TOP> 【2023年版】NotionとGoogleカレンダーを連携させる方法
NotionのデータベースをGoogleカレンダーに連携させる方法を調査してみました。2023年3月時点で、Notion公式の連携機能は存在せず、外部サービスを使って連携させるなど、いくつかの選択肢があるようです。
本記事では、その選択肢のご紹介と、それらのメリット・デメリットについてご紹介します。
(各選択肢ごとの具体的な連携方法は、解説されている記事やYouTube動画の紹介にとどめさせていただきます。)
要件として、Notion側から予定を追加・編集する必要はなく、閲覧だけできれば良いということであれば、このオプションが一番簡単です。
ただ、懸念点としては、対象のGoogleカレンダーを「一般公開設定」にする必要があることで、特に会社のアカウントなどであれば、この選択肢は難しそうです。
設定方法としては、Googleカレンダーから埋め込み用のURLを取得するだけなので、2~3分で完了できます。
詳しい方法はこちらからご確認ください。
>> NotionとGoogleカレンダーを連携する方法!メリットと手順を解説
Notion Automationという外部サービス(Notionと名が付いていますが、開発元は別の企業であり、Notion公式のサービスではない)を使うと、NotionとGoogleカレンダーを連携することができます。
これは比較的簡単で10~15分程度でできるのですが、「連携が成功した!」という喜びは束の間、「2-way syncをするには課金をしてください」と表示が出てくるので注意してください。
月額5ドル支払うことで、この機能を有効化することができます。1-way sync(Googleカレンダーの予定をNotionに連携するだけ)で十分という方は、Notion Automationでも良さそうです。
具体的な設定の仕方はこちらからどうぞ。
Makeという自動化ツールを使えば、無料で2-way syncを実現することができそうです。
こちらのデメリットは設定するためのステップ数がそれなりに多いということです。ZapierやIFTTTなどでアプリ連携をしたことがない人なら30分以上はかかってしまうかもしれません。
ソフトウェアエンジニアとして働く僕ですら「結構めんどくさいな・・・」と思ってしまいました。設定方法はこちらの動画で詳しく解説していただいているので、気になる方はこちらからどうぞ。
それぞれのメリットデメリットをまとめると以下のような形になります。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
選択肢1: シンプルな埋め込み | 最も簡単に実現できる | - カレンダーを一般公開にしないといけないためセキュリティ的リスクがある - Notion側から予定の操作はできない |
選択肢2: Notion Automation | 比較的シンプルな設定で2-way syncを実現できる | 月額$5の課金が必要 |
選択肢3: Make | 無料で2-way syncを実現できる | 設定作業のステップが多く大変 |
GoogleカレンダーとNotionを連携させるのは、まだまだ茨の道だということがわかりました。
ご自身の要件に合わせて、以上の選択肢の中から実現方法を検討してみてください。
また、第4の選択肢として、Notion公式の連携機能がリリースされるまで待つというのも1つの手でしょう。記事冒頭でも書いた通り、2022年の3月に「Synced Databases」が発表され、その時点で、NotionとGoogleカレンダー同期のデモが公開されています。
一旦は、GoogleカレンダーもしくはNotion、どちらかでスケジュール管理をし、上記機能のリリース後に連携設定をするというのも良いでしょう。