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【Garmin Venu 3をレビュー】Suica×14日駆動で日常もランも快適

スマートウォッチ2025-06-28 に更新

ランニングウォッチの雄 Garmin は、ハイエンドの fēnix、ラン特化の Forerunner、そして日常使いとフィットネスのバランスを取った Venu シリーズというラインアップを展開しています。最新作 Garmin Venu 3 は、“スタンダードモデルの決定版” として AMOLED ディスプレイ、最大 14 日間バッテリー、さらに睡眠・リカバリーコーチなど新しいウェルネス機能を備えた万能スマートウォッチです。

他の Garmin モデルとの比較記事はこちらからご覧ください。

Garmin(ガーミン)のスマートウォッチを比較!目的別おすすめのモデルは?

ヘルスケア・ライフスタイル機能全部乗せのGarminの定番モデル

高精度センサーと軽量ボディで 24 時間の体調管理を実現。Suica 決済や通話にも対応し、ヘルストラッカーとライフスタイルギアの垣根を埋める 1 本です。

😄 良いポイント

  • 14 日間バッテリー&急速充電で充電ストレスを解消
  • Nap/Sleep コーチのアドバイスで昼寝も最適化
  • Suica・Garmin Pay 対応 & 内蔵スピーカー/マイクでスマホを取り出さず決済・通話

🤔 惜しいポイント

  • Garmin Connect の指標が多く、初心者には情報量がやや過多
  • やや昔の Android 調で、Nothing の CMF Watch と並べると野暮ったさが際立つ

「Garmin Venu 3 / Venu 3S」の基本スペック

兄弟モデルであるVenu 3Sも合わせてスペック比較しています。

項目

Venu 3

Venu 3S

サイズ

45 × 45 × 12 mm

41 × 41 × 12 mm

重量

30 g(バンド込み 47 g)

27 g(バンド込み 40 g)

ディスプレイ

1.4″ AMOLED

1.2″ AMOLED

Quick Release バンド幅

22 mm

18 mm

稼働時間

スマートウォッチ:約 14 日 / GPS:約 26 時間

スマートウォッチ:約 10 日 / GPS:約 21 時間

防水等級

5 ATM

5 ATM

内蔵スポーツアプリ

30 以上

30 以上

光学式心拍計

第 5 世代

第 5 世代

その他以下の機能は両モデルともに対応

音声通話/音声テキスト応答 / 動画ワークアウト / 時差ぼけアドバイザー / 上昇階数 / 睡眠コーチ / お昼寝検出 / 瞑想アクティビティ / Body Battery / リカバリータイム / トレーニング効果 / 車いすモード / Suica / Garmin Pay / GPS / GLONASS / Galileo / みちびき / 手首ベースの心拍測定 / 血中酸素トラッキング† / 週間運動量 / モーニングレポート / HIIT ワークアウト / Garmin コーチ / ストレスレベル / VO₂ Max / 睡眠スコア付きモニタリング / 呼吸数 / 水分補給トラッキング / 女性健康トラッキング / 事故検出 / 650曲の音楽保存 / 通知機能

「Garmin Venu 3」の特徴・メリット

改札もレジも腕ひとつ!Suica タッチ決済

NFC 版 Suica に対応し、改札もコンビニもスマホ要らずでワンタッチ決済。ランニング中や荷物が多い通勤時でも、腕をかざすだけでスムーズに支払いできます。クレジットカード連携の Garmin Pay と併用できるため、海外旅行やキャッシュレス派のライフスタイルとも相性抜群です。

昼寝も診る睡眠コーチ

AI ベースのアルゴリズムが夜間睡眠だけでなく昼寝も分析し、最適な休息時間を提案。睡眠負債を可視化できるのでシフト勤務や子育て世代に◎。さらに、睡眠ステージごとの質をスコア化し、就寝前のアドバイスや翌日の活動強度までガイドしてくれるため、“いつ休むべきか” がひと目で分かります。

2 週間持続の AMOLED ディスプレイ

高輝度 AMOLED を採用しながら、スマートウォッチモードで約 14 日持続。これは Venu 3S の約 10 日より 4 日(約 40 %)長く、週 2 回の充電で済むため睡眠トラッキングを途切れさせません。加えて、わずか 10 分のクイックチャージで約 1 日分を補えるので、出かける準備中に充電すれば一日中バッテリー残量を気にせず使えます。

「Garmin Venu 3」を実際に使ってみた感想

無駄のない丸型ディスプレイの洗練デザイン

装着してまず目を引くのは、縁を極限まで削ぎ落とした丸型ディスプレイと極細ステンレスベゼルが生み出す端正なフェイスです。1.4 インチ AMOLED の表示領域はほぼ端まで広がり、盤面が浮き上がるような一体感を演出しています。

Garmin Venu 3 装着
Garmin Venu 3 装着側面
Garmin Venu 3 側面
側面には3つの物理ボタンが

ケースと段差のない低背サイドボタンはクリック感が心地よく、長袖シャツのカフスにも干渉しにくい設計です。スポーツウォッチにありがちな無骨さを抑えつつ、日常の装いにも自然に溶け込むデザインに仕上がっています。

屋外でもクリアな視認性

晴天下のランニングでも文字盤が白飛びせず、通知の細かな日本語テキストまでくっきり読めます。ディスプレイが大きいぶんフォントもひと回り大きく、歩きながらでも数値や通知がぱっと目に入りやすい点も好印象。

自動輝度センサーが周囲の光に合わせて明るさを瞬時に調整してくれるため、屋内に戻った途端にギラつくこともありません。常時表示(AOD)をオンにしても色味が大きく変わらず、時間確認のたびに手首をひねるストレスが減りました。

ユーザーインターフェースは改善の余地あり...

Venu 3 の UI や文字盤デザインは、グラデーションを多用したアイコンやフォントなど「一昔前の Android」を思わせるビジュアルが中心です。Nothing の CMF Watch はフラットデザインとミニマルな色数で今っぽい印象を与えるのに対し、Venu 3 は情報量がやや多く、ウィジェットも枠線やアイコンが強調されるため画面が込み入って見えがち。

Garmin vs CMF比較
(左)Garmin (右)CMF Watch

デフォルトのウォッチフェイスは意外とモダンで個人的には好みですが、設定画面など OS 依存の部分では古さを感じるデザインが散見されます。

「Garmin Venu 3」はこんな人にオススメ

スマホ無しで決済・音楽・通話まで完結させたいミニマリスト

Suica と Garmin Pay に対応し、改札やコンビニの支払いを腕だけで完結できます。650 曲まで保存できるオンデバイス音楽と Bluetooth イヤホンを組み合わせれば、スマホを置いてジョギングやジムに出かけても BGM に困りません。内蔵スピーカー/マイクで着信応答や音声アシスタントも使えるため、ちょっとした外出なら “時計だけ” で身軽に過ごせます。

休養とパフォーマンス両方を数値で把握したい人

Body Battery® と HRV ステータスが 24 時間のエネルギー残量を可視化し、疲労の溜まり具合や回復度合いをひと目で確認できます。トレーニング効果・リカバリータイム・VO₂ Max などの指標も揃っているので、ハードなワークアウトと休息のバランスをデータで管理したい人に最適です。

Apple Watch の 1 日充電が耐えられず、長持ちバッテリーを求める人

スマートウォッチモードで約 14 日持続する Venu 3 なら、毎晩の充電ルーティンから解放されます。旅行や出張でも充電器を忘れる心配が少なく、就寝時の睡眠トラッキングも途切れません。10 分のクイックチャージで約 1 日分回復するので、充電のタイミングも柔軟に調整できます。


Garmin Venu 3 は、睡眠からワークアウトまで一貫してサポートする “ヘルスコーチ” を腕にまとう感覚。バッテリーと決済対応で日常使いも快適なので、“初めての本格スマートウォッチ” に迷ったら真っ先に候補に入れて損はありません。

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この記事の執筆者

みやちん

31歳ソフトウェアエンジニア。今は都内のIT系の企業で勤務。仕事がら自動化することが好きなので、スマートホーム系のガジェットを愛用してたりします。ブログの内容で質問などあったらXでDMいただけると回答できます!