TOP> パソコン作業が原因で起きる肩こりを、分離型キーボードで解決する!
キーボード
2025-03-22ここ数年、コロナウイルスが原因でリモートワークで仕事をする人が急増しました。
オフィス勤務・リモート関わらず、皆さんは自身の仕事環境に投資をしているでしょうか?特にホワイトワーカーの方は1日のうちの大半をノートパソコンの前に座って作業しているのではないでしょうか?多くの時間を費やしているからこそ、仕事環境への投資のリターンは大きいはずです。
私は本職がソフトウェアエンジニア(以下エンジニア)なのですが、エンジニアはモニターディスプレイ、マイク、キーボード、デスク、デスクチェアなど仕事環境に投資する人が多い印象があります。私も例に漏れず、ここ数年で自宅の仕事環境に投資を重ねてきたのですが、その中でも特に分離型キーボードを購入したことは、仕事環境を大幅に快適にしてくれた、具体的には肩こりを改善してくれたと感じています。
本記事では、「分離型キーボード導入のすすめ」をテーマに、分離型キーボードのメリットや購入方法などをご紹介します。
第一三共ヘルスケアが運営しているWebサイト「くすりと健康の情報局」から引用させていただくと、肩こりは以下の要因から発生するとあります。
また、以下のような行動が筋肉の緊張を引き起こしているとのこと。
一般的なキーボードでタイプしていると、必然的に両腕を体の前方に寄せる必要があり、背筋を伸ばした姿勢を維持することが難しくなります。それにより、「偏った姿勢」を長時間継続することで肩こりが発生しやすくなるのだと思います。
そもそも分離型キーボードとはどういったものでしょうか?分離型キーボードはその名の通り、一般的なキーボードを中央部分で半分に割ったような形をしたキーボードのことを指します。
分離型キーボードを使う際は、ノートパソコンの左右に配置して使うことになるため、自然と肩が開く姿勢となり、正しい姿勢を維持しやすくなります。
この記事を読みながら実際に試してみていただきたいのですが、キーボードをタイプする姿勢から、手の位置を左右30cmほど開くだけで、背筋を伸ばす楽さが全然変わると思います。肩甲骨が寄っているような感覚がないでしょうか?
分離型キーボードが肩こり改善に効果があると言えど、多くの人は導入ハードルが高いと感じてしまうかもしれません。実際、エンジニアである私も初めて分離型キーボードを使うときはちゃんと使いこなせるか不安でした。
しかし、実際に使ってみると、そこまで慣れるのに時間はかからなかったと思います。イメージとしては、新しいパソコンを買って、キーボードの配列が変わったのに慣れる感じです。
私の場合は、今まで「B」のキーを右手指でタイプしていたのが、分離型キーボードでは左側にあるので、左手指でタイプすることに慣れる必要がありました。そういう意味では、本来使うべき指でキーをタイプするように矯正されるので、そこはメリットと言えるかもしれません。
分離型キーボードのメリット、導入ハードルが高くないと分かった上で、どこで購入できるのでしょうか?分離型キーボードを置いている家電量販店は多くはないと思いますし、多くの方は実物を見たことすらないのではないでしょうか?Amazonで検索しても、そこまでバリエーションは多くない状況です。
そういった状況の中でまずオススメしたいのは、期間限定でレンタルをしてみることです。
Rentioというサイトで、Mistelというブランドの分離型キーボードが1ヶ月2,400円(2022年11月時点)でレンタルできます。これでまずは、分離型キーボードを使いこなせることができるかを低コストで検証してみましょう。
その上で、実際にメリットを享受できた、肩こりが改善された場合には、Amazonなどで購入するなどするといいと思います。
余談ですが、私は秋葉原の遊社工房というキーボード専門店で、分離型キーボードの自作セットを購入して組み立てました。3万円くらいしましたが、最高のキーボードを手に入れることができたので全く後悔していません。
残念ながら、「やっぱり分離型キーボード難しすぎるわ・・・」となってしまった方は、湾曲型のキーボードを検討してみてはいかがでしょうか?
湾曲型のキーボードとはこのような形状のキーボードで、人間工学に基づいてデザインされてるので、人間の身体にとって負荷のかからない体勢でタイプできます。
分離型キーボードも含めこのように、できるだけ身体に負荷がかからないデザインで作られているキーボードを「エルゴノミクスキーボード」といいます。キーボードを検索する時にはこのキーワードを使ってみてください。
本記事では、肩こりを改善するための分離型キーボードをご紹介しました。個人的には、分離型キーボードを使うことで、肩こりはかなり解消されたという実感がありますが、冒頭のくすりと健康の情報局にもある通り、肩こりはさまざまな要因から引き起こされるものなので、定期的に体を動かすなどして、長時間同じ体勢を続けないなどの工夫も心がけましょう。