TOP> チューナーレステレビの注意点!デメリットと対策まとめ
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2025-03-22NetflixやYouTubeなどの動画配信サービスの普及に伴い、チューナーレステレビが家電市場において存在感を高めています。
大画面でスタイリッシュなデザイン、そしてNHK受信料を支払う必要がなくなる利便性もその人気に一役買っています。
このように注目を集めるチューナーレステレビについて、愛用している僕の視点を交えながら購入を検討する上で注意点するべきポイントを解説していきたいと思います。
チューナーレステレビとは、地上波放送、BS(放送衛星)、CS(通信衛星)デジタル放送を受信するために不可欠なチューナーを内蔵していないテレビのことです。
その代わりに、Wi-Fiなどのネットワークに接続し、YouTubeやNetflixといった動画配信サービスを大画面で楽しむことに特化しています。
多くのチューナーレステレビには、Google TVなどのスマートTVが搭載されており、単体で上記のような様々なインターネットコンテンツへのアクセスが可能です。
チューナーを内蔵していないため、これらの放送を直接受信してリアルタイムで視聴することはできません 。ニュースやスポーツ中継など、リアルタイムで見たい番組がある場合は不向きです。
ただし、TVerのように地上波番組を配信するサービスもあるため、チューナーレステレビにして地上波番組が全く見れなくなるといったことはありません。
動画配信サービスなどのスマート機能を利用するためには、安定したインターネット接続が不可欠です 。インターネット環境がない場合、モニターとしてしか利用できません。
インターネット回線の契約費用や、動画配信サービスのサブスクリプション料金が別途必要になる場合があります 。コスト面での計算が従来のテレビと異なります。
一般的に、チューナーレステレビには録画機能が搭載されていません 。番組を録画して後で視聴したい場合は、別途録画機器を用意する必要があります。
(正直な話、今の時代に録画機能マストの人たちは少数派だと思いますが)
インターネットに接続されているため、ウイルス感染や個人情報漏洩、遠隔操作などのセキュリティリスクが伴う可能性があります 。常に最新のOSを使用し、セキュリティ対策を行う必要があります。
格安のチューナーレステレビも多く出回っていますが、ハードウェア自体の性能も低い場合があります。例えばコールドスタート時の起動時間が1分くらいかかる製品もあります。
個人的には、いくら従来のテレビと比べて安価と言えど、上位モデルを軸に検討する方が満足度は高いと思います。(言い換えると後悔することが少ない)
普段、地上波放送やBS/CS放送をどの程度視聴しているかを検討しましょう 。主に動画配信サービスを利用している場合は、チューナーレステレビが適していると思います。
安定したインターネット回線が利用できる環境にあるかを確認しましょう 。Wi-Fiの電波強度なども考慮する必要があります。
インターネット回線費や動画配信サービスの利用料金など、本体価格以外にかかる費用を考慮に入れましょう。
部屋の広さや視聴距離に合わせて、適切な画面サイズと解像度(HD、フルHD、4K)を選びましょう。
利用したい動画配信サービスに対応しているか、プリインストールされているかなどを確認しましょう。GoogleアシスタントやAlexaなどの音声アシスタント機能の有無も確認すると便利です。
インターネット接続によるセキュリティリスクを理解し、適切な対策を検討しましょう。
安価すぎるものだとスペック不足で数年後に後悔する可能性もあるため、基本的にチューナーレステレビの中でも上位モデルに位置付けられている製品を厳選しました。
スペックを比較すると次の通り。前述までの注意点を照らし合わせて参考にしてもらえると良いかなと思います。
※テレビは複数サイズが展開されていることが多いので、比較しやすいように55インチで厳選しています。(これ以上大きいと設置できない方も増えてくるだろうし、これ以下のサイズだと値段的に下がるだけなのでどんな方もイメージしやすいはず)
Xiaomi TV S Mini LED | TCL 55V型 55QM8B | ORION GL551UA | |
---|---|---|---|
価格(2025年3月時点) | ¥84,800 | ¥109,800 | ¥59,800 |
大きさ | 1226 × 311 × 767mm | 1224 × 302 × 770mm | 122.6 × 277 × 76.7mm |
重さ | 約12.8kg | 約19.3kg | 約11.2kg |
接続方式 | Bluetooth、Wi-Fi、有線LAN | Bluetooth、Wi-Fi、有線LAN | Bluetooth、Wi-Fi、有線LAN |
インターフェイス | HDMI、USB、イーサネット | HDMI、USB、イーサネット | HDMI、USB、イーサネット |
ディスプレイタイプ | QD-Mini LED 液晶 | QD-Mini LED 液晶 | 液晶 |
解像度 | 4K(3,840 × 2,160) | 4K(3,840 × 2,160) | 4K(3,840 × 2,160) |
リフレッシュレート | 144Hz | 144Hz | 60Hz |
スピーカー | Dolby Atmos対応ステレオ | Dolby Atmos対応ステレオ | Dolby Atmos対応ステレオ |
OS | Google TV | Google TV | Google TV |
最先端のMini LEDディスプレイ技術と高速処理能力を備えたスマートテレビです。Google TVを搭載し、Netflix、Prime Video、YouTubeなど豊富なストリーミングサービスに対応します。
映像面では、308の独立した調光ゾーンを持つMini LEDディスプレイが、細やかな明るさ制御と高コントラストを実現し、ハロー現象を抑制。144Hzの高速リフレッシュレートは、動きの速い映像も滑らかに再現し、映画やゲームを臨場感たっぷりに楽しめます。
スマートフォンとの連携も強化されており、iPhoneとAndroidの両方に対応するスクリーンシェア機能で、写真や動画を大画面で共有可能。高速Wi-Fi 6により、動画のダウンロードやストリーミングもストレスなく、オンラインゲームも快適にプレイできます。
実は僕が愛用しているチューナーレステレビです。詳しい解説は以下の記事にまとめているので、合わせてチェックしてみてください。
Xiaomi TV S Mini LEDレビュー!8万円で買える高性能TV
量子ドットMiniLED技術による卓越した高画質が特徴です。10億色の色彩表現と高い色精度、そして100,000時間の長寿命発色保証により、リアルで鮮やかな映像美を実現しています。
映像処理にはAiPQ プロセッサー 3.0が搭載され、あらゆる映像を最適化します。120Hzの高速パネルとゲームモード、AMD FreeSync Premium Pro対応により、ゲーム体験も滑らかで快適です。
Google TV搭載で豊富なコンテンツにアクセスでき、Airplay 2やクロームキャストも内蔵。AlexaやGoogleアシスタントによる音声操作も可能です。ONKYO 2.1ch Hi-Fi システム、Dolby Atoms、DTS Virtual:Xによる高音質も魅力で、映像と音の両方で高い没入感を提供します。
上述のハイスペックなチューナーレステレビよりも性能は若干劣りますが、豊富な動画配信サービスを楽しむことができ、必要十分な映像美を提供します。
Dolby VisionとDolby Atmosに対応し、高画質・高音質を実現しています。画面サイズは55インチ、4K解像度、音声出力は10W+10W、HDMIおよびUSBポートを複数備えています。上述の2製品と比べて価格も手ごろでかなりコスパの良いチューナーレステレビとなっています。
以上、チューナーレステレビを購入検討する上で注意すべき点とおすすめのチューナーレステレビを厳選してご紹介しました。
「そういえば地上波番組見なくなったな」「ネトフリばかりみてる」という方は、わざわざ見る機会のない受信料を払うよりもその分をサブスク代に充ててチューナーレステレビを楽しんだ方が賢い選択かもしれません。
ぜひ検討してみてください!