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「Slido」の使い方を覚えて、会議やセミナーの質疑応答を活性化させよう

2024-06-16
「Slido」の使い方を覚えて、会議やセミナーの質疑応答を活性化させようのサムネイル

CONTENTS

  • Slidoって何?
  • Slidoをおすすめする理由
  • 基本的な使い方

Web会議やオンラインセミナーが一般化してきた昨今、Q&Aセッションはどのようにされていますか?私自身の経験でもありますが、ビデオ会議アプリのチャット機能で質問を集めて回答することが多いと思います。サクッと使えて便利ではありますが、こうしたやり方だとグダグダしがち。

例えば 「チャットのタイムラインが流れてしまい、質問を取りこぼした」「質問内容がテキストとしてに残るので、気軽に質問しづらい…」 といった悩みは誰もが一度は経験されているはずです。

今回はこうした悩みを解決する方法の一つとして、Q&Aやライブ投票などに特化したWebサービス「Slido(スライド)」をご紹介します。質問しやすく管理しやすいスグレモノ。無料で簡単に導入できるので、Web会議やオンラインセミナーを主催することが増えてきたビジネスパーソンの方はぜひお試しください。

Slidoって何?

会議やセミナーでインタラクティブにQ&Aと投票などができるWebサービスです。LINEのようにチャット感覚で質問や投票ができ、Slido上で投稿内容がリアルタイムに反映されるので、ライブ感のあるQ&Aセッションを実現できます。また、匿名投稿も可能なので、周りの目を気にして質問できない方も意見を出しやすい環境を整備することができます。

Slidoってなに
公式トップページより

主な3つの機能をまとめると次の通り。

Audience questions(Q&A機能)

  • 質問をリアルタイムで受付、共有画面に表示
  • 回答する質問投稿を強調
  • 匿名投稿可能
  • 「Like」ボタンで質問に対する共感の意思表示が可能
  • 不適切な質問をフィルタリング

Live Polls(投票機能)

  • 参加者の意見をリアルタイムで収集、共有画面に結果反映
  • (選択式や自由記述、ランキングなど)様々な投票方法を利用可能
  • 投票結果をExcel形式でエクスポート可能

Ideas(アイデアのブレスト機能)

  • トピックを指定してアイデアのブレストを行うことが可能
  • 投稿可能な時間を細かく設定可能
  • 「Like/Dislike」ボタンで他の人がアイデアに対する意思表示が可能

Slidoをおすすめする理由

ビデオ会議アプリやスライド資料に組み込むことができる

ZOOMやWebexのようなビデオ会議アプリ、PowerPointやGoogleスライドのようなプレゼンテーション資料に組み込むことができるので、Slidoを使うために改めて別ブラウザを立ち上げる必要がなく、ストレスなくQ&Aや投票などを実施できます。

私自身、過去にSlidoを導入してオンラインセミナーを実施したことがありますが、Googleスライドに組み込むことで、予想以上に質問が集まり、ライブ感のある有意義なQ&Aセッションになりました。

無料枠でも十分使える

大規模なイベントでなければ、(厳密には参加可能人数が100人まで)無料枠で使えます。普段の会議や社内イベント程度なら、無料枠を超えることはほとんどないはずです。部署やチーム内で試しに使ってみて、大規模なイベントなどで必要になった際に改めて有料プランを検討すればよいと思います。

日本では「NECネッツアイ」が正規代理店を担っているので、日本人オペレーターが丁寧に対応してくれます。料金体系は次の通り。(細かい料金体系は公式ページを確認してください。)

Basic

Internal

Corporate

Enterprise

価格(月額)

¥0

¥11,250

¥15,000

¥30,000

参加可能人数

100人

1000人

1000人

5000人

Q&A

投票

1イベント3つまで

1イベント5つまで

無制限

無制限

ブレーンストーミング

1イベント1つまで

1イベント3つまで

無制限

無制限

アンケート機能

×

×

クイズ

1イベント1つまで

1イベント3つまで

無制限

無制限

自社ロゴ・バナー使用

×

×

アジェンダ共有

×

×

×

シングルサインオン

×

×

×

類似サービスと比較してSlidoの良さって何?

代表的なサービスを表にまとめてみました、結局は「使用者がどういう目的で使いたいのか?」によって変わってくると思います。その上でSlidoの良さは 「インタラクティブにやり取りできる」「他ツールとの連携」「無料枠でも実用に十分耐えられる」 といった点です。

会議やセミナー・イベントを主催するビジネスパーソンの方は、表を参考にして目的に合ったサービスを選んで欲しいです。

サービス名

機能

特徴(Slidoとの違い)

Mentimeter

Q&A、投票、アンケートなどがインタラクティブにできる

機能的にはSlidoと大きく違いはない。他のツールと連携しない場合は、Mentimeterもおすすめ。

Zoom Polling

アンケートや投票ができる

Zoom上でシームレスに利用できる。ホストユーザーにライセンスが付与されている必要がある。

Google Form

アンケートを始めとしたフォーム作成ツール

高いカスタマイズ性とGoogleスプレッドシートを組み合わせた集計能力の高さが強み。

基本的な使い方

Slidoの基本的な使い方をご紹介します。前提として、無料枠かつ利用頻度が一番高そうなQ&A機能を中心に解説したいと思います。

アカウント作成

まずは Slido公式ページ にアクセスしてアカウントを作成しましょう。(画像の通り)任意の情報を入力してすぐに作成することができます。

使い方1
使い方2

SlidoでQ&Aセッションを始める

上記の管理用トップページから「Create Slido」ボタンを選択して、実際に利用する日時(期間でも可)とSlidoの名前を設定します。これで準備OK!

使い方3

下の画像の通り、「Share」ボタンから任意の共有方法(URL・QRコード)を選択し、参加者用のリンクを取得することができます。会議資料に掲載したり、ビデオ会議アプリ上で共有するなりして、周知することができます。

使い方4

さらに、下の画像赤枠の通り、「Present」ボタンから「Present in a new tab」もしくは「Present in fullscreen」を選択すると共有専用の画面が立ち上がり、質問がリアルタイムで表示されます。ビデオ会議アプリ上では、この画面を映すのがおすすめです。

使い方5
使い方6
使い方7

赤枠の「Audience Q&A」を選択すると、Q&Aの管理画面に切り替わります。右側の領域に全ての質問がリストアップされます。各質問を選択すると管理アイコンが表示され、強調したり、回答した質問にチェックを入れてアーカイブすることができます。

使い方8
使い方9

質問する側の画面はどうなっているの?

最後に質問する側(参加者)の画面を見てみましょう。一般的なSNSのコメント欄のようなデザインになっているので、多くの方は操作に困らないはずです。投稿画面の赤枠部分を未入力のまま送信すれば、匿名で質問することもできます。

使い方10

以上が基本的な使い方になります。PCの画像を掲載していますが、スマホやタブレットでも同様の操作が可能です。端末に関係なく利用できるのも良いですね。


会議やセミナーでインタラクティブにQ&Aと投票などができるWebサービス「Slido」のご紹介でした。リアルイベントでも十分活用できるサービスなので、Q&Aセッションでお困りのビジネスパーソンはぜひご検討ください。

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この記事の執筆者

みやちん

31歳ソフトウェアエンジニア。新卒でIBMに入った後、今は都内のIT系の企業で勤務。仕事がら自動化することが好きなので、スマートホーム系のガジェットを愛用してたりします。Xフォローしてもらえると喜びます😊