スマートスピーカーとして展開されているAmazon Echoシリーズですが、どれを買えば良いのか迷っている人が多いのではないでしょうか。スピーカーとして音楽を楽しむことは勿論、ディスプレイ搭載で映像まで楽しめるものや、映画館レベルの音響システムが搭載されているものまで、機種によって用途がさまざまです。
この記事では、Amazon Echoシリーズの選び方と、おすすめモデルを8つ紹介します。
これから購入を検討している方の参考になれば嬉しいです。
Amazon Echoシリーズを選ぶうえで重視すべきポイントは、「利用目的」「音質」「ディスプレイ有無」「設置場所」「価格帯」の5つです。それぞれ詳しく見ていきましょう。
スマートスピーカーを選ぶ上で最も重要な要素です。「Amazon Echoシリーズで何をしたいか」を最初に決めることで必要な機能が理解でき、購入後に「こんなはずじゃなかったのに…」という不満をなくすことができます。例えば、以下のポイントがよく挙げられる利用目的です。
音質を重視するなら、スピーカーサイズが大きいモデルや音響に特化したモデルが最適です。ハイレゾ音源対応の有無も確認ポイントとなります。
ディスプレイ付きのシリーズが必須です 。画面サイズ(5インチ、8インチ、15インチ)とカメラ性能(自動フレーミングなど)が選定の鍵となります。
IoT家電の操作が主目的であれば、Matter対応の有無や、コントロールパネル特化モデルも検討対象となります。
基本的な機能であれば、Amazon Echoシリーズのエントリーモデルで十分です。目覚まし時計に特化しているモデルもあるため、寝室での利用に最適です。
ビデオ通話機能や家族共有機能、高齢者見守り機能が有効です。
音楽を頻繁に聴くユーザーにとって重要な選定基準となります。一般的に、スピーカーのサイズが大きいほど、よりパワフルで迫力のあるサウンドです。複数のドライバーとDolby Atmos対応のモデルであれば、まるでコンサートホールにいるかのような臨場感を出すことが可能となります。
Amazon Echoシリーズは、大きく分けて「ディスプレイあり」と「ディスプレイなし」の2つのタイプに分類され、それぞれのタイプが異なる利用体験を提供しています。
視覚的に情報を確認できるため、天気予報、ニュース、レシピ、動画コンテンツの視聴、ビデオ通話、スマートホームの状況確認などに優れています。特に、キッチンでレシピを表示したり、リビングで家族写真を表示したりと、視覚的な情報が役立つシーンで真価を発揮します。これにより、音声だけでは得られない直感的な操作と情報理解が可能になります。
音声操作と音質に特化しているため、音楽鑑賞や情報取得、スマートホーム操作が主な用途です。
スマートスピーカーは常に目に触れる場所に置かれることが多いため、部屋のインテリアに合うデザインや、設置スペースに適したサイズを選ぶことが重要です。
ディスプレイなしのモデルはコンパクトで、デスクや棚、洗面台など、どこにでも置きやすいサイズ感です。これにより、限られたスペースでもスマートスピーカーの利便性を享受できます。
ディスプレイありのモデルは壁掛けが可能なものもあるため、デジタルフォトフレームや情報ボードのように活用でき、リビングの壁面を有効活用できます。
スピーカーの位置や向きも音質や音声認識の効率に影響するため、部屋の構造や配置場所に応じたモデル選びが推奨されます。
Amazon Echoシリーズは、5,980円のモデルから47,980円のモデルまで、非常に幅広い価格帯となっています。予算に応じて、必要な機能と音質のバランスを考慮することが重要です 。全ての機能が必要ない場合は、高価なモデルを選ぶ必要はありません。
また、Amazonの大型セール時期(プライムデーやブラックフライデーなど)を狙うと、よりお得に購入できる可能性が高いです。
以下の表は、Amazon Echoシリーズの主要モデルを、価格、ディスプレイの有無、音質、主要機能、推奨用途といった重要な選定基準に基づいて比較したものです。この表は、自身の利用目的と照らし合わせながら、各モデルの強みと弱みを直感的に把握できるよう作成しています。
Echo Pop | Echo Dot (第5世代) | Echo (第4世代) | Echo Studio | Echo Spot | Echo Show 5 (第3世代) | Echo Show 8 (第3世代) | Echo Show 15 (第2世代) | |
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価格(2025年6月時点) | ¥5,980 | ¥8,480 | ¥11,980 | ¥29,980 | ¥11,480 | ¥12,980 | ¥19,980 | ¥47,980 |
ディスプレイ有無・サイズ | なし | なし | なし | なし | あり | あり | あり | あり |
スピーカー構成 | 1.95インチフルレンジ | 1.73インチフルレンジ | 3インチウーファー、0.8インチツイーター x2 | 5スピーカー(ウーファー、ツイーターなど)、Dolby Atmos、3Dオーディオ | 1.73インチスピーカー | 2インチフルレンジ | 2インチネオジムスピーカー x2 | 1.6インチフルレンジ x2 |
主要機能 | Alexa音声アシスタント | Alexa音声アシスタント、モーション/室温センサー | Alexa音声アシスタント、Dolby Audio | Alexa音声アシスタント、Fire TV連携でホームシアター | 時計、天気、音楽情報表示 | 動画視聴、ビデオ通話、レシピ表示、スマートホーム | 動画視聴、ビデオ通話(13MPカメラ、自動フレーミング)、レシピ表示、スマートホーム | Fire TV機能、Alexa対応音声認識リモコン、家族向けウィジェット、ビデオ通話(13MPカメラ、自動フレーミング)、スマートホームハブ |
本体サイズ | 99mm × 83mm × 91mm | 100 × 100mm × 89mm | 144mm × 144 mm × 133mm | 206mm × 175mm × 175 mm | 113mm × 103mm × 111mm | 147mm × 82mm × 91mm | 200mm × 139mm × 106mm | 408mm × 257mm × 36mm |
重さ | 196g | 304g | 970g | 3.5kg | 405g | 456g | 1.03kg | 2.3kg |
推奨用途/設置場所 | スマートスピーカー初心者、サブ機、寝室、洗面所 | 入門者、寝室、子供部屋、スマートホーム連携 | リビング、自室での音楽鑑賞 | 最高の音質を求める方、オーディオ愛好家、リビング | 寝室での目覚まし時計、簡易情報確認 | キッチン、ベッドサイド、限られたスペース | 自室、子供部屋、汎用的な利用 | リビング、家族の共有ハブ、高齢者見守り、デジタルフォトフレーム |
特記事項 | 最安値、コンパクト、気軽に試せる | コスパ優れる、センサー機能で自動化 | Echo Dotより高音質、中核モデル | Amazon Echo最高音質、臨場感あふれるサウンド | 小型ディスプレイ、動画視聴不可 | コンパクトなディスプレイ付き、簡易動画視聴 | バランスの取れたモデル、高画質カメラ | 大画面、Fire TV搭載、壁掛け可能、家族利用に最適 |
初めてスマートスピーカーを購入する方は、手頃な価格で基本的な機能を体験できるモデルがおすすめです。これにより、音声アシスタントの便利さを気軽に実感できます。
価格(2025年6月時点) | ¥5,980 |
---|---|
サイズ | 99mm × 83mm × 91mm |
重さ | 196g |
Bluetooth接続 | ○ |
オーディオ | 1.95インチスピーカー |
タップジェスチャー | ✕ |
温度センサー | ✕ |
カラー | グレーシャーホワイト/チャコール/ティールグリーン/ラベンダー |
最安値でありながら音質も良好です。半球型のデザインでスピーカーらしいフォルムです。まずは「Alexa、今日の天気は?」「Alexa、音楽かけて」といった基本的な使い方から始めるのに最適です。
製品のレビュー記事はこちらをチェックしてみてください。
価格(2025年6月時点) | ¥8,480 |
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サイズ | 100 × 100 × 89 mm |
重さ | 304g |
Bluetooth接続 | ○ |
オーディオ | 1.73インチスピーカー |
タップジェスチャー | ○ |
温度センサー | ○ |
カラー | グレーシャーホワイト/チャコール/ディープシーブルー |
Echo Popより高機能で、室温・モーションセンサーによるスマートホーム連携が可能です。基本的な機能に加え、スマートホームの自動化にも興味がある方には、よりコストパフォーマンスに優れた選択肢となります。
製品のレビュー記事はこちらをチェックしてみてください。
音楽鑑賞がスマートスピーカーの主な目的であれば、音質に特化したモデルを選ぶことで、より豊かなオーディオ体験が得られます。
価格 | ¥29,980 |
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サイズ | 206 × 175 × 175 mm |
重さ | 3.5kg |
アンプ | 最大出力330W、24ビットDAC、帯域幅100kHz |
オーディオ | 2.0インチ(51 mm)ミッドレンジスピーカー x 3、1.0インチ(25 mm)ツイーター、低音開口部付き5.25インチ(133 mm)ウーファー |
対応オーディオフォーマット | FLAC、MP3、AAC、Opus、Vorbis、Dolby Digital、Dolby Digital Plus、Dolby Atmos、Sony 360 Reality Audio/MPEG-H ※CD品質(16-bit)、ハイレゾ(24-bit)の対応を含む |
サポートする音楽ストリーミング | Amazon Music、Apple Music、Spotify、AWA、TuneIn、うたパス |
Fire TVの互換性 | Fire TV Cube(第2世代)、Fire TV Stick 4K、Fire TV Stick 4K Max、またはFire TV(第3世代)のオーディオ出力として無線接続。 |
Amazon Echoシリーズで最高の音質を誇り、3DオーディオやDolby Atmos対応で臨場感あふれるサウンドを楽しめます。Fire TVとの連携でホームシアターとしても活用可能で、リビングのメインスピーカーとしても十分な性能です。
製品のレビュー記事はこちらをチェックしてみてください。
【Echo Studioレビュー】Echo史上最高音質スピーカーの性能とは?
価格 | ¥11,980 |
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サイズ | 144 mm × 144 mm × 133 mm |
重さ | 940g |
オーディオ | 3.0インチウーファー、0.8ツイーター x 2 |
サポートする音楽ストリーミング | Amazon Music、Apple Music、Spotify、AWA、TuneIn、うたパス |
Bluetooth接続 | ○ |
タップジェスチャー | ○ |
温度センサー | ○ |
カラー | グレーシャーホワイト/チャコール/トワイライトブルー |
大型スピーカーと小型スピーカー2基の計3基を搭載し、豊かなサウンドを演出します。Echo Studioほどの高音質は求めないけど、Echo Dot以上の音質で音楽を楽しみたい人に向いています。リビングや広い部屋での利用に適しています。
動画コンテンツの視聴やビデオ通話、レシピ表示、家族の見守り等、視覚情報にこだわる人には、高画質なカメラを搭載したディスプレイ付きのEcho Showシリーズが最適です。
Echo Show 8(第3世代) | Echo Show 15(第2世代) | |
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価格(2025年6月時点) | ¥22,980 | ¥47,980 |
サイズ | 200mm × 139mm × 106mm | 408mm × 257mm × 36mm |
重さ | 1.03kg | 2.3kg |
ディスプレイ | 8インチ 解像度1280 x 800 | 15.6インチ 解像度1920 x 1080、縦横両表示対応 |
オーディオ | 2インチ(52mm)ネオジウムスピーカー x 2 (パッシブバスラジエーター付き) | 2.0インチウーファー x 2、0.6インチツイーター x 2 |
スマートホームハブ | Zigbee、Matter、Threadボーダールーター | Zigbee、Matter、Threadボーダールーター |
カメラ | 13MP 自動フレーミング機能 | 13MP 自動フレーミング機能 |
動画コンテンツの視聴に優れており、特にEcho Show 15(第2世代)はFire TV機能も内蔵しています。設置場所の広さや、動画視聴の頻度、ビデオ通話の利用状況に応じて画面サイズを選ぶと良いでしょう。
寝室や書斎、会社のデスク等、自分の身の回りに設置できるものを考えている人は、コンパクトで実用的なシリーズを選択すると良いでしょう。
価格(税込) | ¥12,980 |
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サイズ | 147mm × 82mm × 91mm |
重さ | 456g |
ディスプレイ | 5.5インチ タッチスクリーン |
オーディオ | 1.75インチフルレンジスピーカー |
マイク | 3マイクアレイ |
カメラ | 2MP |
コンパクトなディスプレイで再生中の楽曲や動画を少し操作をしたり、タイマーを設定したりするのに便利です。他のEcho Showシリーズよりも性能は劣りますが、フォトフレーム機能やビデオ通話、見守り機能も備わっているため、エントリーモデルとして試すにはちょうど良いです。
製品のレビュー記事はこちらをチェックしてみてください。
料理・見守り・通話に大活躍!Echo Show 5(第3世代)レビュー
価格(2025年6月時点) | ¥11,480 |
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大きさ | 113mm × 103mm × 111mm |
重さ | 405g |
オーディオ | フルレンジ1.73インチ内蔵スピーカー |
ディスプレイ | 2.83インチ(320x240)タッチスクリーン。半円形着色カバーガラス。 |
モーション検知 | ○ |
温度センサー | × |
カメラ | × |
カラーバリエーション | オーシャンブルー / グレーシャーホワイト / ブラック |
Amazonがスマートアラームロックと打ち出している通り、スマートスピーカーというよりスマート目覚まし時計という感じです。寝室や書斎を中心に、どこでも設置できる機能性とコンパクトさがあるため、非常に使いやすい製品です。
製品のレビュー記事はこちらをチェックしてみてください。
【Echo Spotレビュー】シンプルイズベストなスマートアラームクロックとは?
今回はAmazon Echoシリーズの選び方と、おすすめモデルを8つ紹介しました。
用途や価格帯によっておすすめは変わってきますが、「利用目的」を少しでも意識して選ぶと失敗しづらいと思います。
僕は部屋ごとに用途を決めて設置しているため、それぞれのシリーズが性能を最大限発揮しており、結果としてQOLの質が飛躍的に良くなったと感じています。
スマートスピーカーは使いこなすと非常に便利なので、これを機に是非チェックしてみてください。
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