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SwitchBot ロック Ultraレビュー!スマートロックの完成形はこれだ

スマートホーム2025-07-26 に更新

スマートホームの分野で、手軽さと高い機能性で多くのファンを持つ「SwitchBot」。カーテンの自動開閉から照明のコントロールまで、私たちの暮らしを次々とアップデートしてくれるブランドです。

そんなSwitchBotが満を持して投入したスマートロックのフラッグシップモデルが、今回レビューする「SwitchBot ロック Ultra」です。これまでのモデルで培った技術を結集し、さらに顔認証や指紋認証といった最先端の機能を搭載。まさに「未来の鍵」と呼ぶにふさわしい、スマートロックにおける集大成的な製品と言えるでしょう。

鍵のあらゆるストレスを過去にする「完成形スマートロック」

高機能ゆえに価格は少し張りますが、それを補って余りあるほどの利便性と安心感を得られます。特に、鍵の閉め忘れが多い方や、両手が塞がっていることが多い子育て世代の方には、生活が激変するレベルでおすすめできる逸品です。

😄 良いポイント

  • 多彩で高速な解錠方法: 顔認証、指紋認証、ICカードなど、シーンに合わせて最適な方法を選べる。特に顔認証の精度とスピードは驚くほど快適。
  • 後付け感のない美しいデザイン: ドアに溶け込むカバー型デザインで、インテリアを損なわない。
  • 圧倒的な安心感: 3重の閉め出し防止機能と、開閉センサーによる確実なオートロックで、「鍵かけたっけ?」の不安から解放される。
  • ほぼ全ての鍵に対応: 99.99%のドアロックに対応する高い互換性で、取り付けを諦めるケースがほとんどない。

🤔 惜しいポイント

  • フラッグシップゆえの価格: 他のスマートロックと比較すると、初期投資はやや高め。
  • 鍵の形状により追加部品が必要な場合も: 事前に自宅のサムターンの形状を確認しないと、別売りのアタッチメントが必要になる可能性がある。

「SwitchBot ロック Ultra」の基本スペック

価格(2025年7月時点)

¥22,980

カラーバリエーション

ブラック / シルバー

サイズ

122 × 62.6 × 66.8 mm

重さ

377g

メイン電力

充電式バッテリー(約1年駆動)

予備電力

CR123A電池(緊急解錠1000回)

解除方法

顔認証 / 指紋認証 / 交通系ICカード / 手ぶら解錠 / パスワード他

オートロック機能

開閉センサー式

「SwitchBot ロック Ultra」の特徴・メリット

解錠しやすく、ドアとの一体感のあるカバー型デザイン

ロック Ultraは、ドアのサムターン(つまみ)全体を覆うカバー型のデザインを採用。後付け感が少なく、まるで最初からドアに付いていたかのような一体感が生まれます。

公式サイトより
公式サイトより

顔認証や指紋認証にも対応するフラッグシップモデル

最大の魅力は、その多彩な解錠方法です。

  • 顔認証:ドアの前に立つだけで、一瞬で解錠。両手が塞がっていても問題ありません。
  • 指紋認証:指を当てるだけ。高速かつ正確に認証します。
  • 交通系ICカード:SuicaやPASMOなどを登録すれば、かざすだけで解錠できます。
  • その他:アプリ、パスワード、NFCタグ、Apple Watch、音声アシスタントなど、あらゆるニーズに対応します。

これらの方法を家族それぞれが使いやすいように設定できるため、誰にとっても快適な鍵になります。

公式サイトより
公式サイトより

99.99%の鍵に対応

「うちの鍵、特殊だから付かないかも…」という心配はほとんど不要です。様々な形状のサムターンに対応するためのアタッチメントが豊富に同梱されており、日本の住宅で使われている鍵の99.99%に対応可能と謳っています。

公式サイトより
公式サイトより

閉め出し防止を3重装備

スマートロックで最も怖いのが「閉め出し」。「SwitchBot ロック Ultra」は、その不安を徹底的に排除します。

  • メイン電力(充電式バッテリー):約1年間持続する大容量バッテリー。バッテリー残量が少なくなるとアプリで通知が届きます。
  • 予備電力(CR123A電池):万が一メインバッテリーが切れても、緊急用の予備電力で約1000回の解錠が可能です。
  • 微電流解除:メインバッテリーと予備電池が両方とも消耗しきってしまったような緊急時に、残されたわずかな電力をかき集めて鍵を解錠する機能です。

※当たり前ですが、従来通り物理キーを使って開けることもできます。

公式サイトより
公式サイトより

独自技術による快適な解錠・施錠動作

解錠・施錠時のモーター動作にも、SwitchBotの技術が光ります。独自開発のFastLock™技術により、動作音の静音性能を高いレベルで実現。

さらに、前モデルのロックProと比較してモーターのトルク(回転する力)が2倍にアップ。重たい鍵でも、より速く、よりスムーズに動作し、日々のストレスを感じさせません。

公式サイトより
公式サイトより

「SwitchBot ロック Ultra」を実際に使ってみた感想

想像以上にスマートでコンパクトに設置できる

箱から出した第一印象は「意外と大きいかな?」でしたが、実際にドアに取り付けてみると、デザイン性の高さからか圧迫感は全くありません。サムターン全体が隠れることで、むしろドア周りがスッキリと洗練された印象になりました。

取り付けも強力な両面テープで貼り付けるだけなので、工事不要で15分もあれば完了しました。

一体感のある設置感
一体感のある設置感
正面
正面
意外とコンパクトに収まる
意外とコンパクトに収まる
僕は解錠に指紋認証パッドを追加導入しました
僕は解錠に指紋認証パッドを追加導入しました

「あれ、施錠したっけ?」の不安が解消されて長生きできそう

これが最大のメリットかもしれません。ドアが閉まったことを開閉センサーが検知し、数秒後に自動で施錠してくれるオートロック機能。これにより、外出時や就寝前に「鍵、閉め忘れたかも…」と不安になることが一切なくなりました。

この精神的な安心感は、何物にも代えがたい価値があります。使い始めてからこうした不安からくるストレスが解消され、長生きできそうな気がしてきました。

押すと解錠(動作音が静かで良い)
押すと解錠(動作音が静かで良い)

オートロックマンションの場合は、ボットも設置しておくべし

これはマンション住まいの方への注意点です。自宅玄関をロック Ultraでスマート化しても、マンションのエントランスがオートロックの場合、結局そこで鍵やスマホを取り出す必要があります。

この手間を無くすには「SwitchBot ボット」を設置するのがおすすめです。これにより、エントランスのオートロック解錠ボタンを遠隔で押せるようになり、真の「手ぶら解錠」が完成します。

押す操作を遠隔で実行できるシンプルなガジェット
押す操作を遠隔で実行できるシンプルなガジェット
オートロックの解錠ボタンに「SwitchBot ボット」を設置
オートロックの解錠ボタンに「SwitchBot ボット」を設置

ただし、毎回インターホンを呼び出してスマホアプリからボットで解錠、なんてくそ面倒なことは現実的ではありません。エントランスのオートロックはこれまで通り物理キーで解錠しましょう。

「え?じゃあ意味ないじゃん…」と思われるかもしれませんが、万が一会社などに鍵を忘れたり、ちょっと近所のコンビニへ行った際に鍵を持ち出し忘れた場合、この解錠環境を構築しておくことで、こうしたハプニングを防ぐことができます。

僕自身、オートロックマンションに住んでいるので同じように懐疑的だったのですが、いざ導入してみるとこの安心感たるや、もうスマートロックのない生活は考えられません。

鍵の種類によっては別売りのアタッチメントが必要!事前確認はマスト…

ほとんどの鍵に対応しているとはいえ、ごく一部の特殊な形状のサムターンでは、固定補強パーツが必要になるケースがあります。

購入してから「付かなかった...」とならないよう、公式サイトの対応診断ページなどで、事前に自宅の鍵が対応しているか、追加パーツが必要ないかを必ず確認しましょう。

かく言う僕も少し特殊なサムターンだったらしく、固定補強パーツを取り寄せてから設置しました。

僕の家のサムターンはちょっと特殊なものでした
僕の家のサムターンはちょっと特殊なものでした
本体を取り付ける前に固定補強パーツを装着
本体を取り付ける前に固定補強パーツを装着
上から見るとこんな感じ
上から見るとこんな感じ

「SwitchBot ロック Ultra」はこんな人にオススメ

最先端のガジェットで最高のスマートホーム体験をしたい人

顔認証や指紋認証といったフラッグシップならではの機能をフル活用し、未来の生活をいち早く体験したいテクノロジー感度の高い方。

日々の鍵の開け閉めに少しでもストレスを感じている人

買い物帰りで両手が塞がっている、子どもを抱っこしている、そんなシーンが多い子育て世代や、鍵の取り出しが面倒に感じるすべての方。

鍵の閉め忘れが多く、防犯面に不安がある人

確実なオートロック機能で、施錠忘れの不安をゼロにしたい方。家族の施錠履歴も確認できるため、子どもの帰宅確認などにも使え、セキュリティ意識が高い方に最適です。


「SwitchBot ロック Ultra」は、単なる「便利な鍵」ではありません。それは、日々の小さなストレスを解消し、時間と心の余裕を生み出し、大きな安心感をもたらしてくれる「生活の質を向上させる投資」です。

玄関のドアを開けるという毎日繰り返す行為が、これほどまでにスムーズで快適になるという体験は、一度味わうと元には戻れません。鍵との付き合い方を根本から変えてくれる「SwitchBot ロック Ultra」で、一歩先のスマートな暮らしを始めてみてはいかがでしょうか。

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この記事の執筆者

みやちん

31歳ソフトウェアエンジニア。今は都内のIT系の企業で勤務。仕事がら自動化することが好きなので、スマートホーム系のガジェットを愛用してたりします。ブログの内容で質問などあったらXでDMいただけると回答できます!