QOLを高めるためのプロダクトレビュー&リサーチブログ。「忙しい」から解放されるために投資するべきアイテムをハード/ソフト関わらずご紹介。

【CMF Budsをレビュー】実はBuds Proよりも高音質って知ってた?

【CMF Budsをレビュー】実はBuds Proよりも高音質って知ってた?のサムネイル

CONTENTS

  • CMF Budsの基本スペック(と他製品との比較)
  • 低価格でも手触り感の良い洗練されたフォルム
  • 1万円以下のワイヤレスイヤホンではトップレベルの音質
  • ケース素材はややチープ感がある
  • CMF Budsはこんな人にオススメ

新進気鋭のガジェットブランド「Nothing」のサブブランド「cmf by NOTHING」。

Nothingよりは低価格帯のワイヤレスイヤホンやスマートウォッチを展開しています。

ワイヤレスイヤホンは「Buds」と「Buds Pro」「Buds Pro 2」の3製品が展開されているのですが、今回は「Buds」を購入したので、他の2製品と比較しながらも、その使用感をお届けしたいと思います。

CMF Budsの基本スペック(と他製品との比較)

CMF Budsの商品画像

CMF Buds

Buds

Buds Pro

Buds Pro 2

価格(2024年7月時点)

¥6,600

¥7,850

¥11,000

カラーバリエーション

オレンジ・ダークグレー・ライドグレー

オレンジ・ダークグレー・ライドグレー

オレンジ・ダークグレー・ライトグレー・ブルー

サイズ

54.7 × 54.7 × 22.9mm

58 × 58 × 24mm

53.4 × 53.4 × 23mm

重さ

52.8g

54.5g

55.8g

ノイズキャンセリング

強度:最大 42dB
周波数域:2900 Hz
外音取り込みモード:あり

強度:最大45dB
周波数域:5000Hz
外音取り込みモード:あり

強度:最大 50dB
周波数域:5000Hz
外音取り込みモード:あり

対応コーデック

AAC・SBC

AAC・SBC

AAC・SBC・LDAC

再生可能時間

ANC をオフにして再生:35.5h / 8h(単体 / ケース込み)

ANC をオンにして再生 or 外音取り込みモード:24h / 5.6h(単体 / ケース込み)

ANC をオフにして再生:39h / 11h(単体 / ケース込み)

ANC をオンにして再生 or 外音取り込みモード:22h / 6.5h(単体 / ケース込み)

ANC をオフにして再生:43h / 11h(単体 / ケース込み)

ANC をオンにして再生 or 外音取り込みモード:26h / 6.5h(単体 / ケース込み)

ドライバー

カスタム12.4mmダイナミックドライバー

カスタム10mmダイナミックドライバー

11mmバスドライバー + 6mmマイクロプラナーツイーター

充電時間

10分間の充電で最長4.3時間再生可能

10分間の充電で最長2.8時間再生可能

10分間の充電で最長6時間再生可能

ワイヤレス充電

×

×

×

ChatGPT搭載

×

×

マルチ接続

×

Buds Proの下位モデルと思ったら大間違い

CMFのワイヤレスイヤホンは現在、「Buds」「Buds Pro」「Buds Pro 2」の3製品が展開されており、製品名だけ聞くと、BudsはBuds Proの下位モデルと勘違いしそうですが、スペック表を見ると分かる通り、いくつかの項目においてはBudsに軍配が上がります。

例えば、Buds Proのドライバーが10mmダイナミックドライバーなのに対し、Budsの方では、12.4mmのダイナミックドライバーが搭載されています。

「Ultra Bassテクノロジー2.0」「Dirac Opteo補正テクノロジー」といった音質を改善・調整できる機能も加わっており、音質面でいうとBudsの方が優れていると言えるでしょう。

ちなみにBuds Proに関しては過去にレビュー記事を公開しているので、興味のある方はこちらもご覧ください。

【CMF Buds Proをレビュー】Nothingから出た才色兼備なイヤホン

実はマルチ接続も対応している

Buds Proではマルチ接続に対応していないのですが、Budsではマルチ接続、厳密にはデュアル接続に対応しているため、同時に2台のデバイスに接続することができます。ここがマスト要件な方は、Buds ProではなくBudsもしくは少し予算を足してBuds Pro 2という選択肢になるでしょう。

さすがにBuds Pro 2はほとんどの比較で最上位

BudsとBuds Proは価格的には1,000円ほどしか差がないのですが、Buds Pro 2となると、Buds Proより4,000円ほど上の価格帯になっているため、ほとんどのスペックが2製品を上回っています。

重さ・大きさ

3モデルともほぼ変わらず(Buds Proは円柱形)

ノイキャン性能

Buds Pro 2 > Buds Pro > Buds

音質

Buds Pro 2 > Buds > Buds Pro

バッテリー

Buds Pro 2 > Buds Pro > Buds

また、Buds Pro 2は今注目のChatGPTも搭載されているため、それだけでも+4,000円払う価値はありそうです。

低価格でも手触り感の良い洗練されたフォルム

今回はBudsを購入してリモートワーク用のワイヤレスイヤホンとして数週間使ってみました。

実際の製品の質感や細かいデザインはこちらの動画をご覧ください。

個人的にはNothing特有の独特なイヤホンケースの形状や、イヤホンを収納する凹みのポジションなどが好みです。

今回は思い切ってオレンジのカラーを選択してみたのですが、意外と扱いやすく、目立つ色なので家の中で無くしたとしてもすぐに見つけることができそうです。

CMF Buds ケース開いた状態
CMF Buds 上から

また、ケースには謎の回転するアルミ素材のパーツが付いているのですが、これはストラップホルダーになっているそうです。ストラップ自体は本製品に付属していないので、自身で調達してリュックなどに引っかけると、移動中でもわざわざ取り出す手間を省いてイヤホンを装着できそうです。このあたりはNothingらしさがでたユニークなデザインだなと感心しました。

CMF Buds 斜めから

1万円以下のワイヤレスイヤホンではトップレベルの音質

Nothing Xという専用アプリがあるのですが、そこからイコライジングなどに加えて「ULTRA BASS」の設定が可能になっています。1~5段階までで設定することができるので、音楽鑑賞を低音強めで楽しみたい方は嬉しい機能です。

NothingXのアプリ画面

Amazonや楽天のレビューでも、この価格に対しては十分すぎる音質と評価しているレビューも多く確認できました。

ケース素材はややチープ感がある

やはり6,600円で提供されている、かつ、音質もかなりのハイクオリティを実現しているということもあって、ケースに関してはやや安っぽいような素材に見えます。

個人的には、Soundcore P40iのようなマットな素材が好みではあるのですが、CMF Budsはどちらかというとサラサラしたプラスチック(正確な素材情報は見つけることができませんでした)のような見た目をしています。

CMF Budsはこんな人にオススメ

上記のような特長を持つ「CMF Buds」は以下のようなニーズを持つ人におすすめな製品と言えます。

  • 1万円以下の予算で、最高レベルの音質を追求したワイヤレスが欲しい人
  • 装着していると周りに「お!」と思われるおしゃれなワイヤレスイヤホンが欲しい人

本記事では、CMF Budsの使用感をお届けしました。

Nothingは昨今日本でのマーケティングにかなり注力しており、今後より多くの製品が展開されていくことが予想されます。

Nothingのエントリーモデルとしてこちらを試してみて、ぜひ今後の動向をチェックしていきましょう。

CMF Budsの商品画像

CMF Buds