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スマートホーム
2025-03-22スマートロックは、スマートフォンや専用リモコンを使ってドアの施錠・解錠ができる便利なデバイスです。
鍵を持ち歩く必要がなくなり、遠隔操作やオートロック機能などの利便性が向上します。また、家族やゲストに一時的なアクセス権を付与できるため、Airbnbやシェアハウスでも活用されています。
「結局どれがおすすめなの?」とお悩みの方に向けて、マストバイな定番製品を中心に比較して解説していきます。ぜひチェックしてみてください。
Qrio Lock | SwitchBot スマートロック | SwitchBot ロック Pro | SESAMI 5 | SESAMI 5 Pro | |
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価格(2025年3月時点) | ¥24,200 | ¥10,183 | ¥17,980 | ¥6,480 | ¥10,780 |
サイズ | 115.5 × 57 × 77mm | 111.6 × 59 × 73.2mm | 112 × 38 × 36 mm | 92.7 × 57 × 53.7mm | 105.9 × 45 × 56.5 mm |
重さ | 240g | 253g | 467g | 140g | 186g |
取り付け方式 | 貼り付け | 貼り付け | 貼り付け | 貼り付け | 貼り付け |
オートロック | 開閉センサー | 開閉センサー | 開閉センサー | タイマー式 | タイマー式 |
解錠方法 | 手ぶら、スマホ、マルチデバイス | スマホ | スマホ、マルチデバイス、NFCタグ(別売り) | 手ぶら、スマホ、マルチデバイス、NFCタグ(別売り) | 手ぶら、スマホ、マルチデバイス、NFCタグ(別売り) |
マルチデバイス対応 | Apple Watch、物理キー、カードキー、専用パッド | Apple Watch、カードキー、専用パッド | Apple Watch、カードキー、専用パッド | Apple Watch、物理キー、カードキー、専用パッド | Apple Watch、カードキー、専用パッド |
対応するスマートスピーカー | Alexa、Googleアシスタント | Siri、Alexa、Googleアシスタント | Siri、Alexa、Googleアシスタント | Siri、Alexa、Googleアシスタント | Siri、Alexa、Googleアシスタント |
電池残量確認 | ○(通知あり) | ○(通知あり) | ○(通知あり) | ○ | ○ |
開閉履歴 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
開閉センサー
ドアの開閉状態をセンサーで検知し、自動で施錠・解錠を行う。半ドアを検知して自動で施錠させることもできる一方、センサーの感度や反応速度によって、解錠に時間がかかる場合があります。
タイマー式
ドアが閉まってから設定した時間が経過すると自動的に施錠を行う。開閉センサー式とは異なり、ドアの開閉状態を直接検知するのではなく、時間経過に基づいて施錠を行います。
Qrio Lockを展開するQrio株式会社はソニーの子会社で、スマートロックを国内で普及させた立役者です。
他より高価格ではありますが、「スマートロックと言えば!」の超定番ブランドという安心感があります。
高性能で使いやすいスマートロックです。粘着テープは剥がれにくく、手ぶら解錠とアプリ解錠のレスポンスも良好。オートロックは開閉センサー式でセキュリティも高く、施錠・解錠履歴も確認できます。
解錠方法のバリエーションも豊富で、専用キーやキーパッド、Apple Watchにも対応。鍵のシェア機能も充実しており、電池持ちも良く、スマホアプリで残量確認も可能。
スマートロックに限らず、多種多様なスマートホーム製品を展開する世界的なブランドです。
核となる製品は(あらゆるリモコンを集約し、スマホで操作できる)スマートリモコン「ハブ2」「ハブミニ」です。これを軸にあらゆる家具家電を自動化させる魅力的なエコシステムを構築しています。
詳細は以下の記事で解説しているので、合わせてチェックしてみてください。
【SwitchBotの人気製品を徹底比較】ハブ2とハブミニって何が違うの?
手ぶら解錠はできませんが、アプリ解錠の反応速度はトップクラス。オートロックは開閉センサー式で半ドアのリスクを軽減しますが、解錠履歴は操作者までは記録されません。
キーパッドを追加すれば、暗証番号、指紋認証、カードタッチでの解錠が可能。スマートスピーカーやApple Watch、NFCタグにも対応しています。ウィジェットはiPhone・Android両対応で操作性は良好ですが、鍵のシェア機能は時間制限ができないため、オプションのキーパッドが必要です。電池持ちは180日は相対的に短い寿命です。
エントリーモデルとして必要十分なスペックを備えており、SwitchBotらしい拡張性の高さが光ります。
同ブランドの最上位モデルです。
ワンタッチ解錠と緊急解錠機能を備えています。手ぶら解錠は非対応ですが、アプリ解錠の反応速度は速く、ストレスなく操作できます。
締め忘れや半ドアの警告機能はありますが、解錠履歴には個人識別機能がありません。
別売りキーパッドで指紋認証、暗証番号、カードキー解錠が可能で、スマートスピーカーやApple Watchにも対応。ウィジェットはiPhone・Android両対応で、鍵のシェアにはキーパッドが必要です。電池は単3でコストを抑えられ、残量通知機能付き。
比較している製品の中で最も拡張性が高いです。
スタンフォード大学の台湾人学生が創業したスマートロック関連のスタートアップ企業CANDY HOUSEが展開しているブランドです。
手頃な値段と実用性の高い性能により、クラウドファンディングを始め、多くの投資家から注目を集めています。
特殊な鍵にも対応可能なスマートロックです。手ぶら解錠の精度にはばらつきがありますが、アプリ解錠のレスポンスは高速です。
セキュリティ面では、開閉履歴の確認が可能ですが、オートロックがタイマー式のため、半ドアのリスクがあります。解錠方法は豊富で、キーパッドやスマートスピーカー、Apple Watchなどに対応しています。使いやすさでは、ウィジェット操作が可能ですが、鍵のシェア機能に時間制限がない点が課題です。電池持ちは平均的で、アプリで残量確認ができます。
価格も手ごろでSwitchBot ロックと同じくエントリーモデルとして気軽に試せる魅力があります。
鍵のシェア機能が充実したスマートロックです。
QRコードでゲストキーを共有し、時間制限も設定できます。手ぶら解錠の精度はやや不安定ですが、アプリ解錠のレスポンスは高速です。
セキュリティ機能も充実しており、施錠・解錠履歴の確認やタイマー式オートロックが可能です。解錠方法も豊富で、スマートスピーカー、NFC、指紋認証に対応しています。
ウィジェット操作も可能で、使い勝手も良好です。電池持ちも1年以上と長寿命なのが魅力です。
国内ブランドとして、日本の住環境を熟知している安心感と性能の高さから、Qrio Lockをおすすめできます。
スマートロックの決定版として、予算に余裕があるならまずQrio Lockを判断軸にして、他製品を比較するのが合理的だと感じます。
Qrio Lockと同様、高価格帯に位置するため、性能自体も同等かつ拡張性ではSwtichBotの強力なエコシステムに組み込むことができるので、かなり魅力的なスマートロックです。
もしすでにSwtichBot製品を所有している方なら、SwitchBot ロック Proを判断軸にするのが良いでしょう。
他と比べて手頃な価格帯に位置しており、新進気鋭のブランドと言いつつ、国内で人気のスマートロックになります。
他社製品のスマートリモコン「NatureRemoシリーズ」の連携もできるので、拡張性も実は高い優れたスマートロックです。
以上、人気のスマートロックを比較してご紹介しました。
プライベートの最も基本的な部分に当たる玄関のスマート化は、誰によっても変化を感じやすい領域だと思います。
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