TOP> 【Arlo Pro 5S 2Kレビュー】超鮮明に映るコードレスな見守りカメラ
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2025-03-22介護や子守り、防犯用として家庭用の小型見守りカメラの需要が年々ましています。数千円で購入できる簡易的なものから、数万円もする高性能カメラまで幅広く存在し、どれを購入すればよいか迷ってしまう方も多いと思います。
そこで今回は「Arlo Pro 5S 2K」という見守りカメラを手に入れたので、試しに使ってみての感想を紹介します。数ある見守りカメラの参考として検討してもらえると嬉しいです。
価格(2025年3月時点) | ¥19,900 |
---|---|
カラーバリエーション | ホワイト |
接続技術 | ワイヤレス |
屋内 / 屋外使用 | 両方使用可能 |
対応デバイス | タブレット、アレクサ、スマートフォン |
電源 | バッテリー式 |
接続プロトコル | Wi-Fi |
コントローラーの種類 | IFTTT、Amazon Alexa、Android、Googleアシスタント |
大きさ | 8.9 × 5.2 × 7.8cm |
重さ | 550g |
設置タイプ | ねじ込み |
視野角 | 160度 |
暗視範囲 | 7.6m |
ビデオ解像度 | 1440p |
防水 | あり |
屋内では見守りカメラとして、屋外ではセキュリティーカメラとして活用できる汎用性の高いカメラです。重さ的に少々ずっしりとした感じですが、屋外も想定するとなると、このくらいないと荒天時に安定せず、使えなくなってしまいます。
視野角が160度あるため屋内ではほぼ全域、屋外でも監視対象領域はほぼカバーできる広さです。暗視範囲も7.6mありますし、アプリの設定ではありますが人の動きに感知して照明を自動点灯できるため、見えなくなるということは基本的にありません。ビデオ解像度は1440pもあるので、かなり鮮明に見える仕様です。
広範囲の視野で解像度も高水準ではありますが、この手の製品は大抵ズームすると画質が劣化するというのが常です。名前の通り、Arlo Pro 5S 2Kは2K HDRであるため、全画像を最大12倍ズームしても顔の表情やナンバープレート等が鮮明に見える高精度カメラを内蔵しています。
気になる動作や手に持っているもの、挙動不審な時の顔の表情等、カメラで確認したいことはいつもこのような細部であるため、ここがはっきり映し出されるのは良い点です。
フル充電で役8ヶ月稼働するという優れものです。
また、2.4Ghzと5GhzのWi-Fiに対応し、より強いネットワークに自動的に接続するデュアルバンドWi-Fiシステムを採用しているため、簡単にオフラインになってしまうこともありません。
加えて、屋外も想定しているため、あらゆる天候に耐えられる設計になっています。猛暑日や雪の日でも簡単に壊れる心配なく使えます。
ということで実際に手に入れてしばらく使ってみました。まずは全体像把握ということで正面と表面の写真です。かなりずっしりしているのが伝わると思います。
こちらは付属品です。組み立ててしまいましたが本体につけるスタンドと、スタンド固定のためのネジ、充電ケーブル、バッテリーです。バッテリーは個別でも販売しているため、複数持っておくと1年中カメラを止めることなく使うことが可能です。
本体側面です。充電ケーブルはマグネット式なのですが、その横に丸いボタンがあります。ここを押すとカバーが外れ、電池を入れる場所が出現します。
App SotreかGoogle Playでアプリをダウンロード後に、対象製品を選択していきます。今回はカメラ→Proシリーズ→Pro 5Sと選択していきます。
次にWi-Fiの設定画面が出てきます。接続先のWi-Fiを設定後、本体に電池を入れて起動状態にします。
三分割にすると本体内部に起動ボタンがあるため、長押しすると青く点滅します。その後、アプリの「続ける」をタップするとQRコードが現れ、カメラに読み込ませるとアプリがカメラを検出し、セットアップ完了です。
そしてこの製品のセットアップにおいて一番優れているのはコードレスだということです。つけたい場所さえ決めれば複雑な配線や見栄えを気にする必要は一切ないため、本当にすぐに使えます。
プライバシーの観点で全ては公開できませんが、アプリ画面を一部公開します。まずダッシュボードでは、セットしたカメラのそれぞれの状況を確認することができます。
実際に開くと、そのカメラが写している現在の映像と、動作検知をした時の様子がフィード形式で出てきます。ここでは照明を手動操作やその場面の撮影、録画、音声通話ができます。
また、緊急時オプションはいわゆる警報音で、画面越しで不測の事態が発生した際に音を鳴らせる機能です。危機の知らせにもなりますし、相手に対する威嚇にもなります。
無料でも十分に使えますが、課金することで解放される機能が広がります。下記に表としてまとめます。
Plusプラン | Basicプラン | |
---|---|---|
月額 | ¥1,780 | ¥1,150(台数無制限)or ¥580(一台) |
デバイス台数無制限 | ○ | △(課金額による) |
直近30日間のビデオ履歴 | ○ | ○ |
スマートアクティビティゾーン | ○ | ○ |
優先ケア | ○ | ○ |
荷物の検知 | ○ | × |
火災検知 | ○ | × |
人物認識 | ○ | × |
乗り物認識 | ○ | × |
動物の検知 | ○ | × |
カスタム検知 | ○ | × |
音声検知 | ○ | × |
写真の通り、スタンドが小さいため自重に耐えられずに前に倒れてしまう欠点があります。どちらかというと、スタンドというより壁に設置するためのアタッチメントというのが正しい表現かもしれません。つまり、この製品は壁掛けが前提になってしまうということです。両面テープでも落ちてしまうため、壁に穴を開けるしかないのですが、賃貸の方は基本的に難しいため、屋内で使う場合は本体をそのまま直置きするしかありません。ただ、その場合は角度調整が難しくなるため、視認範囲が限定されるというデメリットがあります。
以上のような特徴を持った「Arlo Pro 5S 2K」ですが、個人的にはこんな人におすすめと言えます。
機能面では申し分ないですが、インテリアとしてはかなり無骨で存在感のある製品です。性能はかなり削ぎ落とされますが、最低限の機能で家のどこでも溶け込める小型カメラの方が良い方は、AmazonのRing Indoor Camという製品があるので、併せて検討してみてください。詳細は下記の記事です。
【Ring Indoor Camレビュー】Amazon製見守りカメラの性能とは?
今回は「Arlo Pro 5S 2K」の紹介をしてみました。機能面では申し分なく、アプリの操作も直感で行えるため、製品のクオリティーは非常に高いです。うまく活用して、より安全で快適な空間づくりをしてみましょう。