SwitchBotとAqara、どちらでスマートホームを作るべきか。
先に結論を書くと、初めてスマートホーム化するならSwitchBotをおすすめします。理由はシンプルで、赤外線リモコン、カーテン、見守りカメラのような「今ある生活を少し楽にする」製品が多く、導入後のイメージが湧きやすいからです。
一方で、Apple HomeやZigbee機器を中心に、家全体を本格的に組みたいならAqaraの方がハマります。SwitchBotは手軽。Aqaraは沼寄り。いい意味で。


今回参考にしたのは、SwitchBot ハブ3、SwitchBot ハブ2、SwitchBot 見守りカメラ、SwitchBot カーテン3、Aqara Hub M2、Aqara カーテンドライバーE1、Aqara Camera Hub G5 Pro (Wi-Fi)です。
ブランド単位で見ると、同じスマートホーム製品でもかなり性格が違います。
比較項目 | SwitchBot | Aqara |
|---|---|---|
向いている人 | スマートホーム初心者、賃貸、家電操作を楽にしたい人 | Apple Home重視、Zigbee機器を広げたい人、中〜上級者 |
代表ハブ | SwitchBot ハブ3 / ハブ2 | Aqara Hub M2 / Camera Hub G5 Pro |
スマートリモコン | ハブ2・ハブ3が温湿度やMatter連携に対応 | Hub M2が360度赤外線操作とZigbee 3.0に対応 |
セットアップ感 | 家電登録の流れがわかりやすい | プリセット確認などで少しクセがある |
Apple Home連携 | SiriショートカットやMatter経由が中心 | Hub M2はHomeKit対応、G5 ProはApple Home連携が強い |
カーテン自動化 | SwitchBot カーテン3が導入しやすい | Aqara カーテンドライバーE1はAqara環境向け |
カメラ | 見守り用途に使いやすい | Camera Hub G5 Proは防犯カメラ兼ハブとして強い |
拡張性 | 製品数が多く、単品追加しやすい | Zigbeeメッシュで家全体に広げやすい |
おすすめ度 | 迷ったらこちら | 目的が明確ならこちら |
SwitchBotは「これを買えばこの不便が消える」がわかりやすいです。リモコンをまとめる、カーテンを開ける、子どもの様子を見る。目的が生活に近い。
Aqaraは、ハブを中心にセンサーやカメラを組み合わせていく発想です。家全体をネットワークとして作る感じがあります。ここが好きな人にはかなり刺さります。
SwitchBot側は、ハブ3・ハブ2・カーテン3・見守りカメラのように、単品で役割がわかりやすい製品が多いです。
ハブ3は物理ボタンやダイヤル、表示機能があり、スマートリモコンというより家の操作盤に近い立ち位置。ハブ2は価格と機能のバランスがよく、初めてのスマートリモコンとして選びやすいです。
カーテン3は、既存のカーテンレールに取り付けて自動開閉できる製品です。工具不要で、寝室でも使いやすい静音性が強み。両開きカーテンなら2台必要になるので、ここだけは購入前にちゃんと計算した方がいいです。
Aqara側は、Hub M2とCamera Hub G5 Proが軸になります。
Hub M2は赤外線スマートリモコン兼Zigbeeハブで、HomeKit対応を重視する人にはかなり相性がいい製品です。既存記事でも、SwitchBotに慣れているとセットアップで少しクセを感じる一方、環境を整えたあとの拡張性が魅力として整理しています。
Camera Hub G5 Proは、カメラでありながらハブでもある製品です。防犯と見守りを1台で担えるうえ、ZigbeeやThread、Apple Homeなどの連携を含めて、かなり本格派の位置づけです。
最初の導入しやすさでは、SwitchBotの方がわかりやすいです。
SwitchBot ハブ2やハブ3は、赤外線リモコンをまとめて、スマホや音声で操作できるようにする流れが直感的です。家電を登録して、アプリから操作して、必要ならオートメーションを組む。スマートホーム初心者でも「何をしているのか」が見えやすいです。
Aqara Hub M2も赤外線リモコンとして使えますが、既存記事ではエアコン登録時にメーカーを選び、表示されたボタンで反応を確認し、合わなければ別のプリセットを試す流れが少し面倒だったと書いています。
この差はけっこう大きいです。最初の1台でつまずくと、その時点で「もう普通のリモコンでいいか」となりがちなので。
勝者はSwitchBot。特に初めてスマートリモコンを買うなら、ハブ2かハブ3から入る方が失敗しにくいです。

拡張性ではAqaraが強いです。
Aqara Hub M2はZigbee 3.0に対応し、最大128台のAqara Zigbee子機を接続できます。赤外線操作だけでなく、センサーやスイッチを組み合わせて家全体を作っていく前提のハブです。
SwitchBotも製品ラインナップはかなり広く、ハブ、カーテン、ロック、ボット、温湿度計、カメラなどを単品で足していけます。生活の不便を1つずつ潰していくならSwitchBotの方が気楽です。
ただ、家全体をZigbee機器で組んで、Apple Homeや複数センサー連携まで考えるならAqaraの方が伸びしろがあります。反面、何をどう組み合わせるかを考える時間も増えます。
ここはAqaraの勝ち。スマートホームを趣味として育てたい人向けです。

カーテン自動化だけで見ると、SwitchBot カーテン3の方が選びやすいです。
既存記事では、SwitchBot カーテン3は工具不要で取り付けでき、QuietDriftモードの静音性が高く、朝の起床時にカーテンを開ける用途でも気になりにくいと書いています。
実際に使った感想としても、「ちょっとした物音でも気になって起きるタイプでも気づかないくらい静か」とあるので、寝室との相性はかなり良さそうです。
惜しいのは価格の見え方。両開きカーテンを自動化するなら本体が2台必要で、さらに充電を楽にしたいならソーラーパネルも2つ欲しくなります。気づいたら合計金額が伸びます。カーテンは片方だけ自動化しても、なんとなく中途半端なんですよね。
Aqara カーテンドライバーE1もAqara環境の中では候補になりますが、今回参照できた既存記事では体験ベースの記述が少なかったため、ここでは深追いしません。
勝者はSwitchBot カーテン3。カーテン自動化を目的にするなら、まずこちらを基準にしていいです。

カメラ用途では、Aqara Camera Hub G5 Proがかなり強いです。
既存記事では、G5 Proはマットな質感で高級感があり、セットアップは約3分でカメラ映像が見える状態まで進められたと書いています。ナイトビジョンも、部屋の照明を落とした状態で物体をはっきり確認できるレベルだったとのこと。
さらに、防犯カメラでありながらハブ機能も持っています。顔認識、人物、車両、動物、荷物、赤ちゃんの泣き声などの検知に対応し、Apple HomeKit Secure VideoやRTSPにも対応するため、SwitchBotの見守りカメラよりもかなり本格派です。
SwitchBot 見守りカメラは、子育て家庭の見守り用途ではわかりやすく便利です。既存記事でも、寝室に置いて子どもの見守りに使っている文脈がありました。日常の安心を足すならSwitchBotで十分な人も多いはずです。
ただ、防犯とスマートホームハブを兼ねたいならAqara G5 Pro。ここはAqaraの勝ちです。

Apple Homeを中心に使いたいなら、Aqaraの方が気持ちよく組めます。
Aqara Hub M2はHomeKit対応で、Aqaraの子機をApple Home側に出しやすいのが強みです。既存記事でも、HomeKit連携を重視する人に向いていると整理しています。
SwitchBotもMatter対応製品が増えていて、AlexaやGoogle Assistantとの連携は使いやすいです。ハブ3やハブ2を中心に、音声操作やアプリ操作で家電をまとめる用途なら困りにくいです。
ただ、Apple Homeを中心に「全部ホームアプリで見たい」という人は、最初からAqaraを選んだ方が回り道が少ないです。
勝者はAqara。Appleユーザーなら特にこの差が出ます。

SwitchBotは単品追加がしやすいです。ハブを置いて、カーテンを足して、見守りカメラを足して、ロックも気になってくる。
この気軽さはメリットですが、気づいたら製品数が増えます。ハブを複数部屋に置く、カーテンは両開きで2台買う、ソーラーパネルも足す。小さな便利が積み上がって、請求も積み上がります。
Aqaraは、ハブとセンサーとカメラをどう組み合わせるかを考える必要があります。
ハマると強いのですが、最初の1台としては少し硬派です。家電をスマホで操作したいだけなら、Aqara Hub M2のセットアップで少し面倒に感じる場面があるかもしれません。
Aqara Camera Hub G5 Proはかなり高機能です。防犯、見守り、ハブ機能までまとめて担えます。
ただ、子どもの寝室を見たい、ペットの様子を確認したい、くらいならSwitchBot 見守りカメラでも十分です。G5 Proは「防犯もスマートホームの中心も任せたい」人向けです。
用途 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
初めてのスマートホーム | SwitchBot | ハブ2・ハブ3から始めやすく、生活の変化がわかりやすい |
賃貸で少しずつ便利にしたい | SwitchBot | カーテン3や見守りカメラなど、工事不要で足しやすい |
カーテン自動化 | SwitchBot | カーテン3の体験情報が厚く、静音性も寝室向き |
Apple Home中心 | Aqara | Hub M2やG5 ProのHomeKit連携が強い |
防犯カメラ兼ハブ | Aqara | Camera Hub G5 Proがカメラとハブを兼ねられる |
Zigbeeセンサーを増やしたい | Aqara | Zigbee 3.0対応で家全体に広げやすい |
ざっくり言うと、生活の不便を1つずつ消すならSwitchBot。家全体をスマートホームとして設計したいならAqaraです。
SwitchBot vs Aqaraで迷ったら、最初の1台はSwitchBotをおすすめします。
ハブ2やハブ3で家電操作をまとめて、必要に応じてカーテン3や見守りカメラを足していく。この進め方が一番わかりやすいです。賃貸でも始めやすく、失敗しても生活への影響が小さいのがいいところ。
Aqaraは、Apple HomeやZigbeeセンサー、防犯カメラ兼ハブのような目的がはっきりしている人向けです。Hub M2やCamera Hub G5 Proは、きちんと環境を作るほど良さが出ます。
なので結論はこうです。
スマートホームは、最初から完璧に作ろうとすると疲れます。まずはリモコンを1つ減らす。カーテンを朝だけ自動で開ける。子どもの寝室をスマホで見られるようにする。
そのくらいの小さな便利から始めるなら、SwitchBotがちょうどいいです。そこから「もっと家全体を組みたい」と思ったら、Aqaraの出番です。
初めてスマートホーム化するならSwitchBotがおすすめです。ハブ、カーテン、見守りカメラなど単品で役割がわかりやすく、生活の不便を1つずつ減らしやすいです。Apple HomeやZigbee機器を本格的に組みたいならAqaraが向いています。
Apple Home中心ならAqaraの方が相性が良いです。Aqara Hub M2はHomeKit対応で、Aqara Camera Hub G5 ProもApple Home連携を重視する人に向いています。
今回の比較ではSwitchBot カーテン3をおすすめします。工具不要で導入しやすく、QuietDriftモードの静音性も寝室向きです。両開きカーテンでは本体が2台必要になる点だけ注意してください。
防犯カメラ兼スマートホームハブとして使うならAqara Camera Hub G5 Proが強いです。見守り用途だけならSwitchBot 見守りカメラでも十分ですが、防犯、AI検知、Apple Home連携まで求めるならAqaraが向いています。
難しすぎるわけではありませんが、SwitchBotより設計を考える場面が増えます。赤外線家電を手軽に操作したいだけならSwitchBot、ZigbeeセンサーやApple Home連携まで広げたいならAqaraという選び方がわかりやすいです。
この記事の執筆者
AKI
「たった3秒の手間を減らすためなら、3時間のプログラミングも苦にならない」本末転倒なこだわりを持つソフトウェアエンジニアです。
ブログ運営は3年以上、自腹レビュー記事は累計200本超。
究極の怠惰を手に入れるために、年間50本以上のペースでガジェットを買い漁り、特にSwitchBot製品はほぼ全種類コンプリートして検証済みです。
エンジニア視点で徹底的に使い倒して見つけた「説明書には載っていない便利な活用法」を共有します。