TOP> 【CMF Budsをレビュー】実はBuds Proよりも高音質って知ってた?
ワイヤレスイヤホン
2025-03-23新進気鋭のガジェットブランド「Nothing」のサブブランド「cmf by NOTHING」。
Nothingよりは低価格帯のワイヤレスイヤホンやスマートウォッチを展開しています。
ワイヤレスイヤホンは「Buds」と「Buds Pro」「Buds Pro 2」の3製品が展開されているのですが、今回は「Buds」を購入したので、他の2製品と比較しながらも、その使用感をお届けしたいと思います。
Buds | Buds Pro | Buds Pro 2 | |
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価格(2024年7月時点) | ¥6,600 | ¥7,850 | ¥11,000 |
カラーバリエーション | オレンジ・ダークグレー・ライドグレー | オレンジ・ダークグレー・ライドグレー | オレンジ・ダークグレー・ライトグレー・ブルー |
サイズ | 54.7 × 54.7 × 22.9mm | 58 × 58 × 24mm | 53.4 × 53.4 × 23mm |
重さ | 52.8g | 54.5g | 55.8g |
ノイズキャンセリング | 強度:最大 42dB | 強度:最大45dB | 強度:最大 50dB |
対応コーデック | AAC・SBC | AAC・SBC | AAC・SBC・LDAC |
再生可能時間 | ANC をオフにして再生:35.5h / 8h(単体 / ケース込み) | ANC をオフにして再生:39h / 11h(単体 / ケース込み) | ANC をオフにして再生:43h / 11h(単体 / ケース込み) |
ドライバー | カスタム12.4mmダイナミックドライバー | カスタム10mmダイナミックドライバー | 11mmバスドライバー + 6mmマイクロプラナーツイーター |
充電時間 | 10分間の充電で最長4.3時間再生可能 | 10分間の充電で最長2.8時間再生可能 | 10分間の充電で最長6時間再生可能 |
ワイヤレス充電 | × | × | × |
ChatGPT搭載 | × | × | ◯ |
マルチ接続 | ◯ | × | ◯ |
CMFのワイヤレスイヤホンは現在、「Buds」「Buds Pro」「Buds Pro 2」の3製品が展開されており、製品名だけ聞くと、BudsはBuds Proの下位モデルと勘違いしそうですが、スペック表を見ると分かる通り、いくつかの項目においてはBudsに軍配が上がります。
例えば、Buds Proのドライバーが10mmダイナミックドライバーなのに対し、Budsの方では、12.4mmのダイナミックドライバーが搭載されています。
「Ultra Bassテクノロジー2.0」「Dirac Opteo補正テクノロジー」といった音質を改善・調整できる機能も加わっており、音質面でいうとBudsの方が優れていると言えるでしょう。
ちなみにBuds Proに関しては過去にレビュー記事を公開しているので、興味のある方はこちらもご覧ください。
【CMF Buds Proをレビュー】Nothingから出た才色兼備なイヤホン
Buds Proではマルチ接続に対応していないのですが、Budsではマルチ接続、厳密にはデュアル接続に対応しているため、同時に2台のデバイスに接続することができます。ここがマスト要件な方は、Buds ProではなくBudsもしくは少し予算を足してBuds Pro 2という選択肢になるでしょう。
BudsとBuds Proは価格的には1,000円ほどしか差がないのですが、Buds Pro 2となると、Buds Proより4,000円ほど上の価格帯になっているため、ほとんどのスペックが2製品を上回っています。
重さ・大きさ | 3モデルともほぼ変わらず(Buds Proは円柱形) |
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ノイキャン性能 | Buds Pro 2 > Buds Pro > Buds |
音質 | Buds Pro 2 > Buds > Buds Pro |
バッテリー | Buds Pro 2 > Buds Pro > Buds |
また、Buds Pro 2は今注目のChatGPTも搭載されているため、それだけでも+4,000円払う価値はありそうです。
今回はBudsを購入してリモートワーク用のワイヤレスイヤホンとして数週間使ってみました。
実際の製品の質感や細かいデザインはこちらの動画をご覧ください。
個人的にはNothing特有の独特なイヤホンケースの形状や、イヤホンを収納する凹みのポジションなどが好みです。
今回は思い切ってオレンジのカラーを選択してみたのですが、意外と扱いやすく、目立つ色なので家の中で無くしたとしてもすぐに見つけることができそうです。
また、ケースには謎の回転するアルミ素材のパーツが付いているのですが、これはストラップホルダーになっているそうです。ストラップ自体は本製品に付属していないので、自身で調達してリュックなどに引っかけると、移動中でもわざわざ取り出す手間を省いてイヤホンを装着できそうです。このあたりはNothingらしさがでたユニークなデザインだなと感心しました。
Nothing Xという専用アプリがあるのですが、そこからイコライジングなどに加えて「ULTRA BASS」の設定が可能になっています。1~5段階までで設定することができるので、音楽鑑賞を低音強めで楽しみたい方は嬉しい機能です。
Amazonや楽天のレビューでも、この価格に対しては十分すぎる音質と評価しているレビューも多く確認できました。
やはり6,600円で提供されている、かつ、音質もかなりのハイクオリティを実現しているということもあって、ケースに関してはやや安っぽいような素材に見えます。
個人的には、Soundcore P40iのようなマットな素材が好みではあるのですが、CMF Budsはどちらかというとサラサラしたプラスチック(正確な素材情報は見つけることができませんでした)のような見た目をしています。
上記のような特長を持つ「CMF Buds」は以下のようなニーズを持つ人におすすめな製品と言えます。
本記事では、CMF Budsの使用感をお届けしました。
Nothingは昨今日本でのマーケティングにかなり注力しており、今後より多くの製品が展開されていくことが予想されます。
Nothingのエントリーモデルとしてこちらを試してみて、ぜひ今後の動向をチェックしていきましょう。