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【Lofree Edgeをレビュー】超軽量かつ薄型のハイエンドキーボード

キーボード

2024-08-10
【Lofree Edgeをレビュー】超軽量かつ薄型のハイエンドキーボードのサムネイル

CONTENTS

  • Lofree Edgeの基本スペック
  • Apple製品を彷彿させる高級感のある質感
  • 十分オフィスでも利用できるくらいの静音スイッチ
  • カーボンファイバーを再利用したキーボードスタンドが地味に嬉しい
  • キーキャップフォントは好き嫌い分かれるかも?
  • Lofree Edgeはこんな人にオススメ

「中国のシリコンバレー」とも呼ばれる深圳発のブランド「Lofree」。レトロなデザインが魅力のメカニカルキーボードやキーキャップ、マウスなどを提供しています。

今回は、そんなLofreeからでたキーボード「Lofree Edge」をご提供いただいたので、その特徴や実際に数ヶ月ほど使ってみた使用感などをお届けします。

Lofree Edgeの基本スペック

カラーバリエーション

Metalicシルバー / Volcanoグレー

レイアウト

75%レイアウト

接続方法

Bluetooth, Type-C有線

バッテリー

2000mAh

重さ

485g

大きさ

318 × 154 × 15mm

対応OS

Windows, Android, macOS, iPadOS, iOS

端子

Type-C

対応ファームウェア

Lofree Configurator(Mac未対応)

ホットスワップ対応

なし

Lofree史上最も薄く、最も軽いキーボード

キーボード前面にはカーボンファイバー、背面にはマグネシウム合金を利用することで、軽量かつ高強度なボディになっています。また使用している素材だけではなく、特に背面のデザインは蜂の巣上に穴が空いており、デザイン性と軽量化を両立した製造がこのキーボードの1つの魅力になっていると言えます。

Lofree Edge 薄さ
公式サイトより

一般的なキーボードであれば500g台であればかなり軽い部類に入ると思いますが、485gまで削ぎ落としているあたりはLofreeの本気を感じる製品だと思います。

前モデルから進化したKailhのキースイッチ

キースイッチは「Kailh POMスイッチ 2.0」が採用されており、前モデル「Lofree Flow」でもこのPOMスイッチは採用されていたのですが、今モデルではそれがバージョン2.0にアップグレードすることで、押し込みの深さが2.8mmから2.4mmに圧縮されました。

POMスイッチの説明
公式サイトより

一般的にPOMスイッチはスイッチ全体にポリアセタール(POM)素材を使用しており、滑らかで摩擦が少なく、耐久性が高いことで知られています。

キースイッチの基本に関してはこちらの記事で解説しているので興味のある方はご覧ください。

キーボードの「軸(キースイッチ)」って何?代表的な種類と特徴を解説!

Apple製品を彷彿させる高級感のある質感

ここからは実際に使ってみた感想をお伝えします。まず見た目の第一印象ですが、やはりそれなりに価格もすることもあり、かなり洗練されたデザインになっています。

Lofree Edge前面
Lofree Edge背面
Lofree Edge側面1
Lofree Edge側面2

実際、公式Webサイトでも比較されている通り、AppleのMacbook Airと同程度の薄さを目指しているようで、それに伴い全体的な雰囲気も、Apple製品が醸し出す、無駄なものが省かれた高級感があります。それはキーボード背面だけを見るとApple製品と勘違いしてもおかしくないほどです。

実は背面は遠目で見ると、「LOFREE」というロゴが見えてくるのも、Lofreeブランドのこだわりが感じられて愛着が沸きます。

十分オフィスでも利用できるくらいの静音スイッチ

実際の打鍵音はこちらの動画をご覧ください。

ロープロファイル(高さの低いキースイッチ)ではありますが、打鍵感の軽い「カチャカチャ」という感じではなく、しっかりと打鍵感のあるキースイッチのように感じました。

打鍵音としてはめちゃめちゃ静音!というわけではないですが、十分オフィスでも利用できるくらいの静音だと思います。

ボディが死ぬほど軽量なので、オフィスと自宅でハイブリッドに働かれている方は、持ち運びに嬉しいキーボードだとも言えます。

カーボンファイバーを再利用したキーボードスタンドが地味に嬉しい

Lofree Edgeには、おまけ的な感じで、生産時に余ったカーボンファイバーパネルを組み立て式のキーボードスタンドとしてパッケージに同封してくれています。

Amazonで「キーボード スタンド」と検索しても以外と良い製品が見つからないし、わざわざ買うものでもなかったりするので、これは個人的にはかなり嬉しかったです。

キーキャップフォントは好き嫌い分かれるかも?

一方で個人的に少し違和感を感じたのは、キーキャップのフォントです。個人的にはミニマルであまりクセのないフォントが好みなのですが、Lofree Edgeのキーキャップフォントは上下からプレスで押しつぶされたような横長なフォントになっています。

Lofree Edgeキーキャップフォント

Lofree Edgeはこんな人にオススメ

Lofree EdgeはLofreeの技術やこだわりが詰まった玄人向けのキーボードと言えるかもしれません。「少し予算を高くしても良いから良質なキーボードが欲しい」という方にはニーズを満たせるような製品になっています。

正直、高級キーボードの定番であるHHKBが大体35,000円ほどなので、それを1万円程度上回る価格設定はかなり攻めてるなーという印象でしたが、今後どのように市場に受け入れられていくかは注目です。


本記事ではLofreeの超軽量型キーボードEdgeについてご紹介しました。

実際に数ヶ月使ってみて、全体的にかなり完成度の高いキーボードだと感じることができました。7月末までは予約販売のみの受付となっており、8月以降で一般発売が開始されるようです。

本サイトでも一般発売が開始され次第、記事をアップデートする予定ですが、最新の情報は公式サイトをご覧ください。