SwitchBot温湿度計Plusレビュー|半年の実測で見えた絶対湿度 のサムネイル

SwitchBot温湿度計Plusレビュー|半年の実測で見えた絶対湿度

湿温度系最終更新日時:2026-06-27

結論から書くと、買いです。3000円を切る価格で室温と湿度を手軽に把握したい人には、まず止めません。

ただ、この記事で本当に伝えたいのはスペックの話ではありません。SwitchBot 温湿度計Plusの一番おいしいところは、アプリでCSVに吐き出せる「絶対湿度」のデータです。相対湿度だけ眺めていたときには見えなかった季節の変化が、数値ではっきり見えるようになりました。

無印のSwitchBot温湿度計を寝室で使っていて、リビングでも測りたくなって買い足したのが今回のPlus。半年(2026年1〜6月)使い込んでわかったことを、実測データと一緒にまとめます。

SwitchBot 温湿度計Plusのスペックと特徴

SwitchBot 温湿度計Plusは、3.0インチの大画面ディスプレイを積んだBluetoothタイプのIoT温湿度計です。センサーはスイスSensirion製を採用していて、温度精度±0.2℃、湿度精度±2%RHと、家庭用としては十分な数字。

無印の温湿度計との一番の違いはディスプレイサイズで、離れた場所からでも数値が読めるようになっています。SwitchBotハブと組み合わせればAlexaやGoogle Home、Siriとも連携可能です。

項目

スペック

価格

約¥2,340

メーカー / 型番

SwitchBot(SWITCHBOT株式会社)/ W2201500

発売日

2022年2月17日

ディスプレイ

3.0インチ大画面

温度測定範囲 / 精度

-20℃〜80℃ / ±0.2℃(0〜65℃)

湿度測定範囲 / 精度

0〜99%RH / ±2%RH(10〜90%RH)

センサー

スイスSensirion製センサーチップ

本体サイズ

幅64.5×高さ79×奥行21.6mm

重量

89g(電池含む)

電源

単4電池×2本(約1年)

通信

Bluetooth Low Energy

データ保存

本体68日間 / アプリ最大2年

設置方法

6WAY(スタンド42°/65°・マグネット・置き・壁掛け・吊り穴)

スマート連携

SwitchBotハブ経由でAlexa / Google Home / Siri(HomePod)/ IFTTT / LINE Clova

無印の温湿度計と比べると、価格はほぼ据え置きでディスプレイがぐっと大きくなった、という立ち位置です。コンパクトさで選ぶなら無印ですが、離れた場所から数値を読みたいならPlusです。半年使った今は、この差が地味に効いてくるなと感じています。

良いポイント
  • 3.0インチの大画面で、離れた場所からでも数値が一目で読める
  • アプリのCSVエクスポートで絶対湿度・露点・VPD飽差まで記録でき、季節変化が数値で追える
  • 3000円を切る価格で大画面・高精度センサー・アプリ記録が揃う
  • アプリ登録・Bluetoothペアリング・ハブ連携が簡単
惜しいポイント
  • デザインがインテリアに馴染みにくく、置き場所を選ぶ
  • 湿度に±2%RHの仕様誤差があり、単一閾値での自動化は不安定になりやすい(ヒステリシス推奨)
  • 温度・湿度の通知アラートは自分で設定する必要がある

実際に使ってわかったこと

無印と並べると、表示の読みやすさが全然違った

もともと寝室で使っていた無印の温湿度計、表示は悪くないんですが、ちょっと離れると数値が読みづらかったんです。Plusを開封して並べた瞬間、「あ、これだ」と思いました。

ディスプレイが明らかに大きくて、ソファに座ったまま離れた位置からでも一目で数値が確認できます。これが思った以上に快適で、わざわざ近づいて覗き込む動作がなくなりました。

セットアップは拍子抜けするほど簡単

アプリへの登録とBluetoothペアリングは、特に詰まるところもなくサクッと終わります。SwitchBotハブとの連携もすんなり。説明書とにらめっこする時間はほぼゼロでした。

このあたりはSwitchBotらしい安定感で、ガジェットの初期設定が苦手な人でも問題ないと思います。

1日数回、必ず目視で確認するという使い方

うちではリビングのダイニングテーブルの上に置いていて、1日数回は必ず目視で確認しています。日常的に視界に入る位置なので、自然と「今日は乾いてるな」みたいなことが頭に入ってくる。

夫婦二人暮らしなんですが、同じ温度・湿度でも妻と僕で感じ方が違うんですよね。なので、エアコンのON/OFFはその時々で手動判断。スマートホームっぽい全自動運用ではなく、数値を見て自分たちで決める、というアナログな使い方に落ち着いています。

本命はアプリの絶対湿度ログ。冬と梅雨で数値がほぼ倍になった

正直、この機能のためにPlusを買ったようなものです。

アプリでは過去の室温・湿度の履歴が見られて、しかもCSVでエクスポートできます。取れるのは温度・相対湿度だけじゃなく、絶対湿度・露点(DPT)・VPD飽差まで。特に絶対湿度の記録が、想像以上に役に立ちました。

実際、2026年1〜6月の約半年分のデータがこんな感じです。

  • 温度:19.3〜27.2℃(平均23.0℃)
  • 相対湿度:25〜68%(平均46%)
  • 絶対湿度:4.6〜16.9g/m³(平均9.7)

面白いのが絶対湿度の季節変化です。冬の1月は平均7.7g/m³だったのが、梅雨の6月には13.7g/m³とほぼ倍。空気が含んでいる水分量がこれだけ違うわけです。

相対湿度って、同じ60%でも気温次第で体感がまるで変わるので、季節をまたいだ比較がしづらい。でも絶対湿度で見ると「冬は本当にカラカラだったんだな」というのが数字で一発で伝わります。観葉植物を育てている人や、湿度ベースで部屋の環境を整えたい人には、この記録機能だけでも買う価値があると思います。

センサーの精度より、設置場所の方がよっぽど効く

湿度精度は±2%RH。家庭で使うぶんには十分です。ただ半年使って強く感じたのは、センサーの精度を気にするより設置場所を気にした方がいい、ということ。

エアコンの風が直接当たる場所や窓際、それからPCの排熱の近くや壁にピッタリ密着させた状態だと、温度で1〜3℃、湿度で10%以上ずれることがあります。±2%RHの誤差なんて気にしてる場合じゃないです。

なので、床から1mくらいの高さで、直射日光とエアコンの風を避けた場所に置くのが正解です。これだけ守れば、数値はかなり信頼できます。

買う前に知っておきたいこと

惜しい点も書いておきます。僕はどれも許容範囲ですが。

  • デザインはインテリアに馴染みにくい。おしゃれな置物的なルックスではないので、うちでは目立たない場所に置いています。とはいえ温湿度計はそもそも数値を見るための道具。観葉植物のそばのように「自然と視界に入る実用的な定位置」を決めてしまえば、見た目の地味さはほとんど気になりません。
  • 通知アラートは自分で設定する必要がある。温度・湿度の超過時にスマホへ通知する機能はありますが、僕は今のところ使っていません(うちは目視確認派なので)。逆に言えば、放置気味でも管理したい人はアラートを設定しておけば見張りを任せられます。

自動化と組み合わせるなら、閾値に余裕を持たせる

湿度には±2%RHの仕様誤差があります。たとえば「50%ちょうどでエアコンON」のような単一閾値で自動化を組むと、その前後でON/OFFがバタつく可能性があります。

自動化を組み込む場合は「55%以上で除湿開始・45%以下で停止」のように、ヒステリシス(余裕)を持たせる設定にするのが無難です。閾値に幅を持たせるだけで、無駄なON/OFFの行き来をかなり抑えられます。

こんなシーンで活躍する

観葉植物を育てている人。絶対湿度や露点、VPD飽差まで記録できるので、植物にとっての空気の乾き具合を数値で管理できます。うちも植物のそばに置いて、毎日チェックするのが習慣になりました。

睡眠の質を上げたい人。寝室の温度・湿度を把握して整えるだけで、眠りの体感は変わります。3000円以下でここまでできるなら、まず損はしないはずです。

とりあえず部屋に温湿度計を置きたい人。3000円を切る価格で大画面・高精度・アプリ記録までついてくるので、最初の1台としてかなり勧めやすいです。

他の製品と比べてどう?

比較対象は同じSwitchBotの無印温湿度計です。

無印はコンパクトで設置の自由度が高い反面、表示が少し読みづらく、離れると数値を判別しにくい場面がありました。Plusはディスプレイが明らかに大きく、部屋の反対側からでも一目で数値が確認できます。

センサー精度やアプリ機能は基本的に同系統なので、選ぶ基準は「視認性をどこまで求めるか」。寝室の枕元など至近距離で見るなら無印でも十分ですが、リビングのように離れて確認する場所ならPlus一択だと思います。

まとめ:SwitchBot 温湿度計Plusは「室内環境を数値で整えたい人」の最適解

こんな人には自信を持って勧められます。

  • 観葉植物を育てていて、空気の乾き具合を数値で管理したい人
  • 睡眠の質を上げるために寝室環境を整えたい人
  • 離れた場所からでもパッと数値を確認したい人
  • 相対湿度だけでなく絶対湿度の季節変化まで把握したい人

購入前の注意としては、デザインがインテリアに馴染みにくいこと、自動化を使う場合は閾値に余裕を持たせる設定が必要なこと、アラートは自分で設定する必要があること。ただ、どれも使い方でカバーできる範囲です。

3000円を切る価格で、大画面の視認性とアプリの絶対湿度ログまで手に入る。「引退させるつもりはなかった」無印は、いまや予備機になりました。室内の湿度を気にする人なら、買って損はしないと思います。

FAQ

相対湿度と絶対湿度は何が違う?どっちを見ればいい?

相対湿度は「空気がどれだけ水分を含んでいるか」を%で表す値で、同じ60%でも気温次第で体感が大きく変わります。絶対湿度は温度に関係なく空気1m³に含まれる水分量(g/m³)を示すため、季節をまたいだ比較や年間推移の把握には絶対湿度の方がわかりやすいです。実測では冬1月に平均7.7g/m³だったのが梅雨6月には13.7g/m³とほぼ倍になり、数値でそのまま季節の乾燥差が伝わりました。

無印のSwitchBot温湿度計とPlusの違いは何ですか?

最大の違いはディスプレイサイズです。Plusは3.0インチの大画面で、ソファに座ったまま離れた場所からでも数値を一目で読めます。センサー(スイスSensirion製)やアプリ機能(絶対湿度・露点・VPDのCSV記録など)は同系統で、選ぶ基準は「どこから見るか」。枕元など至近距離なら無印で十分ですが、リビングのように離れて確認する場所ならPlus一択だと感じています。

SwitchBotハブがないと使えませんか?

ハブなしでも本体ディスプレイへの表示とアプリへのBluetooth記録はそのまま使えます。外出先からのリモート確認、AlexaやGoogle Home・Siriとの音声アシスタント連携、SwitchBotのシーン自動化などを使いたい場合にハブが必要になります。まず自宅で目視確認メインで使いたい場合は、ハブなしでも十分です。

電池はどれくらい持ちますか?

単4電池2本で約1年が目安です。Bluetooth通信を常時維持しているにもかかわらず1年持つのは、Low Energy(BLE)規格のおかげです。電池切れが近づくとアプリに通知が来るので、交換タイミングも把握しやすいです。

温湿度を正確に測るコツは?

センサーの精度(±2%RH)より設置場所の方がよっぽど効きます。エアコンの直風・窓際・PCの排熱付近・壁への密着を避けるだけで、温度で1〜3℃・湿度で10%以上のズレを防げます。床から1m前後の高さに置き、直射日光とエアコンの風が当たらない場所を選ぶのが基本です。これを守れば、数値はかなり信頼できます。

プロフィール画像

この記事の執筆者

AKI

「たった3秒の手間を減らすためなら、3時間のプログラミングも苦にならない」本末転倒なこだわりを持つソフトウェアエンジニアです。

ブログ運営は3年以上、自腹レビュー記事は累計200本超。

究極の怠惰を手に入れるために、年間50本以上のペースでガジェットを買い漁り、特にSwitchBot製品はほぼ全種類コンプリートして検証済みです。

エンジニア視点で徹底的に使い倒して見つけた「説明書には載っていない便利な活用法」を共有します。