TOP> Nothing(ナッシング)ってどこの国のブランド?企業情報や製品群を調べてみた
ワイヤレスイヤホン
2025-03-23Nothing(ナッシング)という企業をご存知でしょうか?
ロンドンに本社を置き、スケルトンデザインのスマホやイヤホンなどを展開している新興メーカーです。
実は2022年に日本法人も設立され、今後はよりNothingの製品を目にする機会が増えてくるはずです。ということで、Linkedinや日英の法人情報サイトなどを基にして詳しく調べてみました。
デザイン性の高い製品ラインナップもご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
シンプルで洗練された高性能スマホを提供していたメーカー「OnePlus」の共同創業者だったカール・ペイが、2020年10月に英国のロンドンで創業しました。
Nothingのメッセージを公式サイトから引用するの次の通りです。
NOTHINGはロンドンを拠点とするデジタル製品企業で、人と技術の間にある障壁を取り除き、シームレスなデジタルの未来を創造することを使命としています。
NOTHINGでは、芸術性、信頼性、そしてクラフトマンシップを重視した象徴的な製品を開発することで、テクノロジーに情熱を取り戻したいと考えています。最終的には、自分の家族や親しい友人と共有することを誇りに思える製品を作りたいと考えています。シンプルに。
美しい技術は複雑であってはならないからです。
こうした考えに基づき、デザイン性が非常に高く高性能な「Nothingらしい」世界観をもった製品が展開されています。
英国の法人情報サイト「GOV.UK」やビジネス系SNS「LinkedIn」、経産省の法人情報サイト「gBizINFO」に掲載されている公開情報を基に、基本情報をまとめると次の通りです。
社名 | NOTHING TECHNOLOGY LIMITED |
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代表者氏名 | Carl Pei |
設立年 | 2020年10月 |
ホームページ | |
所在地 | 80 Cheapside, London, England, EC2V 6EE |
社名 | Nothing Technology Japan株式会社 |
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設立年 | 2022年8月 |
ホームページ | |
所在地 | 東京都港区虎ノ門4丁目1番1号 |
日本法人が設立されていることから、国内市場にも今後力を入れていくことが読み取れます。
公式サイトで紹介されている企業ストーリーを抜粋しつつご紹介します。
10月にロンドンで創業、11月にミッションを共有する友人や投資家から700万ドルの資金調達を達成しました。
1月にGoogleベンチャーキャピタルファンドから1500万ドル、3月には独自のコミュニティサイト上で150万ドルの追加資金調達を達成。
6月にはワイヤレスイヤホン「Ear(1)」を発表し、7月に発売を開始しました。
3月にスウェーデンの投資運用会社のベンチャーキャピタル「EQT」から7000万ドルの資金を調達。7月にはスマートフォン「Phone(1)」を発表しました。※日本では「光るスマホ」「スケルトンスマホ」と話題になりました。
さらにスティック型のケースが印象的なワイヤレスイヤホン「Ear(stick)」を発表しました。
ワイヤレスイヤホンの第2世代として「Ear(2)」が発売されました。質の高いサウンド・クリアな音質が好評を博しました。また、スマートフォンも第2世代「Phone(2)」が登場。フラグシップモデルとして高性能カメラを搭載し、UIもパワーアップしたことで話題になりました。
ワイヤレスイヤホンの第3世代が登場し、これまでのナンバリングを排した「Ear」となりました。また、日本市場にも本格的に注力する動きが見られ、最新のスマートフォン「Phone(2a)」ではフェリカが搭載されることになりました。
Nothingの主な製品ラインナップはスマホとイヤホンの2カテゴリーになります。共通する特長としてはデザイン性の高さと実用性を兼ね備えたコストパフォーマンスが強みだと感じます。
2024年6月時点で販売されているものをリストアップすると次の通りです。
Nothing Ear(2)
以上、業界大注目のNothingについて、どんな企業なのか?どんな製品があるのかをご紹介しました。興味を持たれた方はぜひチェックしてみてください。