TOP> 【2024年版】【Slack vs Discord】どちらを選ぶべき?
リモートワークの普及や、それに伴う分散チームの一般化により、仕事や娯楽、教育などの領域で様々なコミュニケーションツールが誕生し、急速に成長してきました。特に仕事においてはSlackが急速に普及し、ビジネス向けに設計されたツールということもあって「使いやすい」という声も多い状況です。
しかし、最近Slackよりもゲームなどの娯楽でよく利用されるチャットツールであるDiscordのほうが、生産効率の向上を見込めビジネスや教育の現場にも適していると、一部で話題になっているようです。
そこで今回は、SlackもDiscordも両方活用中の僕が両サービスの違いを深掘りし、どのようなシーンでどちらを選ぶべきなのかを紹介していきます。
深掘りの前に、両サービスが改めてどのようなものなのか、おさらいを兼ねて記載します。
主にビジネス環境におけるコミュニケーションと協働のためのツールです。個々のチャンネルでの会話を通じて、プロジェクトの協力、情報共有、問題解決などが行えます。
ゲーマーのために作られたコミュニケーションツールで、その目的は友人とのゲームプレイをより楽しく、便利にすることです。直近では、その使いやすさと機能性から、ゲーム以外のコミュニケーションにも広く利用されるようになっています。
両ツールの機能を比較すると下記のようにまとめられます。
Slack | Discord | 補足説明 | |
---|---|---|---|
メッセージ数制限 | 過去90日まで | 制限なし | |
既読機能 | なし | なし | どちらもリアクションで代替 |
検索機能 | ◎ | ○ | Slackではより詳細な検索軸あり |
チャンネルアーカイブ | ○ | △ | Slackは一度削除したチャンネルを復元できる |
通話・ボイスチャット | △ | ○ | Slackは有料プランのみ |
ビデオ通話 | △ | ○ | Slackは複数人での通話が不可 |
他ツールとの連携 | ○ | △ | |
権限管理 | ○ | ◎ | Discordの方がより詳細な権限設定あり |
これを踏まえた上で日々感じていることを記載していきます。
Slackの設計思想はビジネスコミュニケショーンを管理・蓄積することに重きを置いていると感じています。理由は下記です。
チャンネルごとのキーワード検索は勿論のこと、添付資料の検索やピン留め検索、ブックマーク等、情報の検索性はピカイチです。実際に過去に勤めた職場では、わからない単語をSlackで検索すれば、そのやり取りの確認や資料の呼び出し等で使っていたくらいにデータベース化しておりました。情報を貯めて出し入れすることにおいてSlackはかなり使いやすいです。
Slackでは社外メンバーともチャット形式でスムーズにコミュニケーションを取れるよう、チャンネル単位で社外メンバーを招待できるような機能が提供されています。また、退職したメンバーのチャットログも残してくれるというような、ビジネスユースケースに特化した機能が提供されていることが、Slackの特徴の一つであると言えます。
他のビジネスツールと連携し、情報の管理や蓄積に長けているのもSlackの特徴です。挙げだすときりがないですが、例えば下記連携です。
Discordの設計思想はユーザー同士のライブ感あるコミュニケーションに重きを置いており、まるですぐ隣で会話しているかのような体験を提供するように心がけているように感じます。理由は下記です。
画像や動画共有機能、ボイスチャット機能が基本搭載されているため、相手とコミュニケーションを取るうえでの不便はありません。また、音声通話はゲームをしながらでもクリアに聞こえ、複数名で活用しても音声ラグが少ないほど高品質です。また、テキストチャットとボイスチャットは共存可能なため、どんな状況でもやり取りすることが可能です。まさに、同じ空間で一緒に過ごしているかのような体験を得られます。
詳細に権限の管理ができるのも特徴の一つです。チャンネル一つ一つに対し、普通に書き込める人や書き込めない人、読めるだけの人、存在すら知らない人など詳細に設定できます。リアルな友達付き合いとも似たような感覚です。
Slackでもスレッド会話機能はある一方、どのスレッドで会話したかを見失ってしまう課題があります。Discordでは、スレッドに対して名前をつけることができるため、あとから「このスレッドではこの内容について会話してたな」ということが管理しやすくなるというメリットがあります。
上記の通り、Slackはよりビジネスに特化した機能がより多く提供されているのに対して、Discordは、無料枠でより多くの機能を提供しているという特徴があります。
そもそも設計思想が異なるため、どちらに優位があるのかという比較ではなく、活用目的に応じて使い分けるのが良いでしょう。
本記事では、SlackとDiscordの違いについて、あらゆる側面から比較してみました。両ツールの特性を理解し、使いこなすことで日々の生産性を上げていきましょう。