TOP> Googleフォームへの回答を自動でSlackに通知する最もカンタンな方法
Googleフォームは、問い合わせフォームやアンケートなどが簡単に作れる便利なサービスです。ただし、回答があった際の通知がGmailでしか受けとれないのが不便なところです。とくに外部からの問い合わせ対応をしているチームは、すぐにメンバーに認知させ、行動をおこしてもらうためにSlackへ通知が来る方が都合が良かったりもします。
そこで本記事では、Googleフォームから送信された回答が瞬時にSlackへ通知される方法をご紹介します。仕組み作りを行ううえで、今回はIFTTT(イフト)というWebサービスをハブにして、GoogleフォームとSlackの連携を行っております。うまく活用して、より効率的な仕組みづくりを行っていきましょう。
IFTTT(イフト)とはWebサービス同士の相互連携が手軽に行えるハブのようなサービスです。
Webサービスですので、通常のアプリは勿論、Wi-Fiと繋がっているIoT機器との連携も可能です。
極端な具体例ですが、X(旧Twitter)と自宅のIoT掃除機を連携させ、『♯掃除して』と投稿することで、自宅のルンバを起動させることも可能となります。
つまり、IFTTTに起動条件となるWebサービスと、それがトリガーとなってアクションを起こすWebサービスの二つを登録することで、相互が連動した仕組みを作り出すことができるようになるのです。今回はこのIFTTTを活用し、Googleフォームの回答内容がSlackに通知される仕組みを作っていきます。ちなみに制限はかかりますが、月額無料のサービスなのですぐに使い始めることが可能です。
それでは実演していきます。用意するものは「Googleフォーム」「Slack」「IFTTT」の3つです。ちなみに、IFTTTは海外発のサービスであるため、サイトは全て英語表記です。しかし、そこまで難しいレベルではないので、高校英語レベルを理解していれば問題なく設定ができるはずです。
これでGoogleフォーム側の準備は完了です。
前項目の続きであるため、間違えないようにしましょう。
これでAppletとして登録され、準備完了です。実際にGoogleフォームで回答をしてみます。
しっかりとセットした内容がDMに通知されていることがわかります。今回は氏名とメールアドレスだけですが、実際はここに電話番号や希望事項等、Googleフォーム上でセットした内容を反映できるので、通知されればチーム内で瞬時に対応することが可能となります。
今回はDMで実演しましたが、Slackのワークスペース内にセットされているチャンネルは全て通知の指定が可能となっています。フォームの内容によって通知先チャンネルを選択し、抜け漏れがないようにすることが可能です。
Slackへの通知タイミングは1時間ごとに行われます。ただし、場合によってはすぐ把握したいときもあるかもしれません。その際には該当するApplet内にある「Check now」ボタンをクリックしてください。その時点での回答内容をSlackへ通知させることが可能です。
今回の方法以外でもGoogleフォームの回答内容をSlackに通知させる方法はいくつか存在します。もっともポピュラーで多くの記事も出ているのが、GAS(Google AppScript)というプログラミング的なものを書いて連携させる方法です。しかし、これを行うにはコードを書く必要があり、一部でもミス記載をするとうまく起動せず管理が手間と、かなり敷居の高い方法です。
よってIFTTTを活用すれば非エンジニアでも簡単かつ短時間でアプリ同士を連携させることができます。
今回はIFTTTを活用し、Googleフォームから送信された回答が瞬時にSlackへ通知される方法をご紹介しました。様々なアプリ同士の連携が当たり前になりつつある昨今において、連携できるツールはうまく活用し、日々の生産性を高めていくことが、良い結果を生み出すための近道なのかもしれないので、是非お試しください。