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オープンイヤー型イヤホンおすすめ9選!価格や形状、性能等を徹底比較

ワイヤレスイヤホン2025-09-14 に更新

従来のイヤホンは耳を密閉することで外部の音を遮断し、音楽やコンテンツへの没入感を高めることを主眼として設計されてきました。しかし近年、安全性、快適性、そして周囲とのつながりを重視する新しいリスニングスタイルが台頭し、これに応える形でオープンイヤー型イヤホンが急速に注目を集めています。

今回は、これからオープンイヤー型イヤホンの購入を検討している方や、すでにオープンイヤー型イヤホンの買い替えを検討している方に向けて、ニーズに合わせて最適な一台を選べるようにするためのおすすめプロダクトを紹介していきます。

オープンイヤー型イヤホンの選定基準

選ぶポイントを押さえておけば、用途にぴったりの製品を見つけられます。以下の9つの基準を参考にしてみてください。

1.音質

オープンイヤー型は一般的に音質面で密閉型に劣ると考えられてきましたが、最新の製品ではその認識を覆すモデルが増えています。音質評価のポイントは低音の迫力と、ボーカルや楽器のクリアさのバランスです。低音が得意なタイプやオールラウンダーのタイプ、Dolby Atmosを搭載した没入サウンドを出せるタイプまで、ラインナップが充実してきています。

オープンイヤー型を初めて使う方や、ラジオやポッドキャストなどの音声コンテンツを多用する方は、ながら聴きという文脈での音質に十分満足できると思います。音質に対する期待値を再確認することが、購入後の満足度を高める鍵となります。

2.装着感と快適性

オープンイヤー型イヤホンの装着方式は2タイプ存在します。

耳掛けタイプ

耳にフックをかけることで高いホールド感と安定性が出せるデザインです。ランニングやトレーニング等、スポーツや屋外で安定性を求める人とは相性が良いです。

一方で、眼鏡やマスクと併用する際に干渉したり、長時間の装着で耳の後ろに痛みを感じたりする可能性もあります。

イヤーカフタイプ

耳たぶに挟むように装着するデザインです。耳の形状に依存せず、非常に軽量であるため、長時間使用しても疲れにくいという利点があるため、在宅ワークで快適性重視の人との相性が良いです。

一方で、最適な装着位置を見つけるのにややコツが必要で、フィット感の調整が難しいと感じる方もいます。

3.防水・防塵性能

スポーツやアウトドアでの使用を考えている場合、防水・防塵性能も気にした方が良いです。この性能は国際的な規格である「IPX」で示され、数値が大きいほど性能が高いです。

  • IPX4: あらゆる方向からの水の飛沫に耐えられる「防滴」レベル
  • IPX5: あらゆる方向からの噴流水に耐えられる「防噴流」レベル
  • IPX7: 一時的に水没しても内部に浸水しない「防水」レベル
  • IP57: 防塵性能も備えたモデル

一般的な定義だとわかりにくいのですが、言い換えると以下のような感じです。

  • IPX4: 生活防水レベル(雨や水しぶきくらいには耐えられる)
  • IPX5: 強い水流にも耐える(着けたままシャワー浴びても問題なし)
  • IPX7: 一時的に水没してもOK(1m/30分程度)
  • IP57: 一時的に水没してもOKで、尚且つある程度の防塵性能もあり

4.マイク性能

オープンイヤー型は耳を塞がない構造のため、マイクが周囲の騒音も拾いやすいという弱点があります。この課題を解決するために、各メーカーがソフトウェアによるノイズ低減技術を導入し、製品の差別化を図っています。オフィスや在宅勤務での通話が主な用途であれば、マイク性能を最重要視して選ぶとよいでしょう。

5.バッテリー性能

ワイヤレスイヤホンに限りませんが、ガジェット選び共通の重要指標としてバッテリーの持続時間は意識すべき項目です。メーカーによりますが、近年では長時間稼働するイヤホンが主流だと感じております。これはスマホによる動画、映画鑑賞の時間が長くなっているのが影響していると考えています。

オープンイヤー型イヤホンのおすすめシリーズ早見表

商品名

価格帯

タイプ

重量(片耳)

連続再生時間(イヤホン / ケース

コーデック

防水性能

Shokz OpenDots ONE

¥27,880

イヤーカフ

6.5g

10時間 / 40時間

メーカー未公表

IP54

Shokz OpenFit 2

¥25,880

耳掛け

9.4g

11時間 / 48時間

メーカー未公表

IP55

Anker Soundcore C30i

¥7,990

イヤーカフ

5.7g

10時間 / 30時間

SBC、AAC

IPX4

Anker Soundcore AeroFit 2

¥16,990

耳掛け

8.5g

10時間 / 42時間

LDAC、SBC、AAC

IP55

EarFun Clip

¥7,990

イヤーカフ

5.7g

10時間 / 40時間

LDAC、SBC、AAC

IP55

EarFun OpenJump

¥8,990

耳掛け

7.8g

11時間 / 42時間

LDAC、SBC

IPX7

Nothing Ear (open)

¥24,800

耳掛け

8.1g

8時間 / 30時間

AAC、SBC

非防水

Bose Ultra Open Earbuds

¥39,600

イヤーカフ

6.5g

7.5時間 / 19.5時間

SBC、aptX Adaptive

IPX4

JVCケンウッド Victor HA-NP1T

¥19,800 or ¥22,000

※色の違いです。

耳掛け

4.9g

8時間 / 16時間

SBC、AAC

IPX4

1.Shokz OpenDots ONE

Shokz OpenDots ONE①
Shokz OpenDots ONE②

基本スペック

価格(2025年9月時点)

¥27,880

カラーバリエーション

ブラック / グレー

サイズ(充電ケース)

63.7mm × 49.5mm × 27.1mm

重さ

イヤホン:約6.5g、ケース:約39g

最速充電時間

10分間の充電で最長2時間再生可能

ノイズキャンセリング

なし

ワイヤレス充電

あり

専用アプリ

あり

良いポイント

  • 左右自動判別機能を搭載しており、どちらの耳にも自由に装着可能
  • 充電ケースも左右どちらにも収納できる設計
  • Dolby Audio対応により、臨場感あふれる立体音響を再現

惜しいポイント

  • 本体に物理ボタンがなく、「つまむ」操作でしか本体制御ができない
  • 「つまむ」操作でできることが少ない

詳しい商品レビューはこちらからどうぞ

Shokz OpenDots ONEレビュー|軽量で高音質なイヤーカフ型の注目株

2.Shokz OpenFit 2

Shokz OpenFit 2①
Shokz OpenFit 2②

基本スペック

価格(2025年9月時点)

¥25,880

カラーバリエーション

ブラック / ベージュ

サイズ(充電ケース)

67.5mm × 67.5mm × 27.8mm

重さ

イヤホン:約9.4g、ケース:約51g

最速充電時間

10分間の充電で最長2時間再生可能

ノイズキャンセリング

あり

ワイヤレス充電

なし

専用アプリ

あり

良いポイント

  • 2つの独立したスピーカーが搭載されており、それぞれが低音と高音に特化している
  • 物理ボタン操作と本体タッチ操作を選択可能
  • 高度なノイズキャンセリングと高品質マイクにより、周囲の雑音をほぼ完全に排除可能

惜しいポイント

  • 低遅延コーデックに対応していないため、ゲームをする際に音の遅延を感じる場合あり
  • 取り出しにくい(フックが絡む、ボタンにぶつかる 等)

詳しい商品レビューはこちらからどうぞ

【Shokz OpenFit 2レビュー】音楽好きも唸らせる開放型イヤホン

3.Anker Soundcore C30i

Anker Soundcore C30i①
Anker Soundcore C30i②

基本スペック

価格(2025年9月時点)

¥7,990

カラーバリエーション

クリアブラック / ホワイト

サイズ(充電ケース)

60mm × 50mm × 30 mm

重さ

イヤホン:約5.7g、ケース:約59g

最速充電時間

10分間の充電で最長3時間再生可能

ノイズキャンセリング

なし

ワイヤレス充電

なし

専用アプリ

あり

良いポイント

  • Bluetooth 5.3&マルチポイント対応でスマホ⇄PC切り替えがスムーズ
  • 片耳5.7 gの超軽量で長時間装着しても耳が痛くなりにくい
  • 1万円以内のエントリーモデルとしては最適

惜しいポイント

  • 開放型ゆえに低域の沈み込みはインイヤー型に及ばない
  • 防水性能はIPX4止まり。豪雨や水辺スポーツでは不安

詳しい商品レビューはこちらからどうぞ

Soundcore C30iをレビュー|1万円以下最強オープンイヤーの真価

4.Anker Soundcore AeroFit 2

Anker Soundcore AeroFit 2イメージ画像
Anker公式サイトより抜粋

基本スペック

価格(2025年9月時点)

¥16,990

カラーバリエーション

ミドナイトブラック / パールホワイト / シルバーグリーン / ディープブルー / ブロンズゴールド

サイズ(充電ケース)

57mm × 39mm × 14mm

重さ

イヤホン:約10g、ケース:約85g

最速充電時間

10分間の充電で最長4時間再生可能

ノイズキャンセリング

なし

ワイヤレス充電

あり

専用アプリ

あり

良いポイント

  • イヤーフックの角度を4段階で調節可能なため、どんな耳にもフィットしやすい設計
  • ハイレゾ再生かつ高音質コーデックLDAC対応で原音を緻密に再現
  • IP55とAnker独自のSweatGuardテクノロジーにより、汗や大雨、汚れをしっかりガード

惜しいポイント

  • 中高音の広がりに欠ける
  • 少し浮いたような装着感がある

5.EarFun Clip

EarFun Clip①
EarFun Clip②

基本スペック

価格(2025年9月時点)

¥7,990

カラーバリエーション

シルバーグレー / ホワイト

サイズ(充電ケース)

66mm × 48.3mm × 28 mm

重さ

イヤホン:約5.7g、ケース:約49.2g

最速充電時間

10分間の充電で最長2.5時間再生可能

ノイズキャンセリング

なし

ワイヤレス充電

なし

専用アプリ

あり

良いポイント

  • プリセットのイコライザーは22種類のため、あらゆるシーンで最適化が可能
  • 物理ボタン搭載でタッチ操作による誤操作の減少を実現
  • 1万円以下でLDACコーデック搭載。ハイレゾ音源も原音で緻密に再生可能

惜しいポイント

  • 本体は左右が決まっているため、ケースへの出し戻し時は注意する必要あり
  • iPhoneはLDAC非対応のため、iPhoneユーザーはフルパワーを出せない

詳しい商品レビューはこちらからどうぞ

EarFun Clipレビュー!22種のEQ搭載の高コスパなイヤーカフ型イヤホン

6.EarFun OpenJump

EarFun OpenJump①
EarFun OpenJump②

基本スペック

価格(2025年9月時点)

¥8,990

カラーバリエーション

ブラック

サイズ(充電ケース)

76.1mm × 66.9mm × 27.3 mm

重さ

イヤホン:約7.8g、ケース:約73.5g

最速充電時間

10分間の充電で最長2時間再生可能

ノイズキャンセリング

なし

ワイヤレス充電

あり

専用アプリ

あり

良いポイント

  • 形状記憶合金による耳へのフィットを調整可能
  • IPX7の防水性能で天候を気にせずスポーツやアウトドアにも活躍
  • 1万円以下でLDACコーデック搭載。ハイレゾ音源も原音で緻密に再生可能

惜しいポイント

  • イヤホン本体のタップ操作がしづらい
  • 少々地味なデザイン

詳しい商品レビューはこちらからどうぞ

Earfun OpenJumpレビュー!1万円以下で高音質なオープン型イヤホン

7.Nothing Ear (open)

Nothing Ear (open)①
Nothing Ear (open)②

基本スペック

価格(2025年9月時点)

¥24,800

カラーバリエーション

ホワイト

サイズ(充電ケース)

137.1mm × 47.6mm × 23.7mm

重さ

イヤホン:約8.1g、ケース:約63.8g

最速充電時間

10分間の充電で最長2時間再生可能

ノイズキャンセリング

なし

ワイヤレス充電

なし

専用アプリ

あり

良いポイント

  • Nothing Earシリーズ特有のスケルトンデザインによる唯一無二のデザイン
  • イヤーフックには柔軟で弾力があるニッケルチタンを採用し、軽くて安定した装着感を実現
  • 独自形状のドライバーと特許出願中の振動板を組み合わせ、幅広い音域を忠実に再現

惜しいポイント

  • 最大音量が小さく、周囲の騒音に負けやすい
  • ケースが横長で少々場所を撮るデザイン

詳しい商品レビューはこちらからどうぞ

Nothing Ear (open)レビュー!快適すぎるオープンイヤー型イヤホン

8.Bose Ultra Open Earbuds

Bose Ultra Open Earbudsイメージ画像①
Bose公式サイトより抜粋
Bose Ultra Open Earbudsイメージ画像②
Bose公式サイトより抜粋

基本スペック

価格(2025年9月時点)

¥39,600

カラーバリエーション

ブラック / ホワイトスモーク / サンドストーン / ムーンストーンブルー / ルナブルー / ディーププラム / サンセット イリデッセンス

サイズ(充電ケース)

42mm × 65 mm × 26mm

重さ

イヤホン:約6.5g、ケース:約56.5g

最速充電時間

10分間の充電で最長2時間再生可能

ノイズキャンセリング

なし

ワイヤレス充電

なし

専用アプリ

あり

良いポイント

  • 独自の空間オーディオ技術「イマーシブオーディオ」により、迫力ある低音と音の広がりを実現
  • Bose製スピーカーとペアリングすることで、好みの音量でテレビ鑑賞が可能
  • 専用アプリでEQ設定やリスニングモード選択、Bose製品のペアリング等を一元管理可能

惜しいポイント

  • ゴツゴツとした見た目で結構目立つ
  • ケース充電しても連続稼働時間が20時間未満と短め

9.JVCケンウッド Victor HA-NP1T

JVCケンウッド Victor HA-NP1Tイメージ画像
Victor公式サイトより抜粋

基本スペック

価格(2025年9月時点)

¥19,800、又は¥22,000

※色の違いです。

カラーバリエーション

ティールブルー / コールブラック / アイスグレー / マルーン / オフホワイト / エターナルブルー / ソルティオリーブ / サンドピーチ

サイズ(充電ケース)

64mm × 40mm × 27mm

重さ

イヤホン:約4.9g、ケース:約30g

最速充電時間

10分間の充電で最長1時間再生可能

ノイズキャンセリング

なし

ワイヤレス充電

なし

専用アプリ

あり

良いポイント

  • 8色展開でファッション性が高く、アクセサリーのように身につけられる
  • 3つのサウンドモードを搭載し、好みやシチュエーションに合わせて切り替えが可能
  • 非常に軽量でコンパクトであるため、ポケットに入れてもかさばらない

惜しいポイント

  • 連続稼働時間が16時間とかなり短め
  • 専用アプリにEQ機能が未搭載なため、音楽好きにはちょっと物足りない

今回はオープンイヤー型イヤホンのおすすめプロダクトを比較紹介していきました。安全面と音質面の両立を各メーカーが競うように新製品を発売してくるため、今後も驚くようなプロダクトが世の中に出てくる可能性があります。

通常のカナル型イヤホンとオープンイヤー型イヤホンの両方を所有し、シーン別に使い分けても面白いので、興味のある方は是非一度、手にとってみてください。

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この記事の執筆者

みやちん

31歳ソフトウェアエンジニア。今は都内のIT系の企業で勤務。仕事がら自動化することが好きなので、スマートホーム系のガジェットを愛用してたりします。ブログの内容で質問などあったらXでDMいただけると回答できます!