
大きさ | 368 x 143 x 65mm |
対応OS | Win / macOS / Linux / Android / iOS |
端子 | Type-C |
Shadow-Sは、前モデルであるShadow-Xの後継機という位置付けで、後半で詳しくご紹介しますが、”VIAプログラマブル” になっている点などいくつかの進化を遂げています。
80%レイアウトかつ1200gの重さになっているため、持ち運びできるキーボードというよりは自宅やオフィス専用のキーボードという使い方になるでしょう。
他のキーボードブランドのデザインとは一線を画すユニークなデザインになっているので、オフィスで使っていれば一度は同僚の目を引く魅力的なキーボードと言えるでしょう。
Shadow-Sでは以下の4つの軸を選択できます。それぞれの特徴を簡単にまとめてみました。
軸 | 特徴 | 音量 | 用途 |
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Flamingo | 高速反応、軽い押し心地 | 中 | ゲーミング、タイピング |
Muran | 滑らかな打鍵感、リニアタイプ | 中 | デイリーユース、プログラミング |
Westeria | 明確なフィードバック、タクタイルタイプ | 大 | タイピング、執筆 |
Sea Salt Silent | 静音設計、サイレントリニアタイプ | 小 | オフィス、静かな環境での使用 |
過去にはTH80-XでFlamingo軸を試しているので気になる方はこちらの記事からご覧ください。実際の打鍵を記録した動画も掲載しています。
【Epomaker TH80-Xレビュー】スクリーン内蔵のユニークなキーボード | Prefetch(プリフェッチ)
今回はより静音と言われているSea Salt Silent軸を試してみました。
タイピングしている様子をiPhoneで撮影してみましたが、Flamingo軸と比較するとかなり静音な印象です。動画は静かな部屋で撮影しているため、やや打鍵音が大きく聞こえているかもしれませんが、実際はその名の通りかなり静かでオフィスでのタイピングでも全く問題にならないレベルかと思います。
「カタカタ」というより「ポスポス」という音に近い、個人的に好みな打鍵音でした。
Shadow-Sは「White Brown」「Pink White」の2種類のカラーバリエーションが提供されているのですが、今回は「White Brown」を選んでみました。(少し色は違うものの任天堂のファミリーコンピューターを彷彿とさせるデザインです。)
キーキャップフォントもややボールドな施しになっており、このあたりも気に入っているポイントです。
「Pink White」も非常に華やかでかわいいデザインになっているので、「ゲーマーじゃないけどこだわりのキーボードが欲しい」という女性の方にも手に取っていただきたいモデルです。
キーボードの右上部分にはカスタマイズ可能なスクリーンが搭載されています。この部分は前モデルのShadow-Xのスクリーンが縦長の1.06インチだったので、少し大きくなっているかつ、横長になっており使いやすさが改善されています。
このスクリーンには、EpomakerのWebサイトからダウンロードできるEpomaker Image Custom Toolというソフトウェアをインストールすることで、好きな画像やGIFを設定することができます。残念なことにこのツールはWindows版しかないので、Mac版も近いうちにリリースされることを願います・・・
好きなキャラクターややる気を引き立てる名言など自分好みにカスタマイズできます。
VIAとは、主にカスタムメカニカルキーボードの設定およびカスタマイズを行うためのオープンソースのソフトウェアです。Shadow-Sはこのソフトウェアと互換性を持っているため、以下のようなことが実現できます。
VIAはシンプルなUIで初めて使う人でも簡単にキーボードをカスタマイズできるので、US配列が苦手な人でも自分好みに配列を調整できます。
Shadow-Sは以下のような方におすすめなキーボードと言えるでしょう。
Epomakerには他にもデフォルトでユニークなキーキャップがついたキーボードが数多く存在するので気になる方はぜひみてみてください。
本記事では「Epomaker Shadow-S」の使用感をご紹介をしました。
Shadow-S自体も素晴らしいキーボードですが、個人的にはSea Salt Silent 軸がかなり気に入ってしまいました。このセットで15,000円程度で購入できるのであれば、かなりお得だと思うので、ぜひ一度ご検討ください。